2010年11月アーカイブ

CMのストーリー性。

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如何にナンセンスであろうと、毎日毎日、繰り返し刷り込まれるCM上でのストーリー展開は、広く国民の「常識」となって行く。

ソフトバンク携帯の白い犬の父親とその家族、お茶の伊右衛門の夫婦などがその好例だ。

CMの世界では、これに限らず今はもう、圧倒的に連続性が重視されていることは、素人目にも明らかだ。金麦のあの若妻。角ハイボールの小雪。TOYOTAの子ども店長・・・列挙すれば切がない。

一昔前なら、新規性を狙って次々に繰り出した新CM路線だが、今はもう、どこも変えようとしない。そのほうが、コミュニケーション効率が高まることは、常識的にも理解できる。

CMのストーリー性は、如何にナンセンスでも、繰り返し繰り返し続ければ、いつか受け手の方が受容してしまうということを、パワーで実証しているのは、例のホワイト家族ともう一つ、役所広司の「大和ハウチュ」だろうか?

役所大和ハウチュのシリーズに、黒木メイサが本当に登場してきて、とうとう被り物をかぶってしまった!

なぜ大和ハウチュなんだろうよりも、なぜ黒木メイサなんだろう・・・が、気になったけれど、気が付けば、役所と黒木は別のCM(エプソンのプリンター)で共演していた。

大和ハウスのCMが、何の資本関係すらもない他社の、まったくの異業種のCMの浸透度を活用した”ストーリー性”の上で組み立てられる。視聴者は、知らず知らずのうちに、そうした背景ごとに興味を抱き引き込まれて行く。

まあ~うまい手だ。だが・・・本当にそれでいいのか? 

CMが、著名なドラマや番組などの国民の常識を土台に、面白く組み立てて言外の効果を狙う手法はもともとあったが、CMが他社のCMのストーリー性を背景に組み立てられるところまでくると、何故か釈然としないものが残る。

メディアの暴力ではないのか?と。

それなら今に、金麦のあの若妻が誰かと浮気に走ったり、伊右衛門の彼が小雪のハイボールバーに飲みに来たりしてしまうのか?

CMの貪欲さは、どこまで行ってしまうのだろうか・・・・。

流出犯は探さないでの声。

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南の島で、ちょっとしたことが起きたな・・・と、思ってみていたら、あれよあれよという間に日本の外交問題、ひいては中国の国際姿勢の問題から、米中の綱引きにまで育ってしまった、尖閣諸島沖事件。

Y-tubeに流出したビデオは、その日のうちにお茶の間に流れ、様々な”専門家”や”政治家”から、お笑いタレントまでがこまごまと解説と意見を付けた。

石原都知事にいたっては、「官の反骨の勇気を称える」という意味のことまで言っていた。

ビデオの原版は特定され、犯人はどうやら石垣海保関係かというところは疑えない事実のようだ。

検察も捜査に乗り出したというところで、地元を中心に「犯人は捜さないで!」の声が巻き起こっている。

・・・同感できる。と言うか、いっそ、犯人は名乗り出ればよいのに!という気もする。

これは、けして愉快犯の域でなないだろう。

石原都知事ではないが、何らかの確信的な意思を持っての行動だろう。

だとすれば、犯人が見つかったとして、その後の裁き方に対しては、またまた様々な声が上がることは必定だ。

見つけられなくては威信にかかわるが、見つけ出した後が悩ましい。処罰はうやむやにはできないだろうし、無下に厳罰で臨むと、国民の反感は小さくないのではないか?

まさかまた、見つけておいて、「非公開」とは行くまいし・・・・。

まるで”因幡の白うさぎ”/北方領土にロシア大統領訪問。

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尖閣問題で、中国の横暴に振り回されて、アップアップの日本外交。

そこへ、ロシア・メドベージェフ大統領の北方領土訪問発表だ。まさに”傷口に塩”の感がある。

対中国・アメリカの観点から、ロシアの歩み寄りで、北方領土はチャンスの兆し!と、思い込んでいたのだけれど・・・違ったのか? 返還交渉前のパフォーマンスか? いずれにしても、こちらの姿勢が問われる。

尖閣問題の渦中では、前原外相が、ある程度の覚悟を持った発言を繰り返してきているが・・・。

と、思いきや! 

今回の北方領土問題では、アメリカが早々と「日本支持」の表明だ。・・・こちらは、安保の下心?

それにつけても、日本の弱腰と無策に腹が立つ。

腹は立つが、さり、とて、どうすればよいのか?!・・・というのが、私を含めた日本国民の大半の心境?

つまり、国内の議論が足りない。情報が足りない。方向感がない。

したがって、民意の統一がなされていない・・・どころか・・・まあ、実のところ「無関心」に近い。

関心・無関心といえば、

年金問題で、イギリスとフランスの国民の対応が両極だと聞いた。

痛みを伴う財政立て直しの中で、66歳支給への政策を支持するイギリス国民。

60歳を62歳支給にと発表したら、国中がストライキの嵐になって立ち往生のフランス。

だが、どちらにしても、日本の無関心とは違っているような気がする。

そういえば、良し悪しは別として、アメリカでも「ティーパーティー」の嵐が起きている。

中国の”振り上げた拳”

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”大国”中国が、威圧外交の牙をむき出しにしている。

先般の尖閣沖騒動の時もそうだったが、今回の、首脳会談拒否でも「すべての責任は日本側にある」という発表はすごい。

本当に、北朝鮮かイランの発表かと聞き間違えてしまう。・・・・もうこれは、交戦中の国の姿勢だ。

”微笑み外交”といわれたあの中国の、第三世界取り込み路線は、気が付けば、露骨な”資源外交”に変わってきていたけれど・・・・いまでは、もう明らかに”海軍力”を背景とした南シナ海の威力外交だし、経済力を背景にした”威圧外交”だ。

北朝鮮の、若大将の就任お披露目にも、堂々と政府高官を出席させて、世界にはばからない。

こんな日中間の緊張緩和に関して、ついにアメリカが、重い口を開いたのは・・・うれしいやら、悲しいやらだけれど。

さて中国は、この、”振り上げたこぶし”を、どう下すつもりなのだろうか?

胡錦濤政権の着地が見えてきている。次の首席候補は「太子党」のリーダーだというから、僕の乏しい知識によれば、今よりも過激な「急発展路線」「自国利益主義」なはずだ。・・・今よりも過激な?!・・・・って?

それとも、先が限られた胡錦濤氏は、求心力維持のために敢えて過激な外交姿勢を示し、新政権は、それを収める形で登場してくる計算? いや、それにしてはスタートが早すぎる。新体制は2年も先の話じゃなかったっけ?

当面は・・・Newsから目が離せない。

 

 

 

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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