映画と読書: 2009年9月アーカイブ

竜馬が行く。

司馬遼太郎の竜馬が行くを、今ころになって読んでいる。

青春の読書100選!とかに必ず入っていそうなのを、この年になって・・・が、ちと恥ずかしいのだけれど、読んでいる(今四巻目/全八巻)。

本は、昔から嫌いじゃなかったつもりで10代は乱読した。20代は・・・怠けた。30代は・・・心身ともに忙しすぎた。40代になってから、また俄然読み出した。読み出したのだけれど、やっぱり忙しかったので意図的に長編は避けた。司馬遼は好きで読んだけれど、先ず短編から読んだ。50代の前後になって、多少時間のコントロールが出来るようになって、満を持して長編にもトライし始めた。

歴史好きの僕にとっては、司馬遼の長編は大事にとっておいたお菓子のような存在で、ワクワクしながら読み始めたのだけれど・・・最初に選んだのが悪かったのかもしれない、翔ぶがごとくから始めてしまって・・・ちょっと参った。

司馬遼を称して、”小説家が途中から思索家に豹変してしまった人”と言う人がいる。当たっていると思う。

筋が追えずに、途中で哲学的思索や歴史観の披瀝に付き合わされるのが、嫌いじゃないのだけれど時々辛くなる。

その点、菜の花の沖は良かった。坂之上の雲も流れで読めた。

で、今回は、覚悟を決めて竜馬が行くに挑戦したのだけれど・・・これが、全くもって予想に反していて驚いた。

池波を呼んでいるような錯覚に襲われるくらい、しっかりエンターティメントの”小説”だ。

ストーリーと展開で、ぐんぐん引っ張られてしまう。

こんなに”小説”っぽい司馬遼は・・・嬉しい。まだ半分残っているのが嬉しいって、本好きの人ならみんな感じる想いだろう。大好きなお菓子が、まだこんなに残っている幸せ・・・・だ。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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