無益な話題: 2008年3月アーカイブ
青山から銀座に引越しです。
昨年10月の末に、南青山に小さなスペースをお借りして「株式会社バリューマーケティング研究所」を旗揚げさせてもらいました。以来約4ヶ月、僕のオフィスは、実は、たまたま懇意にさせていただいている、コスモコミュニケーションズ(枝廣社長)さんの”B会議室”(4坪)でした!!
僕の机一個。キャビネット2本と4人座れる丸テーブル。お越しくださった方はご存知でしょうけれど「子どもの勉強部屋」と言う感じで、これはこれでとっても楽しいSOHO気分でやってました。
スペースがスペースです。ここに机を二つ入れると、もう「ニラメッコ状態」になってしまうので、キッパリ諦めて、最初の数ヶ月間は本当に独り事務所でやろう!と、決心して始めたのですが、いざやってみると辛い辛い。
この25年間、曲がりなりにもの社長稼業が身についてしまっていましたから、お茶と言うのは自動的に出てくるものと持っていましたし、ゴミと言うのはゴミ箱に捨てさえすればよく、郵便やバイク便なども「出しといて」と言えば届くものと思っていたのですが・・・実は違ったんですね(笑)。
実は、もっと困ったのは電話です。固定電話の無い会社は、いくらなんでも怪しいだろうと、電話を引いたのですが、僕が出かけていると取る人がいません。受付の電話も然りです。
そこで妙案を思いつき・・・
ゴルゴ13は終わらない。
さいとう・たかお氏作のゴルゴ13が、1968年の登場以来、連続40年/単行本で147巻に達した上に、4月からアニメ化だと言う。
個人的にはアニメ化にはちょっと??だが、根っからのゴルゴファンであり、プロモーション屋時代には、失礼にも”水虫薬”のキャラクター等として、さいとうプロダクションにお世話になった経験もある僕としては、その記録的な長寿に大拍手だ。
米ソ冷戦構造真っ只中の70年代を背景に、ゴルゴ13はリアルなスパイ劇画として大人気だった。
そんな中、今にして思えば実に馬鹿げた杞憂だったが、1989年にベルリンの壁が崩れ東西の雪解けが言われた時、僕はふと「これでスパイ物もリアリティーが薄れて・・・もうお終いかな?と、ゴルゴ13の失業を案じたものだった。
が・・・結果は全く違っていた。
幸か不幸か、単純な東西二分の時代に比べ、ナショナリズムの台頭で世界は一層複雑化し、テロの恐怖や見えない不安の面では、当時の比ではないほどに世界は不安定に向かっているように思う。
これが、人間の性なのか・・・ゴルゴ13の活躍の場はむしろ広がり、シリアスさもどんどん高まっているようだ。
幕末明治の30代は、どうして大人の顔をしているのか。
Web2.0の理屈を待つまでも無く、僕の周りの情報は既に”無限”の域に達している。
しかるに、物心ついて以来半世紀、僕の”時間”は【24h-睡眠時間≒18~16h】のままで一向に増えない。そして、僕の情報処理能力も一向に進化しない。物事を見聞きし理解するには、やはり一定以上の時間がかかる。
電話は極端に少なくなった。対照的にメールが増えている。お陰で、一日のうち数時間はメールの返事に追われているのが実情だ。そのメールには、夥しい数のファイルやURLが添付されてくる。その全てを見ていたら、僕は約束の時間にすら間に合わない。これは多少の差こそあれ、みな同じだろう。
こうなると、人は自衛的に情報の取捨選択を始める。聞き流す情報と、自ら取り込む情報だ。ここに、コミュニケーションの大変革が起こると説くのが 、かの慶応大学井上教授「オーガニック・コミュニケーション・ミックス論」の原点なのだが、今日はちょっと違うことを考えてみたくなった。
幕末~明治の英傑達は多く写真に残っている。その誰を見ても、20代で既にイッパシ!30代で完璧に大人の顔をしている。何しろ、明治新政府のお歴々は殆どみな30代なのだが、どう見ても今の僕などよりは貫禄があり、オトナの顔つきだ。
やはり、国を背負う自覚のなせる業かな~。


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