蕎麦屋で拾い読んだ中国人材事情。
先日たまたま立ち寄った蕎麦屋で、広い読んだ新聞に面白い記事が載っていた。
朝日だったろうか、「中国人材事情」といったようなタイトルの特集記事だった。”中国”は、数年前少し入れ込んで火傷をした覚えもあり(笑)、近代史から毛沢東~鄧小平の時代も身近に感じる世代でもあり興味深い。
記事に曰く、中国のビジネス人材価格が急騰中と。
MBAを取っていて、中国国内事情にも精通した”営業本部長”クラスで、年俸150万元。COOを任せられるクラスだと300万元もざらと言うから、一元13円で計算しても2000万円~4000万円。日本の一流企業の執行役員から常務、副社長クラスの年俸だ。
これを、日本の企業は全く払えないので、人材は欧米企業に集中して、格差は開くばかりという。と言うよりも、そもそも日本の企業は”営業本部長”のポストを、現地人材に任せる意思がないことが問題なのではないか。
記事の論調は面白い。それを知っていて、中国のエリート人材たちがまず避けるのは、日系企業と韓国系企業だという。「安い」「きつい」「出世できない」と、相場が決まっているらしい。・・・・ううううん、分かる!
日系企業では、人材選びのプライオリティーNo1を、まず”日本語力”に置くという。これも分かる。
しかし、日系企業にも良いところがあるという。”教育と研修”の充実度は群を抜いているらしい。人材育成には力を入れながら、報酬は安く出世の望みも薄いので、日系企業はまさに、人材の宝庫、草刈り場と化しているという。
ここまで読んで(一日本人として)十分悔しい思いをしたところに、記事はさらに追い打ちをかける内容で終わっていた。
日本人が、かの国で、二流人材として雇用されているケースが目立つというのである。
知っての通り中国は、かくいうものの大就職氷河期でもある。一握りのエリート人材は置いて、地方出身・二流三流大学卒の新人は大変な就職難。大学は出たものの・・・職も無く、狭い部屋に共同生活を送る「蟻族」が、ついに100万人を突破したとの報道も聞く。
そんな中、日本から流出(流入?)している30才前後の日本人人材が、きわめて手頃、無難な、二流ホワイトカラーの押さえ的人材として中国系~外資系企業などに雇用されるケースが目立ってきているというのだ。
当然、営業本部長ではない。COO、CEOは望むべくもない。せいぜい現場のチーフ~マネージャー程度の職だが、日本に居ても職はなし。中国ならば、まだまだ5元で昼食が食べられるし、探せば安い部屋もある。6000元~1万元/月ほどの待遇にありつけば、結構楽しく生きていけるというわけらしい。
ああ~、日本の国際化とは・・・こういうレベルなのかと、少し淋しくそばをすすった夜だった。
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