政治と経済に思うこと: 2009年9月アーカイブ
ロシアとの「北方問題」進展に向けて。
ロシアからの親日メッセージに関して、ずっと以前に書いたことがあった。あの当時、ロシア側からは明らかなサインが送られていたようなのだけれど、残念ながらその後の進展は滞った。
日本側の政権の不安定さと、交渉目的の絞り方に一貫性を書いた日本の態度のせいだったのでは?と言うのは僕の私見だ。
北方四島の問題を、北方「領土問題」としていがみ合うのでは「解決」は遠いのではないだろうか?
むしろこの際、日本の北方地域の「発展課題」ととらえて、実のある「進展」を期しての交渉に切り替えてもらいたい。
気のせいか、このところのマスコミは、北方領土問題とは言わずに、北方問題と言っているように思う。/その視点は正しいと思う。
もちろん「領土」の問題が根底にあるが、日本全体に取って、これは「領土」だけの「問題」ではなく、「経済」の「チャンス」であったりもするわけだから、ぜひ前向きな取組でチャンスを開いて欲しいと願う。
ロシア側からは、新政権に対して「我々の世代で解決を」と言うメッセージが既に届いている。ロシア側の言う「我々の世代」とは、プーチン、メドベイゾフ体制のことだろうか、であれば、こちら側は現政権で返して欲しい。
敵は・・・いや失礼、先方には明らかな狙いがある、北方問題の進展と引き換えに、シベリア開発に日本の資本や技術を引き込みたいのだろう。大いに結構!じゃないだろうか・・・。
知床に行かれたことのある方も多いと思う。あそこは・・・ちょっと別世界の感がある異郷だ。美しいと思う。北方の島々もそれに通じるものがあるのかと、小説菜の花の沖など思い出しつつ勝手に想像してしまう。
シベリア鉄道、ウラジオストック、ベオグラードと言った響きも何となくロマンチックだ。
新たな観光ルート開発もよし。北方諸島の経済特区構想もよし。共同開発もよし。実質2/4の返還+日露親密外交で充分な成果じゃないか!
沖縄以来の、興奮が目の前にぶら下がっているのだ!!
鳩山イニシアチブ・・・パンドラの箱。
鳩山新総理が、国連の場で初の演説を行った。
パンドラの箱が開いた。
英語の原稿で、1990年比25%削減の目標を公約すると、拍手が起こった。
自ら「鳩山イニシアチブ」と称した。
これって・・・やっぱり・・・結構・・・僕としては・・・・・拍手の気分なのだけれど・・・みなさんはどう感じて居られるだろう。
良かれ悪しかれ、日本の国益を背負ったサムライを感じたのは・・・佐藤栄作で最後だったと思っている。
その後、近年の日本の総理で、僕が唯一”国際レベル”を感じ得れたのは・・・レーガンの盟友を気取った中曽根さんが最後だった。小泉さんも、ブッシュとキャッチボールなぞして、親しさをアピールはしたけれど・・・・やはり、オリジナリティーやイニシアティブの面では、国際レベルにはほど遠いと感じていた。
他は・・・思い出すことも出来ない。
そして・・・予想外の、歴史的政権交代。
内政より先に訪れた外交デビューの場で「鳩山イニシアチブ」。
僕は、(内容への賛否は別としても) まず、その姿勢”買うべし”と、感じた。
さて内容の方だが、早速、経団連の御手洗さんからは”懸念”の表明だ。
僕は最近まで知らなかったのだけれど・・・CO2の削減責任の問題・・・・(受け売りだけれど)京都議定書でリーダーシップを取っているのかと思いきや、実はニッポンの政財界は、ブッシュ・アメリカと並んで双璧の、実質的抵抗勢力だったそうな(詳細は、只今勉強中なので、的外れだったらごめんなさい)
その受け売りを続ければ、日本の技術と民意が本気になれば、1990年比25%はけっして無謀な数字ではないのだと。また、ニッポンがそのくらいの数字を示して引っ張らないと、途上国の猛烈な開発の時代を迎えるこの地球は、本当に本当に・・・壊れてしまうのだと・・・。
(ECO論議は別な機会に譲ろう)
鳩山さん国際デビューの裏側で、前原国土交通大臣は八つ場ダムを訪れて、住民感情の厳しさに直面した。
他の大臣も、軒並み、現実の壁に激突中だ。
民主党のマニフェストは・・・言わば、日本の政治経済の「パンドラの箱」の一面がある。
個々の事案への賛否はともかくとして、この国の政治の”議論の質”が変わることには、若干以上の期待を感じる。
鳩山新総理就任あいさつに、ちょっぴり拍手。
第93代 内閣総理大臣鳩山由紀夫。
就任あいさつを聞いて感想二つ。
1)そうか・・・アメリカの大統領じゃないから、リーダーのメッセージではないんだよな。まあ、当然か~。
2)真面目な人なんだな・・・本当に。なんだか、ちょっと期待しちゃいそう。
”未知の体験ですから、失敗することもあるかも知れません。国民のみなさまにはご寛容をお願いしたい”と・・・これは・・・少なくとも僕が物心ついて以来の、新首相の記者会見では、はじめて聞いたあいさつで新鮮だった。
ま~、失敗・・・そりゃ~、するだろうなたくさん。
でも、308議席だ。よほどのことがない限り4年は続く政権だ。
育って欲しい。
変えて欲しい。
アメリカとの対等な付き合い。
ぜひ実現につなげて欲しい・・・・ホンネ。
でも、ちょっと・・・経済発展の政策への言及が少ないけど・・・。
あっそうか!
発展!発展!と呪文を唱え続けること自体が、時代にあってないという見方もあるんだった!・・・。
・・・かといって・・・エコとロハスだけじゃ食べて行けないしなぁ~~~~。
民主党、小沢幹事長体制。
民主鳩山代表が、小沢幹事長を発表した。党の人事も一任するとも。
鳩山さんの考えとしては、選挙と国会の運営は、豪腕小沢氏身任せて党勢を高めつつ、政策は、首相の自分を中心にした内閣で完結させるということだろう。党と政府の二元的権力構造はけっして作らないと。
さて、その通り行くだろうかと・・・これは、今回民主に一票を投じた有権者の中でも、不安の多い部分だろう。
数字が示している。民主党内の勢力分布によれば、いわゆる小沢派と目される人数が過半を超えそうな勢いだ。過半数をにぎる幹事長=党のオーナーをいただいて、政策に専念する鳩山内閣・・・のは、何だか少し悲壮感さえ漂ってくる。
霞が関の支配からの脱却。脱官僚の道筋をつける為のさまざまな改革案が聞こえてくる。
各省庁に100人超の政治家を送り込むという。
旧来は、省庁から見て”お客さん扱い”だった、大臣・副大臣を、本当に、省庁のトップに位置付け、補佐の人員も入れて、霞ヶ関に改革の指示を出し続ける。英国に学び、そのような政治と官僚の関係を構築すると。
うううん、それは正しい。
僕は、官僚が100%悪だとは全く思っていない。むしろ、今日の日本の安定を築いたのは、政治に振り回されない官僚たちの脈々とした意思だったのでは?とさえ思う。
本来は権限のある政治家に、多少の生贄は捧げつつ、本来国が必要とする部分を守り抜いてきてくれた一面もあると思う。彼らをワルにしたのは・・・私利私欲が当たり前だった政治家だろう。
マルボウ(ヤクザ対応)の刑事たちが、ヤクザよりヤクザなのと同じようなものかも?
さて本題の小沢体制はどう走るか?
ただ、今回に限っては極端な暴走は無いのではないだろか?
時代が変わった。
国民に見張られている度合いは、以前とは相当に違うのではないだろうか?
マスコミの責任にも、期待するところが大きい。
民主党、藤井裕久氏(77歳)が・・・なかなかいい!!
昨夜以来、マスコミに登場する民主党藤井裕久氏の発言がなかなかいい。
なかなかと言うか・・・結構いい。
民主党はこの藤井氏のマスコミ露出で、相当ポイントを稼げていると思う。
77歳。
細川、羽田内閣の大蔵大臣だから、普通ならご隠居か老害的存在のお歳なのだけれど、民主党税調会長も勤めたこの藤井氏は、TVでのしゃべりでも、言語明解で論旨鮮明、脱官僚の道筋や財源論でもある程度以上の期待を抱かせてくれる。
少なくとも、同年輩の他のお歴々と比べると光って見える。
77歳にもなると、与党にいれば垢にまみれて、守るものばかりが増えている年だろう。
藤井氏は、幸か不幸か十余年野に居た。
だから守るべきものをもっていないのだろう。歯切れがいい。
最後のご奉公で、引退を撤回して比例代表に名を連ねた。
政権が見えてきた中で、経験者が少ない民主党にとって貴重な存在だったのだろう。
新政権で要職に着きそうだ。
嫌でも応でも国民として、向こう4年間付き合わなければいけない民主政権に、ひとつ希望の糸口を見つけた気がする。


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