無益な話題: 2009年6月アーカイブ

「ありのままの公立中学校」企画に期待すること。

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たまたまチャンネルを合わせたNewsZEROで、一年間の長期密着取材企画として、北九州市の名も無い公立中学をドキュメンタリー取材するコーナー「ありのままの公立中学校」を見て、何か感じて先日ちょっと書いた

その後、二回目の放送を見た。「大変な反響をいただいて・・・」と前置きしていたが、やはり、ドキッとした視聴者が多かったのだろう。いま、ブログなどを検索してみたけれど、結構皆さん書いていらっしゃる。

中学校、3年間。すごい時間だと改めて思う。

鼻ったれの?小学生が入学してきて・・・3年後には、すっかり自分を確立した高校生になって巣立って行くのだ。大変革の三年間だ。

自分を振り返ってみても、一番多感だったのは高校時代の3年間だとは思うが、その基礎になる自我を作ったのは中学時代の三年間だ。人生を通じて心許し合える友を得たのもこの時代だ。一個の人間として、他と触れ合い始めるときだ。自分が何なのかを少しわかり始めるときだ。

子育てに一生懸命な後輩には、よくこう話したような気がする「中学校時代が大事だよ。不安定で、可能性に満ちていて、右にも左にも大きく振れる時だと思う」と。

二回目の放送を見て、この番組の姿勢に(一応)安心した。

ただの(正義派)ドキュメントとして、今そこにある問題点だけをあげつらって警鐘を鳴らそうというならけしからんと思っていた・・・そこで真剣に生きる子どもたちや先生に失礼じゃないかと。

かといって、そこにある真心や誠意の美しさにばかりスポットを当てて美談に仕上げるのもずるいと思っていた。

番組は、今のところそのどちらにも振れ過ぎていなくて好感が持てた。

一回目の放送の時、この校長は良く火中の栗を拾う気になったなと感心した。きっと、先生たちに問題のある人がいなくて安心だったんだろうなと深読みした。

そうしたらナントいきなり二回目の放送のテーマが、うつ病で休んでいた教諭の話だった。・・・結構すごい!と思った。

この時代。教師を志すのはなかなか難しい選択だと感じる。(子も親も一昔前のそれじゃ無い時代だから)

そして、そうした志の高い(?純真な)人ほど心を病む例が多いと聞く。

 

 

NewsZERO「ありのままの公立中学」企画に、ちょっと拍手。

日テレ/NewsZEROは、「社会性」と言う視点に敏感な編集だと感じている。

少し、トレンド迎合的と言うかマスコミ的商業主義?がにおう時もあって、まだまだ問題は感じるのだけれど、どこやらの局のFルダチ選手が、妙な社会正義を振り回して一人合点でまとめたがるあのトーンよりははるかにいい。

そのNewsZEROが今日から、「ありのままの公立中学」と言う長期密着取材をスタートさせたのをたまたま見た。北九州の極々普通の公立中学を、これから一年間密着取材して報道するのだと言う。金八先生のドキュメンタリー版が出来上がるのか?

「公立」の「中学」と言うところがおもしろい。

中学校の三年間は、子どもが自我に芽生え、自分自身や親兄弟、社会との関係構築を求められる”人生の発射台”のような時期だ。そこにあるものは、ある意味で社会の今を映す鏡かもしれない。

公立だから、中庸を貫かなければいけない縛りの中だ。これは結構見ものかもしれない。編集のトーンからは、NewsZERO側の姿勢や奥行きの深さ浅さもきっと透けて見えてくるだろう。

「長期だから引き受けました」と語る55歳の校長に好意を覚えた。見れば解かる真摯な姿勢の方だ。

教師はもちろん、生徒や保護者のプライバシーに思いっきり踏み込むことになる。その理解獲得を思えば、大変な決断だったろうと思う。

報道による「短期の取材」は怖い。悪意や誤解で編集された「事実」は、最大の「嘘」の材料にもなるからだ。

今日のところは、番組の勇気にちょっと拍手を送って、これからを楽しみに見てみようと思う。

政権交代?

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否が応でも・・・解散総選挙が近づいている。

永年の自公政権が終わる?

これはやはり、相当の出来事なはずなのだけれど・・・いまひとつ、巷にその実感が無いように感じる。

ま、そこが、日本の有権者の得意技?

お代官様が、ちょっと代わったからといって、日々の暮らし向きがそんなに変わる訳じゃないと言う、政治意識の現われか。

曰く、舛添総裁?曰く小池首相? 曰く石原政権? いわんや鳩山邦夫案??

自民の人材も払底したものだ。

と言って、民主に人がいるわけではない。改革の党が、この十年、同じ顔ぶれなのには少々こっけいさも感じてしまう。

 

土曜日日曜日と、渡辺謙演じる平塚八兵衛/刑事一代のテレビドラマを見た。

舞台は、30年代を通信とした昭和の日本だった。

僕の育った日本だった。

街の様子、服装の再現などに力が入っていた。

人々の振る舞いの様子も、まるで今とは違う。

だが、生きてきた側の実感としては、昭和がそれほど昔だったと言う意識が無い。

三億円事件のあの時も、今も、僕は僕のままでそんなに変わっていない気がしている。

 

変わらない日常の連続のうちに、実は大きく変わるのが世の中と言うものか。

と、すれば、今回の選挙。

やはり日本を大きく変える一つの区切りになるのかもしれない。

 

イラン騒然。

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65%はちょっと高すぎだな・・・と、現職大統領勝利の第一報に触れて感じたけれど、まあ、現職のアハマ~~ムニャムニャ氏が正当に勝ってもまるで不思議は無かった選挙のはず。何故そんな(まだ不正と決まったわけでは無いけれど)ことをしたのだろう。権力への固執というのは、どの国でも、何時の時代でも、ものすごいものなんだな~と、今さら思う。

先ほど来のTVを見ると、テヘランは反対派のデモがものすごい勢いだ。実はこれにはちょっと驚いた。もっと政治的弾圧の激しい体制かと思っていたから。(あんなに顔を見せてデモに参加していたら、中国ではひとたまりも無く公安にやられてしまうだろう)

で、これは簡単に収まるのだろうか? この先どうなって行くのだろうか?

古い話だけれど、ホメイニ師らによるイスラム革命で、パーレビ国王がイランを追われたのが1979年?イラン・イラク戦争がその翌年の80年かな・・・30年も前だ。いや30年しか経っていない。

もとはペルシャと呼ばれ王様を戴いていたその国が、今、核を持って、宿敵イスラエルと対峙している。大統領選の公明さは闇の中で、首都は騒然としている。

で、素直な実感・・・ああ、日本と言う国はなんと平和な国なんだろう・・・そういえば確か、北朝鮮も核を持ってたんだよな~と言う程度にしか実感が湧かないのは僕だけ病気か?

核拡散防止条約と言うヤツは、何とも、大国の横暴の理屈で、全く腑に落ちないのだけれど、やはりこの拡散現象は怖い。この拡散は食い止めるべきだ。でも、やったが勝ちのおかしな現実。イランも北朝鮮も、もはや立派に保有国の扱い。ついこの前はインドとパキスタン、持たせてはいけない危ない国に限ってどんどん持ってしまうのだから、この条約はやはり相当無理のある構造なのだろう。・・・まあ、最後の手段の、国連による制裁の条件の役割か・・・。

敵役のイスラエルに至っては、今すぐにでも核攻撃を仕掛けかねないのだからもっと怖いのに、野放しだ。

実は僕らは、導火線が何本も燻る火薬庫の上で昼寝をしているわけだ。政治オンチは国民性か。

東ティモール再び。

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2008年に初めて東ティモールの地を訪れたのは4月だったから、早一年以上が経つ。

この国のことは何一つと言ってよいほど知らずに始まった「ネピア千のトイレプロジェクト」だったけれど、手探りの中で進めた2008年キャンペーン。終わってみれば、驚くほどの大成功だった。

今は、この9月からの2009年キャンペーンを準備中だ。

僕は、この「プロジェクト」を「キャンペーン」と呼ぶのが、あまり好まない。スタッフのみんなもそうだろう。温かく見守ってくれている消費者のみなさんもきっとそうだろう。東ティモールで、待ってくれている子供たちや村人も、ユニセフのみなさんにいたってはなおさらのことだ。

プロジェクトと言ういい方と、キャンペーンと言う言い方が混在しているのには訳がある。

僕らプロジェクトスタッフはみな、目標に向かって歩みを進める「プロジェクト」の感覚で臨んでいる。(やってしまえば終わり?のような感覚もある)キャンペーンとは思ってはいない。

ただ、この取り組みは、ネピア商品の売上と寄付が連動するコーズリレイテッドの仕組みをとっているので、対象期間を限定したキャンペーンとせざるを得ない面があるのだ。

期間を区切って、集中的にPRをする”キャンペーン効果”もあるから、やはりこの展開は効果的でもある。

さあ、午後から成田に集合だ。

楽しい仲間と、素敵な子供たちの笑顔に会いに行く。

仕事にアリガトウ!と言う気分だ。

 

ブランドになった・・・UNIQLO。

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UNIQLOは・・・今や、押しも押されもしないBRANDに成長した。と、改めて感じる。

先週の週末、ユニクロの15段の新聞広告に目を止めた方は多いのではないだろうか?

メンズのCool Bizコーディネートを提案するカラーの広告だった。シャツ、タイ、パンツ、ジャケット。全てのアイテムにさりげなく価格が入っていたけれど、ちなみにジャケットは3000円台だったように記憶するけれど、そのメッセージはとてもクールでスマートに、心地よく感じられた。

・・・売らんかな(買って欲しい!)という欲ではなく、爽やかなNewsのようで、商品広告が、そのまま企業広告になっているようないわば理想的な域に達しているように受け止められたのは・・・僕だけかな?

新聞を埋める広告がどれもこれも、通販の広告などの、いわばチラシのような広告になってしまって、寂しい!と、以前に書いたことがある。その傾向はいよいよ進んでいる中で、UNIQLOのあの広告は、僕にはちょっと印象的だった。

BRANDとは何だろう? と、構えて語るのはとても難しいのだけれど、一つの尺度では?と思われるのは「そこに、意思があるか?」と言う問いだろう。

「意思」「思想」「志」「信念」「ポリシー」「スタイル」「メッセージ」・・・言い換えは色々可能だけれど、つまりは、ぶれない信念であり、かつ、重要なのは、それが人の約来たっているという確信だろう。

自分たちが「提供する価値」が、他にはまねができない唯一の価値で、必ず、それを求める人の役に立っていると確信している自信だろう。

300,000円のジャケットを売るLANVINもその意味ではBRANDであり、3,000円のジャケットを売るUNIQLOも確たるBRADだと感じた。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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