小さな気づき: 2008年4月アーカイブ
帰ってきました。
東ティモール1週間の出張から無事帰って来ました。
ユニセフさんのアテンドで、連日かなりハードな山登り系の視察とMTGの旅でしたが、子ども達の笑顔が何よりのお土産です。
この国は長くポルトガルの植民地でしたが、やがて、独立を果たしたインドネシアの侵攻を受け統治下に入ります。以降それなりの開発も進みましたが、その後1990年代に帰属と独立をめぐる内紛に陥り、結果的には国民の50%が家を焼かれ、住処を失い、わずかなインフラをことごとく損壊すると言う不幸に見舞われました。
複雑な経緯の中、最終的には2002年に正式に独立を果たし、国際社会からも承認を得て今日に至っています。
今回は主に、水と衛生の状況に関する視察でした。上下水道のインフラが元々乏しかった上に、動乱の時期に致命的なダメージを受けてしまっています。
具体的な例で言えば、学校の校舎はありそこには手洗い場やトイレの設備もあるのですが、混乱のダメージで水が流れなくなり全く使えない状況です。上級生達が毎朝1キロも離れた水源に水を汲みに行き、水槽に水を貯めて使っている。或いは周辺の草むらで用を足すという具合です。
キャピタリスト辻さんのブログで。
仕事で知り合って三年ほどになる、住信インベストメントの辻さんは信念の仕事屋さんだ。
一本、すっと筋が通って毅然といるところがすごい。
辻さんは、ブロガーとしても一流で、素晴らしい内容のエントリーを、淡々とUPし続けていらっしゃる。
やってみると分かるが、この”淡々”が、なかなか難しい。修行の足りない僕などは、ついつい熱く、どんどんくどくなってしまって、結局は底の薄さを披歴してしまう。(反省)
その辻さんが先日本を出された。愚直に積め!」
早速僕も感想を書かせていただいたが、この本は示唆に富んでいて素晴らしいと思っていたら、先日日経新聞の書評欄で紹介されて、反響を呼んでいるそうだ。やはり本当に良いものは見つけ出されるのだと、少し嬉しくなった。
仕事に志を持って頑張ろうと思っている、すべてのビジネスマンに改めてお勧めさせていただきたい名著だと思う。読めば必ず得をする実利性にも富んでいると思う。
その辻さんのパーソナルな方のブログを、今日久しぶりに覗かせていただいたらやっぱり新しい発見をいただけた。
朝日新聞の四月三日の「素粒子」の件、僕は知らなかったが、ちょっとと言うか相当と言うか本当にというか・・・すごい。
いろいろな意味で面白い。
映画「靖国」上映中止問題に思う。
映画「靖国」の内容について僕は多くを知らないし。決して国粋主義者ではない。
従来からの首相の参拝問題についても、国際摩擦を覚悟の上で断固行くべしとまでも思えない反面。近隣諸国から言われ放題で本当の戦没者に哀悼の意も表せないのはそれも情けないと思う方だから、あえて言えば分祀派か、別途の戦没者慰霊施設建設派に属すだろう。戦勝国が敗戦国の戦犯を裁いた東京裁判に関しても、むろん一言はあるが、せいぜいその程度のふにゃふにゃ論者だ。
いや、今日のテーマはそれではない。
国内のそうした諸問題に「タブー」を作って、議論を封殺してはいけないとだろうということだ。
反対運動の騒動を恐れて、上映中止決定が相次ぐことに関して「朝日新聞」さえも、上映促進を唱えていると聞いて、日本のメディアの健全性にちょっと安心した。
慰安婦問題、南京事件問題、ひいては同和の問題。多くの国には歴史の恥部や暗部がある。
今、人権問題で中国を罵倒している国の多くが、前世紀には奴隷貿易や奴隷労働で国力を高めたことを忘れてはいけない。今CSRで社会貢献といっている巨大企業の多くが植民地を搾取した国益企業だったことも然りだ。
こうした相手国の恥部や暗部を捕まえて、外交のカードに使う姿勢。或いは党派間の論争や糾弾の武器として使う姿勢が何を生むだろう。
転じて国内に振り返れば、やはりこの歴史の誤りや未解決の問題を抱える国民が、その問題をタブー化し議論を封殺してはいけないと思う。
いやむしろ、国のと言うより、人間の歴史の誤りと解釈して、広く論じ合って次の正解を探すべきだろう。
企業の「志」。
国際衛生年の今年に当たって、ユニセフが開催している記念セミナーの三回目は、企業の「CSR」への取り組みに関するテーマで、とても充実した内容のものだった。
いま、僕ら(バリューマーケティング研究所)が、あるクライアントと、この夏に向けて取り組み準備中のプロジェクトの関係で出席したのだが、改めて得るものが多かった。
2時間のセッションを通じて感じたこと、考えさせられたことは、CSRといった枠組みを超えて、企業の存在や事業活動の意義自体についての示唆に富んでいた。
同じような製品やサービスをを作り、売っていても、やはり創業から拡大への目的意識と言うか、「志」の差で、「よい企業」と「よくない企業」の差が歴然とあるし、それは自ずと現れてくるのだとつくづく感じさせられた。
例えば、「開発途上国に工場を建てる」と言うことひとつの考え方にしても、従来の「競争至上主義」のマーケティング視点で考えれば、安価な労働力を駆使して製品を作るとか、いち早く有望市場に進出して将来のシェアを確保すると考えてしまうのだが、企業の社会的貢献をベースに考えれば、それは違うストーリーになる。


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