政治と経済に思うこと: 2008年9月アーカイブ

777$安。

米下院の金融安定化法案否決で、ダウが777$の下げ。

ラッキーセブンの数字がなんとも皮肉で面白い。

2001年9.11のテロ事件を上回る新記録と言う。

ブッシュ共和党の中から大量の造反。国民の税金75兆円を金融機関救済に投じることの是非は大いに論じられるべきだが、それが、選挙をにらんだ議員たちのスタンドプレーの一面もあるとすればいかがなものだろうか。

政府と両党幹部の調整が進んだと思われていた採決での、222対206。

まさかの展開に世界の市場は大混乱。

しばらくはまた、目が離せない。

麻生新内閣発足へ!

僕は、本当に懲りないオプティミストだ。

新首相に指名された麻生太郎が、いつにない真剣な顔つきで、自分で新閣僚名簿を読み上げ、それぞれの閣僚に託したい思いを自分の言葉で語った記者会見を見て・・・ううん、なかなか良いじゃん!!と感じてしまった。

補正予算の審議に民主党は応じるのか?法案は通るのか?通らずに解散か?

そうしたいくつかのシナリオの中で、解散総選挙は何時になるのか?

総選挙で勝つのは、自民か民主か?

読めないと言えばこれほど読めない局面はない。混沌の時代だ。

新聞は何をやっている。今こそ、総選挙になればどちらが勝つのか、アンケート調査くらいやってくれ。

あ、そう言えば今回の新閣僚で気に入らないのが一人。鳩山邦夫だ。

あの失言常習男=そういう意識の人間を、今回のこの危機の時に、閣僚にしなければいけないほど自民党には人材がいないのかなあ?

民主小沢も、シャドウ内閣を正々堂々発表して、政策と内閣の顔ぶれで選挙を戦えばいい。

その方がわかりやすい。

 

 

10月26日?

衆院解散は10月3日。総選挙は10月26日と各紙の報道が喧しいが・・・・はてどうなることやら。

補正予算を通さずに解散でいいのか?その補正予算の内容自体お寒いが・・・。思い出すのは前回の、小泉・郵政改革解散だが、この補正予算案くらいでは、そんなテーマにもなれまい。

果てさて、どんな選挙になるのやら。・・・本当に本当に想像がつかない。

細川政権が誕生した時は・・・確か日本株は上がったように記憶しているが、それもあんな終わり方をしてしまった。爾来、日本の政治は低迷続きだ。

民主小沢氏は、政権獲得に満々の自信?とは言うが、いまひとつ現実感が乏しい。かと言って、自民側にそれを圧倒する迫力があるかといえばこれも、全くない。

自民党の総裁で総理大臣になれなかったただ一人の人は河野洋平。麻生氏は、例え3週間でも、総理にはなれるからまあいいのかな?

いっそ一回、民主党政権になってしまえばいいのか?? その後の政界再編??イヤイヤなんとも想像がつかないのは僕だけか?

アメリカは75兆円の公的資金投入案を議会提出。100年に一度の危機を全力で乗り切るという。ブッシュ政権最後の大仕事だ。最もその種を撒き散らしたのも彼ら自身だから、とんだマッチポンプなのだけれど・・・。

アメリカもここへ来て、オバマなのかマケインなのかが読みきれない。ロシア不穏。中国に転換期。欧州もとばっちり。北朝鮮混沌。インドとブラジルがマイウェイか?いやそうも行かない。

アメリカが撒き散らしたサブプライムと言う細菌兵器は相当にたちが悪い。

世界の政治と経済が、何処へ向かうのかが、僕の小さなオツムでは全くと言っていいほど想像がつかない。こんな混迷は・・・やはり前代未聞の体験だ。

否応なく、世界大戦の混乱に巻き込まれていった1900年代の人たちもこんな気分で日々を送ったのだろうか?そしてその後に新しい秩序が生まれる。生まれたと思ったら行過ぎてまた混迷。混迷の後に秩序。

よどみに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて ひさかたも留まりたるためしなし・・・か。

人は、賢いのか愚かなのか。 世の中は、平穏が基準なのか混乱が基準なのか・・・わからなくなってきてしまった。

私感だが、多分人間は愚かなのだと思う。 そして世の中は混乱が基本なのだ。 

人はその中で、見たいものだけを見、聞きたい事だけを選んで聞いて、定められた時間を生きて消えて行く定めだ。 

愚かなゆえに、懲りない希望と小さな満足とを持ち続ける権利もあるのだけれど。

小沢vs麻生、国替えで首都圏決戦?それはそれで面白い。

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小沢.jpg
民主小沢代表国替えで、背水の陣!の報道が先行していた。

彼らしい、得意の揺さぶり作戦だ。

ここへ来て自民党側から、それならいっそ同じ選挙区で小沢vs麻生の一騎打ちでは?とアドバルーンが上がった様子だ。

これも面白い。

麻生].jpg
(落選回避の安全策、比例代表とのW立候補もあるんだったっけ?衆院も?・・・こんなことも知らない無知な国民代表の私)

 

世界中が経済破綻問題で揺れ動いている中で、日本の政党の党首選などは、世界のメディアではほとんど報道されない些事のようだ。アメリカの大統領選ですらこのところ報道量が減っている気がするのだから、当然か。

でも、政治って大事なんだよね・・・・本当は。

もっと意識を持たなくちゃ、自国のリーダー選びに。・・・・いや本当は、リーダー育成にかな?主権者たる国民として。

リーマン破産。AIG株10$割れ。僕らは凄い時代を生きている。

サブプライム問題とひと括りにに言われるが、それだけではない。

アメリカが世界に撒き散らしたババ抜きのババの付けが、一気に噴出して世界の経済を揺るがしている。

ポッと出の新興国アメリカが、世界の用心棒兼世界の銀行兼世界の裁判所兼・・・・およそ全ての権力把握に手を上げたのは第二次大戦後の1945年。誰も止められない勢いだったのはわかる。

それからの冷戦の時代半世紀。

1990年か?ベルリンの壁崩壊。ソビエト連邦崩壊=共産主義の敗北・・・・自由主義経済の完全世界制覇だ。

こう考えると、一番悪いのはあのゴルビーか?と思いたくなってしまうほど共産圏との戦いに、戦わずに勝ってしまったアメリカの、障壁ゼロの環境での、その後の十余年の暴走の付けは大きい。

最初はITと、知財や特許のルール押し付けだったように思う。そのときも横暴だったが、その後が極め付けだった。

金融テクノロジーの暴走だ。

こいつは今までのワルとは質の違うワルだ。なにしろ自分自身はひとつの価値も生み出さない。ハイエナのように腐臭のするところに集まってきては去って行く。巨大化し、それ自身が意思を持ち始める。SFのアニメじゃないけれど、巨悪による世界征服の意思だ。その先に何のビジョンも無い悪が、世界を席巻する悪夢の時代だ。

アメリカがそれをやったのではないと言い張るかもしれない。巨悪の元の元はオイルマネーだと。或いは無国籍の、マネーの意思しか持たないマネーの仕業だと。

だがしかし、そのマネーが暴走するルールと枠組みを作ってしまったのはアメリカに他ならない。

コロセウムに自ら放った猛獣に、食い殺されるのだ。君だけならいい。僕らも一緒にだ。

何しろ、自分勝手にルールを決めた新しいゲームに、次々と世界を巻き込んで舞い上がり続けて来たのだ。支えの無い独走だったから堕ちるのも早い。

おバカブッシュの二期8年の終わりがアメリカンバブルの崩壊で、世界がオオワラワ。

今回のバブルの大きさは、日本のバブル崩壊の比ではないと聞く。あれだけの広い国土で、不動産価格が10年で3倍に達していたのだというから、バブル崩壊の波動の大きさは想像がつく。信用収縮のケタが違うのだろう。

これは、アメリカが仕掛けた経済世界大戦の崩壊だ。

我々は、実弾の飛んでくる戦争に駆り出された実感が無いから、何となくピンと来ていないが、彼らは世界をとんでもないところに連れてきてしまっている。この戦争の代償は大きい。

時を経て、いつか落ち着くなら今度こそ、持続性のある構造に着地して欲しい。

それが出来ないほど、人間は・・・・そんなにバカな生き物か?

読売は10月解散説!自民総裁選が面白い。

麻生太郎本命に、小池百合子対抗くらいまでは読めていた。

与謝野が立って、石破が名乗り出て、石原が手を上げた。・・・棚橋、山本、まだ続々と若手に動きがある。前代未聞の大乱戦になりそうで、これはこれで面白い。福田さんの投げ出し辞任?の罪も、すでに問われない感じだ。・・・福田さん、ここまで読んでいたか否か??

今朝の読売新聞は、総裁選の勢いを駆って「10月上旬 解散総選挙」と決め付けて書いている。

若手にしてみれば、この際駄目もと。名乗り出るのは自由だろうと言う勢いだ。

それに引き換えると、民主党はなんとお行儀の良いことか、小沢一本縛りの統制のもとに進んでいる。

いっそ民主も、われもわれもと名乗り出て、政策論争を挑めばいいのに・・・・。

さてその肝心要の”政策論争”が・・・なんともはや・・・生ぬるい。

瀕死の重症の国家を再建するのに、応急手当がいいのか、根本治療がいいのか?

自分が患者で、或いは家族で、医者に真顔でそう相談されたらどうする?

こんなレベルの論争からでは、日本の未来はまだまだ見えてこない気がしてならない。

 

虫の知らせか、21時38分に知る。

テレビはつけずにPCに向かっていて、何気なくNIKKEI NETを開いたら、21時36分にUPしたばかりの「福田首相辞任」のNewsが目に飛び込んできた。慌ててTVのリモコンを探す。

淡々と語る福田首相の会見が、この人らしいな~と感じさせた。

正直驚いた。けどまあ納得も行く。

民主党との対話断絶はもとより、連立の公明党ともこじれて四面楚歌。八方塞の中で、自分の解散での総選挙では自公政権に勝ち目なしと、客観的に判断したのだろう。

プライドの人だ。

次は麻生太郎が指定席のように言われるが・・・はて、そうすんなりは行くか?

小池百合子??? 僕にはいまいちピンと来ない。

少しきな臭いな~と感じていたら、突然の出火だった。

はあ~、リーダーなき日本の政治は何処へ行くのか?

今、本当に「見識」が問われているのは・・・官僚や政治家ではない。

実は、主権を持つ僕ら「国民」の方だと思う。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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