COP15の落着。
世界193の国と地域から延べ4万人のスタッフが参加したというCOP15。全会一致の落着点は期待に応える内容ではなかったものの、最悪の事態は免れて「宣言に留意する」の合意に至った。
日本にいて、新聞などでこの会議の経緯の報道に接して、何だか全くよくわからなかったという人が多いのではないだろうか?・・・僕もその一人だ。日本のメディアの限界を感じる好例だと思う。
新聞などでは、会議に臨む各国をグループ分けして、先進国:EU/アメリカ/日本 VS 新興国:中国/インド/ブラジル & 後進国:アフリカ/アジア・・・ & 島嶼国:ツバイなど・・。と、色分けしている。
あれ?後進国って言い方は、差別用語であまり使っちゃいけないんじゃなかったっけ?途上国と言うのが正しい表現だと教わった記憶がある。
でも、このテーマで語るときは、後進国の方がわかりやすいのかも。そうすることで、新興国という分け方が際立ってくる。そして・・・新興国と言う、こいつが曲者だな~と、僕は、この報道を読みながらまるで別なことを考えていた。
折りしもTVでは、坂の上の雲の放送が鳴り物入りで始まっっている。明治の初期から日清日露の戦争へ。国が新興して行く過程を、青年達の生き様を通して描いた司馬遼太郎の傑作のドラマ化だ。
新興国・・・国際世界の舞台で、日本は二度この立場を演じた。
一回目は、明治から大正・昭和に掛けて。そして大戦をはさんで、再びの復興の過程で・・・。今は?しっかり先進国のグループに色分けされているのだけれど、はて、何時を堺に我々日本人は先進国民になったのだろう?
新興国とは、自国の成長のためには、周囲の迷惑を考えなくてよい期間のこと?かな? がむしゃらな出世レースを勝ち抜いて、役員の椅子に座ったら、そこそこお行儀も勉強しなさいよと言うことか? あるいは、乱暴な意見もきっちり理論武装し、根回しして通すテクニックを身に付けなさいよ。あるいは、圧倒的影響力で周囲を黙らせる力を発揮しなさいよ・・・?
もう一つ変なことを考えた。例えば、オランダやデンマークは明らかに先進国なのだろうけれど、いわゆる大国ではない。同じ先進国でも、パワフルな大国と上品な小国では、国際世界での役割が違う。先進国ではなくても、充分に大国の影響力を行使している国もある。
では、ポルトガルは先進国?ギリシャはどっち?トルコはどこに入るの?・・・「停滞国」という言い方があったら面白いのに、そうは呼ばない。
国際社会にも、もうじきその「停滞国」認定が必要になってくるのでは? 老人介護と似てるかも?
日本も「停滞国」グループに入らないように気をつけなくては!!
ううん、全くもって落ちのないエントリーになってしまった。
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