2010年2月アーカイブ

バンクーバー五輪が終わる。

カーリング娘の活躍でいきなり盛り上がり、真央ちゃんキムヨナの頂上対決でピークをむかえたバンクーバー五輪がそろそろ終わろうとしている。

カーリングは・・・ううん、後半のスイス戦や、スウェーデン戦などを見ていると、まだまだ経験不足?と言うよりも勉強不足?戦術負けとも言える後半の試合から感じるのは、指導陣の層の浅さも課題なのかな?と。 でも、今回は十分に楽しませてもらった。

真央ちゃんの銀は立派!あの状態から、ぎりぎりで代表の座を射止め、きちんと仕上げて滑ってくれた彼女に、心からの拍手を送りたい。今回は、敵のキムヨナが立派過ぎた。パーフェクトを通り過ぎてミラクルだったのだからしょうがない。

涙のインタビューから一夜明けて、晴れやかな笑顔で次を目指すと言ってくれてありがとう。あなたはきっと、もっと素敵なスケーターになると信じます。

終わってみれば金メダルなしの結果は、ちょっと寂しいかも。何せ、お隣の韓国は金6個だ。

そういえば、次期五輪の開催国、ロシアのプーチン閣下がお怒りだそうだ。確かに、ロシアもちょっとお粗末だったかな?

そこへ行くと、ドイツが凄い!!

聞けば、国を挙げての支援体制というか、強化費が、ドイツは日本の十倍だと言う。

国の威信を掛けてのメダル争いには、賛否分かれるところかもしれないが・・・やはり、日の丸が揚がらない五輪は淋しい。

 

さようなら広告!こんにちわブランドPR!

あるセミナーで4月の講演を依頼されて、「さようなら広告!・・・」と言う上記のタイトルを挙げたら、ご担当者から「うううう、強烈ですね~。広告代理店関係の方もたくさん見えられますし・・・」と、相当に困った感じの返答をいただいた。「ちょっと検討させてください」と預かられたから、結果、タイトルが変わったか、そのまま残ったか、僕はまだ知らない。

タイトルは変わるかもしれないが、事実は変わらない。今日の”アドバタイジング・ニュース”(宣伝会議社配信)のTOP記事はこうだ(以下引用)。

◆酒類全般のテレビCM 10月より放送時間帯を短縮

酒類全般のテレビCMの放送時間帯が、10月より短縮することが明らかになった。各酒類の業界団体(8団体)が加盟する「酒類業中央団体連絡協議会」(酒中連)で、土日祝の昼時間帯(12~18時)のCM放送自粛をこのほど決めた。酒中連加盟のビール酒造組合がビールCMを対象とし、この自粛方針を今秋適用することをすでに表明していた。これに、日本洋酒酒造組合(ウイスキー、チューハイ等)や日本ワイナリー協会(ワイン)など、他団体も追随する形。一部の消費者団体が昨夏、酒類CMの放送自粛を各団体に申し入れていた経緯がある。

先日たまたま眺めていたTVのバラエティー(ビストロSMAP)に、かのゴルバチョフさんが出ていて、米ソの核軍縮を実現させた功績が紹介されていたけれど(脱線)・・・・この記事はまさに、業界の”CM軍縮”だ

酒類といえばそれでもまだまだCMの効く世界。その世界においておや、こうである。

みんなでやめれば怖くない。つまらない商品広告は、今や何一つ機能しないといっていい。某生活消費材大手(外資)が、来期から、広告費を半分以下に圧縮することを、某大手広告代理店に通達したとして、業界が騒いでいる。決して、不況のせいではない。費用対効果の変化への気づきだ。

一方で、意味のあるPRやプロパガンダはまだまだ有効だ。「ウイスキーがお好きでしょ~」の小雪の角瓶ハイボールのCMで、ウイスキー消費が急激に伸びたという。 「こちら」

若者が飲み方を知らなかったウイスキーを、ソーダで割ればこんなに素敵!と、ハイボールブームを生み出したのだ。(もちろん、TVCMにあわせて、飲食店の店頭などでもこまめな仕掛けを行った成果だ)

単なる商品訴求はもう無意味だ。CMでコミュニケーションされる内容が、受けての関心事や生活情報になっているか否かが、効く効かないの分かれ目だ。

カーリング女子にエール。

カーリング女子、クリスタルジャパン(ネーミングは電通のCRだそうだけれど)の応援で、近頃寝不足気味の諸氏も多いのではないだろうか?

昨夜は、勝たなくてはいけないロシアを相手に、チグハグな攻撃で5エンドを終わって0-6。もうだめかと思っていたら、何とか追いつき、延長での逆転勝利。

僕は、夕食のお酒が効いて来て、0-6くらいのところで力尽きて眠ってしまい、朝のNewsで勝利を知って、思わずえらい!と拍手したくなった。

逆転勝利は劇的で、実によくがんばったと思うけれど、日本はもう落とせない。今日のドイツ、明日以降のデンマーク、スエーデン、スイスに3勝1敗で、通算6勝3敗なら確実に決勝に進める。

格上、格下とは言っても、ゲームの展開次第で勝敗はどう転ぶかわからないところが、面白いところでもあり、怖いところでもある。

10チーム総当りの予選は、中々見ごたえがあって、ちょうど野球のワールドカップ・サムライジャパンを応援していたときを思い出す。

何とか勝ち進んで、熱い決勝ラウンドで、もう一度寝不足の快感を味あわせてほしい。

織田くんの靴ひも事件は、泣ける?泣けない?

バンクーバーが盛り上がっている。19日の男子フィギャーは、高橋、織田、小塚産選手のフリー演技に注目が集まったが・・・何とあのアクシデントだ。

一瞬唖然、わかって呆然。

織田くんが可哀想と、泣いたファンが多いと言うが・・・僕はちょっと泣けない。

清洲城で鎧兜の応援団が見守っていたそうだけれど、スケート選手の靴の紐が本番で切れたといえば、そりゃ戦場で戦っている真っ最中に、刀が折れた?・・・・のではなくて、目釘が外れて刀が飛んでいってしまったようなものだろう。

厳しく言えば手入れ不足、心得不足の何者でもない。そういえば皮肉にも、織田くんの演目は・・・チャップリンだった。

と、人に厳しすぎるのはダメかな、とも思う。考えてみれば彼はなんとまだ22歳の若者だ。

あんなことがあったって7位入賞。自分よりうまいやつは、世界に数人しか居ないのだからすごいものだ!!

がんばれ!頑張って、次を目指してほしい。

それにしても、あの靴ひも切れ・・・滑走を待つ他の選手たちは、一瞬、みんな自分の靴ひもを見直しただろうな~。

僕は、急にPCのバックアップが気になった。

世界一ロマンチックでない愛の言葉は日本語??

ロイターの記事で、世界一ロマンチックな愛の言葉をランキングしていた。

フランス語やイタリア語スペイン語などの、ラテン系の言葉が上位を独占。日本語はなんとワーストワンだという。

そこで、I Love You や Amour  Amore と比較されているのは「私はあなたを愛します」なのだけれど・・・意義あり!!それはちょっと、文化的理解不足というものではないか!!

いったい、日本人が人を好きになったときに「私はあなたを愛します」などというわけがあるだろうか?

そもそも、そんな直接的な表現を繰り返さなくても、ちゃんと気持ちが伝わるところが、日本の文化の卓越したロマンチックさというべきで、この調査はゼンゼンナンセンス!と思う。・・・と、こんなところで憤慨しなくてもいいのだけれど、ちと反論したくなった。

先日、久々にAERAを買って読んでみたら、古今和歌集を取り上げていた。あいまいな記憶で恐縮だけれど、その古今和歌集を、日ごろの暮らしでストレスを感じたときの気晴らしの奥の手・・・と言った角度で取り上げていたのには笑わせてもらった。

確かに・・・あの時代にも、恋の悩みもあり、宮仕えのつらさもあり、古今はそんな暮らしの中の嘆息でいっぱいの歌集だ。

思うに任せない人生や、恋のうらみつらみを、歌に詠んで気を晴らしていたなんて、まあなんとロマンチックなことか・・・と、改めて子どものころに覚えた百人一首など思い出してみた。

 

頑張ってくれとは言っていない/鳩山首相。

小沢さんが「幹事長を続けるけれどいいか?」とおっしゃったので「はい」といっただけで、「頑張ってくださいとは言っていない」と記者会見で説明。加えて、反小沢色明解な枝野氏を行政刷新層に任命。

内閣支持率の低下を見て、鳩山さんも危機感を感じてのことだろうか。

今回の小沢事件を機に、民主党が少~し変わるかもしれない兆しだ。

検察vs小沢氏の第一幕は、小沢氏の勝ちで終わったけれど、巷の感覚は有罪か無罪かではなく、正義か不正義かだろう。

だとすると・・・今回の件は、どんなに言い張っても、正義からは程遠いというのが実感だ。

せっかくの政権交代。民主党には、是非、正義の政治を目指して欲しいと思う。

正義・不正義の基準は、時代が決める。

一昔前ならば「清濁併せ呑む」が、大物の人徳だった。僕など、全く”その通り!”と思っていた。

今は、どうやら違うようだ。

企業のコンプライアンスの概念もすっかり変わった。

TOYOTAが40万台のリコール発表。HONDAも37万台。

一昔前なら、無かったりコールなのではないかと・・・シロートながらに思う。

 

キリン・サントリーの統合断念に思うこと。

合併比率の問題が、新聞や週刊誌のネタに取りざたされ始めていたので、もしやとは思っていたが、こんなにあっさりと、統合残念の発表がなされるとは思ってもいなかった。

やはり、サントリー側が同属企業だったからか、このあたりの決断も早かったのか?と、いずれにしても外野の勘繰りしか入れられない。

両社は飲料界の両雄だ。この世界(広告やマーケティング)に生きてきた人なら、一度は携わってみたいクライアントだろうし、実際、さまざまな展開の片隅で、仕事に携わった人も多いだろう。僕も、Ibex時代には、末端の仕事ながらお手伝いをさせていただいた記憶が大きい。

その両社、これがまた極端に社風が違う。サントリーの「やってみなはれ。やらせてみなはれ」の社風は今も健在のようだし、一方の麒麟ビールは、「全員がマーケッター」で、思慮深く正しい選択の審美眼が磨かれている。

両社が合併、統合したら、まさか、キリントリーになるわけではなかろうが、国内では、どんな棲み分け方になるのか、興味しんしんだったのに、今回の破談は、野次馬的に・・・ちと残念。

それにしても、これからのグローバル時代。キリンとサントリーほどの会社同士が、将来の存続を掛けて統合を考えなければ生きて行けないのだとしたら・・・それは、楽しいこと?残念なこと?

アルカポネの時代のアメリカ映画を見る。出てくる車のどれもこれもが、個性的で魅惑的だ。たくさんの自動車会社が夢を競っていたわけだけれど、やがて、統合に統合を重ねて・・・現在に至る。

車は、いまやもうコモディティーだといわれる時代に。

子どもの頃、前から走ってくる車のメーカーと車名を言い当てるのが楽しかったし、得意だった。

今は、駐車場にずらりと並んだ車を見ても、車名はおろかメーカー名すら分からない。どれもこれも、同じに見えてしまう。

メーカーの個性など、どこかへ押しやられて、存続のための競争が続く。

小沢不起訴/検察青年将校敗北?

小沢幹事長、結局不起訴で、やはり検察の暴走だったのか?いや、僕はまんざらそうとも思わない。

と断定する証拠がつかめなかったから不起訴だとしても、陸山会の不動産コレクションはやはり異様だし、今時、4億5億のお金を、ゲンキンでやり取りすると言うこと自体、完全にグレーですと言っているようなもので、しかも、秘書三人が逮捕・起訴される小沢流は、やはり国民の総意とは乖離しているし、道義的責任というよりむしろ、きれいごととは裏腹の、背徳の体質が明らかになったとしか思えない。

同じ政治資金の不祥事でも、三代目お坊ちゃま政治家の鳩山さんが、ママからもらった6億円を信念の政治につぎ込んでいた姿勢とは対照的と思える。

さて今日、検察の小沢不起訴判断を受けて、前原大臣も、幹事長続行容認発言・・・そうか~、前原選手も大人になったんだ~。

昨年来の民主の台頭/政権交代のドラマを見ていて、僕の超個人的、超極楽トンボ的、超ノンビリ・ノンポリ的感覚で、TVに映るプレーヤーの顔つきで、好感が持てたのは、当初藤井さんと前原くんだった。

藤井さんは、ちょっと途中から失速したかな?と言う印象。

逆に、前原選手はどんどん、いい面構えになってきているように感じる。

鳩山総理は、日本の政界に久しくいなかった清廉の人と言う印象で見ている。実現のために小沢氏と組んでいるところも、清濁併せ呑んでも結果に導こうと言う意欲の現われと受け止めて、僕的にはガンバレだ。

鳩山地ならしの後は、岡田リリーフで、前原本格政権に!

TV観戦のお茶の間政論で、大変失礼。

 

比較広告はおもしろい。

近頃ちょっとブログのねたに行き詰まり気味?

政治の話やお通夜の話ばかりでは、VMLの辻井のブログとしてはちょっと??と思って、人様のブログをはしごしてねたを探してみようと思ったら、早速あったあった。

面白いネタ!!題して”けんか腰CM”(@初谷さんBlog)・・・「ここ」

自社のハンバーガーのCMに、競合のマクドナルドのBigMacを名入りで登場させている。

カールスジュニアはカリフォルニアが本拠地の中堅バーガーチェーン。いつもユニークな発想でファーストフードビジネスをリードしてきている。僕も、若かりし頃?(弱冠25歳くらい?)、渥美俊一率いる「アメリカ・チェーンビジネス視察団」とかに、大枚はたいて参加し、かのカールスジュニア他で毎日ハンバーガーを食べ歩き、デニーズに感動し、巨大スパーをはしごして、帰りにディズニーランドによって、そこだけは異常に感動して、ミッキーのお土産をたくさん買い込んで帰ってきた。

話はそれてしまったけれど、比較広告というのは、消費者にとってはいいのではないかと思う。

自社商品のアピールポイントだけを、どんなにメッセージしても、消費者にとっては、有益な「生活情報」になりきらない。なぜなら、他にももっといいものがあるかもしれないと言う点には答えきっていないから、選択の判断材料として完結していない。

でも、比較広告なら、今あなたが選んでいる「アレ」より、「コレ」はこんなに優れている。と、すぐに判断材料として生きる(=生活情報として役立つ)情報になりうる。もちろん、ウソや誇張や、隠蔽は反則だけれど。

日本では、この比較広告がタブーだ。

なんでもありのパチンコのCMあたりからでも、このタブーに挑戦する、面白い比較広告が出てきてくれたりしないだろうか?

旧友の訃報に接して。

先週土曜日の朝、いきなり故郷札幌の友人からの電話で、親しい旧友の急死を聞いた。

取るものもとりあえず・・・と言う感じで、飛行機の空き状況だけを確認して空港へ。遺族と会う。

聞けばなんと!!!

会社の従業員十数名を連れて、札幌市近郊の温泉地、定山渓での新年会の夜遅く、夜食を食べた後に、一人風呂に行ったのだという。

その風呂の中で心臓発作を起こし、一人倒れて、そのまま息を引き取ってしまい、深夜に、別な入浴客が発見してフロントに通報。ホテル側は時間も時間で、館内放送を掛ける訳にもいかず、警察に通報。

「身元不明の事故死」として、病院で検死、そのまま札幌南署に運ばれてしまった。

その間、同行していた奥さんも、会社の従業員も「社長の事故」には気づかず、朝起きだして始めて事故を知る。

ご存知の方も多いかもしれないが、北海道の昔ながらの温泉ホテルの温泉は、遊園地のように広い。

我が友は、その広い広い温泉の、ジャグジーの底に、目を開けたまま、水も飲まずに、沈んでいる姿で発見された。死に顔は、笑っているように穏やかだった。

60歳。小さな印刷業を営む友の人生は波乱に富んでいて、つい十年前に一度、人生最悪の時を迎えた。その前にやっていた会社が倒産。さまざまなことがあって家族との別離。自己破産の道は選ばず、借金の山が残った。僕らから見ても、彼の人生は終わってしまったかに見えた。

そこから、僕も知る新しい伴侶ができ、筆舌に尽くせないような奮闘、奇跡の再起の努力を続け、ようやく昨年古い借財を清算。得意先からの信用も積み重なり、年末には、銀行からの融資も受けられるようになって、今年は飛躍を期した年で、従業員への慰労と今年の頑張りを期しての新年会のイベントだったと言う。

よりによってそんなときに???

あの笑顔は、そんな安堵の中での幸せをかみ締めているようにも見えたが、残された新しい奥さんは、まだ現実が受け止められずに居るようにも見えたが・・・・やはり、バカヤロー!!!である。

別な人の葬儀で、カソリックの神父さんが言っていた事を思い出した。

神様のご判断は、我々には解せないことも多い。こんな方にこの仕打ちは・・・神様のお間違いなのではないかと思うことも多い。だが本当は、私たちがこの世で見ているものは、美しい西陣織りの帯の裏側のようなもの。糸が絡み合って全く美しくは無い。だがその裏側(=本当の表側)には、美しい模様が織りなされているのですよ・・・と。

ううん、うまいことを言う。

でも、その時もそうだったが、今回も、こんな説明では納得できない怒りを覚えた。

が、死は人の人生に「完成」の印を押してくれるものではある。我が友の人生は、1月30日に波乱の筋書きを完成させてしまった。

会社は、奥さんが・・・「頑張る」「頑張る」「いやもう頑張れない」「いやきっと頑張る」と、何度もくりかえした。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
www.vmlab.jp

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