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新ラボ開設に当たって2007年10月26日
新しい「技術論」は百花繚乱!ですが
曰く、クロスメディア、コンタクトポイントデザイン、UGM、WOM、BUZZ、CRM、CSR・・・・
個々には大いに正解ですが。例えば、CRMが、顧客「囲い込み」の方法論と語られていていいのでしょうか?
例えば、CSR(企業の社会的責任)は、「世間受け」の工夫で足りるのでしょうか?例えば、UGMは、上手く使えば思わぬ「クチコミ」が起きて万々歳なのでしょうか?
Web2.0の潮流が警鐘を鳴らして、言わんとしている所は、「新しい手法を探せ!(=How to)」ではなく、「本来の使命を再考せよ!(=What for)」、そして、「マーケティングの姿勢自体を変えよ!」なのではないかと、私は考えます。
原点回帰の「バリューマーケティング」
企業(Brand)本来の使命とは、自社ならではの「価値を創出」し、それを「必要とする人」のところへ、確実に「届ける」こと。そしてその「創出価値」が、社会を豊かにしてゆくこと。(≒Value Marketing)当ラボでは、この「当たり前」を基点に、360°を考えようと思います。
マーケティングは「Flow」から「Asset」へ
今こそ!マーケティングは「Flow」の概念から→「Asset」の概念へ。売るための「仕掛けの繰り返し」から→買われる「構造の構築」へ。その場の市場を分析し、適時の施策を投入し、反応を刈り取る姿勢のマーケティングから、一貫した市場認識のもと、適切な投資を積み重ね、市場を育て共生するマーケティングへ。
そう考えると、例えば・・・・
- 「買わせる工夫」ではなく→「ファンになってもらう」こと。
- 「広告」よりも→「PR」が重要かつ最も有効な情報環境。
- 「売り場が終点」ではなく→「買い場が起点」の発想へ。
- Web2.0は「始まりのサイン」→情報コントロールの「終りの始まり」。
などなどなど、これらは今までも私たちが、広告や販促を「受注する側」の立場で、悶々と考えて来たことだったのですが・・・・
往々にして、異なったオリエンに迎合しても来ました。
振り向けば、マーケティングの「科学」は進化中!
ふと振り向けば、広告代理店など受注側による研究や技術開発とは一線を画し、客観的な科学としての「マーケティング・アカデミズム」が、今、随所に台頭しています。
従来のような、米国の学説翻訳と紹介の域を脱し(もちろん私の悶々などを遥かに超え)、正鵠のマーケティング論が説かれ始めています。
論理的な根拠と検証
企業のマーケティングが、その根底に置くべき「市場認識」と「貫くべき姿勢」。その上で「選択すべき手法」、「実践の順序」と「資源配分の方法」。そしてその「確かな理由」。さらには新たな「効果指標」と「測定方法」の開発。
これらを、純粋に科学的に推論し、大規模な実験・検証のもとに一貫性を持って論じ、プログラムとして提供しようとする、少壮・気鋭の、マーケティング学者・研究者たちが、実際に、企業のマーケティングに参画したいと、胎動し始めています。
マーケティング界の新たな人材
それらはまさに、ビジネスに使えるマーケティング理論であり、マーケティングに使える、新たな人材層の台頭です。そしてそれらは誰よりも先ず、我々実務家こそがしっかりと背景に持つべきバックボーンではないかと、私は近年、注視し、コンタクトを深めて参りました。
当ラボで、私たちが取り組みたいのは、マーケティングの「科学」と「実践」の融合です。 とりわけ、「PR」×「Promotion」のこれからに、新たな可能性を感じています。







