モザイクの哲学/エコトノハの中村雄吾氏UNICLOと、マイケルジャクソンSite
僕が大好きで応援している仕組みのひとつに”Pit”と言う実に面白いのがある。
ケイタイで撮った写真にメッセージを添えて送信すると、数千数万の写真とメッセージが、次々に自動編集されてモザイク画の画面になってゆく仕組みだ。大勢の人の思いと画面のモチーフが合体してゆく。
象徴的な実施例は、例えば阪神タイガース久々の優勝時。星野監督の歓喜の胴上げシーン写真をモチーフに、ファン達が送った写真と応援メッセージが、胴上げ写真と合体した。
九州・博多の小さな会社のみんなが思いつき、苦労してj開発し、システム化の特許も取得して現在に至っている。
この仕組み、例えばミュージシャンのコンサート記念や、政党の応援ポスターなど”強い思いや求心力”のあるテーマにさまざま応用できると考えて、僕はことある毎に、Web上での活用などを提案し続けてきている(・・・が、なかなか実現しない/残念!力不足?)
そんなこの頃、嬉しいやら悲しいやら、同様の発想の成功事例を立て続けに目にすることになった。
ひとつは、かのエコトノハで有名な中村雄吾氏のUNICLOの「モザイク展開」だ。そこには、エコトノハ以来の氏の哲学が脈々と流れている。実に素晴らしい出来だし、素晴らしい方だと思う。
もう一つは、かのマイケルジャクソンのTHIS IS ITで展開されている「モザイクWeb」だ。こいつもすごい出来だ。
すわ!Pitの特許が盗まれたのか?まねされたのか???
・・・・・違う。企画の世界ではいつもそうだが、共感性の高い優れた企画はたった一人が思いついているのではない。同時多発的に色々な人たちが、いろいろな場所で、色々な課題から思いついているものなのだ。(注:Pitの特許性は、モザイクの活用ではなく、その自動編集機能の部分が主)
そうして、優れた発想や手法は、誰かがどこかで先にやってしまったから色あせると言うものでも決してない。そこにある必要に充分に応えているのならば、そしてそこにオリジナリティーが息づいているのなら、二番手でも三番手でも堂々とやるのがいいのだ。そして本物は・・・往々にして後からやってくることが多い。
さてこの「モザイク」には、宇宙の節理にかなった哲学が宿ると、僕は感じている。
遠くから見るとひとつの物体。近くによるとさまざまなものの集合体。さらに寄れば、それは分子の世界になり、さらには原子のミクロになってゆく。
このモザイクの深さ、広さは・・・・これからの共感性のマーケティングには親和性が高いと信じる。
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