政治と経済に思うこと: 2008年2月アーカイブ
オバマ氏絶好調! アメリカの新「CEO」は何を目指す?
ひょっとして・・・と言う域はもう超えて、来年1月の寒~い寒~いワシントンで、世界に向けて宣誓をするのは「オバマ新大統領」との読みが信憑性を増してきている。
ホント! アメリカ人とは振れの激しい国民だ。あのブッシュを”二度も”選んだ連中が、今度は未知のオバマだ。すごい。スゴイ。凄い。 ひょっとしてヒョットシテ、09年からの「世界」は激変するかもしれないなと、ゾクゾクしてくる。
ロシアには、資源でたっぷり力をつけたプーチン第二次政権。中国には留学帰りのMBA続々の革命第五世代共産党。インドとブラジルの台頭。EU欧州の泰然。
おーいニッポン!! と言うと、いつもの愚痴になってしまうからちょっとテーマをチェンジしよう。
リーダーを選ぶ意識(=政治関与度)は、農耕民族と遊牧民族では全く違うと言う話を、40年ほど前?学生の時に「日本人とユダヤ人」ではじめて読んで、無茶苦茶納得した。つまり、決まった土地を耕して実りを得る農耕民族にとっては、リーダーが誰であろうと、自分の生死とは直結しない問題だが、水と草を求めて移動する遊牧民の場合、右に進むか左に進むかで、一族の生死が分かれる。つまり、生活と政治の距離感の問題だ。
「泣く子と地頭には勝てない」とは、日本人の政治意識の真髄を表す言葉だ。時のリーダーが誰であろうと、泣く子に困る程度でしかないと言う意識だ。
ロシアからの親日メッセージが目立つ。
大統領任期終了後も、首相にとどまっての体制維持を明言しているプーチンロシアから、このところ日本寄りのメッセージがいくつも発信されてきている。
暮れには、北方領土に関して話し合う用意があるとの発言があり、先日も、政府系のファンドで日本株を買いに入ると言うアドバルーンが揚がった。福田首相は、プーチン任期中の訪ロを目指して日程調整に入ったそうだ。(日経新聞参照)
聞くところによれば、最近は成田-モスクワ便のビジネス席は、外務省関係者の予約でパンパンの状態だそうだ。
ロシアにしてみれば、アメリカの大統領が誰になるにせよ、米ロ間には当分の間、蜜月時代は訪れそうにない。加えて、目先で最も目障りなのは中国の資源政策と外交姿勢だろう。
そんな中、プーチンロシアは、アメリカからは忘れられかけ、中国からは冷たくあしらわれている「壁の花」、ニッポンに目を向けた。直接的な狙いは経済協力だろうが、大いに結構と僕には映る。
ここは一番、ニッポンの国際舞台での影響力強化の好機なのではないか?
ブッシュの偉業?を引き継ぐのは誰?
アメリカでは民主党の予備選が白熱の中、共和党は早々とマケイン候補に絞られた。
次の米大統領は誰だ?
それにつけても・・・ブッシュの2期は長かった。 9.11に始まった動乱の世紀は、イラク戦争で世界に不安をまき散らかしたかと思えば、仕上げはサブプライムのご乱行だ。もう一期やれるルールなら、彼はイランにもミサイルを撃ち込みたいのだろう。 でも、さよならブッシュ! 君のやりたい放題はここまで・・・本当にやれやれだ。
いずれにしてもアメリカは来年リセットスタートを迎える。ブッシュ殿下ご乱行の間に爪をといだロシアと中国と、そしてEUとの新しい距離感を測りながら。次の大統領は、「アメリカの時代」の「終わりの始まり」の指揮を執る。
共和党のマケイン候補は「親日派」だそうだが、「親日派」の語感に安易に惑わされてはいけない。彼はイラク戦支持派で対イラン強硬派。ロシアは協調性に欠けるからG7から除名しろというのが持論だそうだから・・・これもやはり相当なものだ。
「親日」とはつまり日米の同盟体制重視であり、経済でも軍事でもアメリカへの忠誠を求める路線だ。つまり日本にとっては、(属国として?)、本家アメリカとの無理心中を求められる路線でもあるわけだ。 それは、中長期では本当に怖いシナリオだと僕は近年改めて思うようになった。


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