2011年7月アーカイブ

マーケット・イン?プロダクト・アウト?

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マーケット・インか?プロダクト・アウトか?
今日は、久しぶりに(本業の?)マーケティングのお題を一席(笑)

昔は、というのもおかしいが、ついこの間までは・・・いや、きっと今でも??
これからの?新しいマーケティングは、消費者の意を汲んだ「マーケット・イン」でなくてはいけなく、作り手の側の考えでの商品作り=「プロダクト・アウト」は、古い、あるいは間違った、発想である。と教わり、そう信じてきていたものだ。

さて、本当にそうだろうか?と、近頃つくづく考えることが多い。

よくよく考えてみれば、マーケット・インとはつまり、ポピュリズム/大衆迎合の点数稼ぎで、信念の物作りはむしろプロダクト・アウトに徹することなのでは?と、思うことが多いのだ。

市場のニーズは常に行き過ぎる。例えばファッションを例に取っても、一時の流行の傾向は必らず行き過ぎて、振り返って見れば醜悪とも思えるような所まで行きつき、やがて廃れる。
そうした流行の要求に沿って、消費者が求めるモノを作って市場に投入するのがマーケット・インで、信念に基づいて節度を守る、或いは独自の路線を守り続けるのがプロダクト・アウトだとしたら、本当に正しいマーケティングの姿勢は・・・後者だろう。

「SPF値の誤解」という話を聞いた。紫外線はお肌の敵だ。SPF値とは、紫外線カット力を示す値いだ。ならば、値いが高いほど優れもので、きっと肌にも良いのだろう。・・・・という、消費者の(無知な)思い込みに付け入って、日焼けどめクリームは激しいSPF値合戦になってゆく。

SPF値15,20,30位から始まって、ついには70,80,100と言ったモノまで出現する。見かねた厚生省がついに規制に入る。高すぎるSPF値は、実はお肌に危険なのだという。

タバコやアヘンまでを例に挙げるのは極端かもしれないが・・・消費者が欲するもの=価値あるものでは、全くない例えのひとつだろう。

ことほど左様に、市場(消費者)が求めるモノを作る/売る。と言う発想は、時に衆愚を欺く悪徳な商売にもつながる。

戦争と宴の20世紀は終わった。市場と消費者の心を、むさぼり尽すマーケッティングの時代も卒業しよう。
正しいのは、社会善の姿勢。本当に良いモノを作って、信じてくれる人に届け続けるメーカーの姿勢だろう。

気を付けなくてはいけないのは、過去半世紀以上の、パワーマーケティング(むさぼりつくすマーケティング)時代の戦陣訓が、今もそこここに、「常識の仮面」をかぶって存在していることだ。

マーケット・インが正しく、プロダクト・アウトは愚の骨頂と言うのは、社会に利するマーケティングではなく、己に利する戦い方のHow to論だ。

新たな市場価値は、常に、制作者の信念から生まれ出る。

それを、「プロダクト・アウト」と言って違うなら、「プロダクト・イン」とでも言い直して見てもいいかもしれない。

 

「競合を睨め」「市場に聞け」は・・・大いなる間違いの元凶なのだ。

 

サッカーの神様に感謝!

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なでしこ決勝の7月18日は、早朝から出かける用があったので、僕はある作戦を立てた。

そうだ!前の日の夕食時に、しこたま飲んで、が~っと寝てしまって3時半に起きよう!と。(その前の全英OPEN決勝はこの際あきらめめよう)。  

はたして計画通り、僕は深夜に起き出して無事TVのスイッチON.

ドイツに勝ちスウェーデンを撃退したなでしこのプレーに、一定以上の期待を持っていたのだけれど・・・いざ試合が始まってみると、いや~、アメリカは強かった! ワンバックにせよモーガンにせよ、ミドル気味に打ってくるシュートのパワーはちょっと、格が違う。まさに男子並みだ。

ヒヤヒヤの前半ハーフ、ポールとバーに何度も何度も感謝している内に、この前半さえ0:0で乗り切れば、奇跡は起こるかも?と言う気持ちになったが、現実はそう甘くはない。

やはりなかなか好機が見いだせない後半61分、善戦していたFWを一気に二枚替え。あれ?と思っていた矢先に、モーガンの一発を喰らってしまう。

「ふううむ、やはりそうだよな・・・もう、3点くらいとられていてもおかしくない試合運びだ。でも、なでしこは偉い。よく決勝まで来たよ~」と自分を慰めながら見ていたら、どうだ!宮間が絶妙の位置取りで、とっさの好反応。こぼれ球に左足を合わせて81分に同点だ!!

筋書きのないドラマは延長に入るが、やはりアメリカの優位は変わらない。何とか守り切ってくれと思っていたら前半の終了間際、絵に描いたようにきれいなヘッド一発、ワンバックに決められてしまって万事休す。

「さすがにもうこれまでか!いや、でも、なでしこ偉かった!誉めてやろう」と、思っていたら、なんと、なんと、なんと、ラストチャンスのコーナーキックで、宮間の上げたニアサイドの低いボールに、沢が走り込み、右足アウトサイドで合わせて、同点打!

「ウソだろう!」と我が目を疑って飛び上がり、奇声を発しながら小躍りと拍手を繰り返したのは、僕だけではないだろう。

このコーナーキックはもう後半戦の後半だったから、一点リードのアメリカは、GKソロが倒れこんで時間を稼いだ(当然の作戦だ)。その1分ばかりのタイムロス中に、宮間と沢は、ニアにローボールを蹴り込むことを相談したという。確かに、高さでは頭一つ違う。コーナーキックを生かすのは、この手しかなかったと言っていいだろう。たった一回のチャンスを、見事に決めて、得点王までとってしまう何かを「沢穂希」は持っていたのだ。  神様の采配としか思えない。

サッカーの神様はいたずら好きのようだ。アメリカは、この試合と全くく同じように、延長後半で追いついてPK戦でブラジルを破って決勝トーナメントに進んで来たのだから。

はたしてPK戦では、GK海堀が見事なセーブを見せ一本も決めさせない。対する日本は、宮間の「オンナ遠藤か?」と思うような絶妙の頭脳シュートだ。  沢が蹴らないうちに、日本の優勝が決まってしまった。(この時、世界中で、1秒の間にツイート7000本/世界記録だったと聞く)

インタビューに「マンガか、映画でもなきゃ無いような勝ち方で、私たちは勝ってしまった」と答えていたのは誰だったか?まさにその通り、サッカーの神様は、ものすごい筋書きを用意してくれたものだ。(実はこの日、コパアメリカでも、優勝候補筆頭のブラジルが、PK戦でパラグアイに敗れた)

その後の表彰式は、最初少しまどろっこしく感じたのだけれど・・・いよいよ沢が、チームメイトを背に、高々とトロフィーを差し上げた瞬間、金の紙吹雪が一斉に吹き上がり、さらに、降り注いでグランドが金色一色に染まった時、「あ~これは、サッカーワールドカップなんだ」と、改めて実感した。フランクフルト、5万の観衆を集めて、300発の花火が上がる。

「FIFAは、女子サッカーの普及に本気なんだ」と分かった気がした。

フジTVは、女子WCの放映権を、以前から持っていたがオンエアもしない時期が長かったという。選手たちは、今でこそプロだが、日本のなでしこリーグは観客200名だという。彼女らの先輩たちは、ゴルフ場のキャディーやコンビニのアルバイトをしながら練習を続けてきたという。

なでしこ!ありがとう!!みんなすごい美人に見えました!! サッカーの神様、僕を起こしてくれてありがとう! この歴史的瞬間を、ライブで見た人、オメデトウ!

日本の女子サッカーは、これから急速に競技人口を増やすだろうな~。

 

 

なでしこジャパン・・・オミゴト!!

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3:45分キックオフは辛いな~と思いつつ、1時ころから、NHKBSでフランスvsアメリカの試合を見ていた。

あれ?女子サッカーって、こんな感じだったっけ?と思うほど、なんだかゆる~い試合に見えた。

ブラジル戦を、薄氷の思いで勝ち上がってきたアメリカが、やはり、一枚も二枚も上で、結果は順当だったかな。(前半は、ちょっと相当攻め込まれていたけど)

ところが!我がなでしこジャパンはさすが!

スピードと言い、パワーと言い、見ていても十分迫力が伝わった(ひいき目?)ボランチの沢はもちろん、攻撃にキレがある。層も厚いよね。

何より(あんな)フランスに、あんなに攻め込まれて、シュートを何本も許していたアメリカと比べると、守備の硬さが各上のように思える。 決勝楽しみだ!!

 

それにしても、この7月はSPORTS盛りだくさんだ。コパアメリカも、うっかりスイッチを入れてしまうと離れられなくなってしまうし、先日は、全米OPENでダブル宮里ががんばってくれた。すぐもう、全英OPENが始まっちゃう。

熱い夏だ。

そう言えば、その前のウィンブルドンも燃えたな~、伊達公子惜しかった!

草の根のNPO法人をお訪ねして。

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先週、クライアントのCSR活動のお手伝いで、東北地方の災害支援活動に取り組むNPO法人さんを数軒回ってきた。

みなさん素晴らしい活動をされていて、頭の下がる思いだった。(活動紹介はこちら→「支える人を支えよう!」

その中の一軒、仙台市のNPO「ワンファミリー仙台」(代表:立岡学氏)は、もともと、ホームレスの方々の自立支援に取り組んでこられていて、今回の震災直後には、緊急の炊き出しなどで大活躍された団体だ。

立岡さんのお話を伺っていて、目からウロコの感を覚えた。

「一つの社会問題を、もう一つの社会問題と絡めて、双方の解決を考えてみるんです」と、言われた時はすぐにはぴんと来なかったのだけれど、氏のNPOのスタッフの半数以上(7~8名)の方々が、もと路上生活経験者だと言われてやっとわかった。

路上生活者の方々の見守りや、炊き出しのお世話を、当の路上生活者の方々と一緒に進めるのだという。

朝の炊き出しを始めるにあたって、「みんなで公園のごみ拾いをしてから朝ごはんにしよう!」と言う活動から始まり、やがてその活動の世話役を買って出たホームレスの方を、徐々にスタッフにして行き、自立のためにアパートを借りる際の保証人にもなり、ホームレスケアの事業を拡大していった。それでも、引き取り手の身寄りもない中で生涯を終える方もいる。だから”ワンファミリー”≒「一家族」と刻んだお墓も用意したのだと聞いたとき、僕は不覚にもハンカチを取り出してしまった。

今回は、そんなスタッフたちが震災の当日夜から炊き出しを実施し、さらに全国から寄せられた支援物資を必死で種分けし、行政の手の行き届きづらい孤立被災地などにせっせとトラックで運んだそうだ。

物資を持って避難者を訪れた際に、最初は警戒されてなかなか受け取ってもらえず、急ぎ、市や県から証明書を出してもらったという、「なにしろ、うちのスタッフ・・・ちょっと見てくれが恐い人も多いもので・・・あとでドーンと請求書が来るんじゃないかとか、警戒されちゃったんです」と、氏は笑いながら話してくれた。周囲のスタッフたちも、にこにこと忙しく働いていた。今も、そうした避難者たちの見守り訪問を、スタッフたちで行っている。

その立岡氏のNPOなどが中心となり、今後は、老人などの孤独な避難生活者の見守り事業を大規模に進めるという。仙台市から委託を受け、60人規模の見守り活動者を雇用して行くそうだが・・・当然、雇用対象者は、今回の震災で職を失った方々で、その見守り訪問活動のコーチ役には現スタッフたちが当たる。

一つの社会問題と、もう一つの社会問題を絡めて考える。と言う氏の発想は、恵まれた立場にある人々の、罪滅ぼし程度の慈善事業とは一味違う深さを持って、僕に何かを教えてくれた気がした。

ワンファミリー仙台

 

ブロガーのこの頃。

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このところ、まるでブログが書けなくて・・・。

たまたま会った人に「最近は更新されてませんね」とか言われるとポリポリ。久々の人からのメールにも「最近は書いてませんね~」と書かれていて、そのい訳から始まる返信。

今日は久々、案外のんびりの日曜日。

ところで、世の中のブロガーのみなさんは?と思って、以前から時折読ませてもらっていたお気に入りのブログを巡ってみたら・・・・・なんと! ほとんどのみなさんの更新率が、ガタ落ちだった!!

内心、幾分かホッとしながら(笑)その訳を考えてみた。

twitterの方が気楽だから、近頃はそっちに行っているという方。

face Bookの方が忙しくて・・・と言う方も多々。

共通して感じるのはやはり、書かなければと言う重圧とのジレンマ?

でもそれって、おかしい?誰に強要されたわけでもない。自分で勝手に、何か書きたくて始めたことなのに。

Web2.0・・・・>Read&Write・・・・>総発信時代・・・・>ソーシャルメディア・・・・・・インターネットが僕らにもたらした情報流通の変化の波は著しい。

そんな中、一気に高まったブログ熱は、今やはり、ある種の転換期にあるのかもしれない。

今も着実に更新を続けているブロガーの方々は、明確な目的意識を持っている人が多い。時にはビジネス上の狙いだったり、明らかに提唱したいテーマがあったり・・・・。

顔の見えない読者に向けて、(一定のまとまりのある)自己の意見を発信し続けるには、やはり何らかの目標が必要なのだろう。

その点、twitterはお気楽。 FaceBookは顔の見えるコミュニケーション? 一人、勉強部屋に閉じこもって書かなければならないようなブログの孤独感とは違う世界?

僕はまだ、twもfbも、どちらも始めていないのだけれど、やはり興味はしんしん。近々勉強がてらにトライしようかと企んでいる。

・・・・さてさて、数十日ぶりの僕のブログ更新は、まるで内容のないエントリーになってしまって反省。反省しつつ、書きたいときに気軽に書こうと、改めて思う。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
このブログについて

VMLabについて

25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
www.vmlab.jp

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