JALのマイレッジが気になって・・・。

再建の道筋が見えず、株価も急落のJAL(国内線)に、このところ立て続けに何度か乗った。

心なしか、スタッフの姿勢がいつもより低姿勢?何だかちょっと哀れにも思えて、ガンバレ!と言いたくなったり・・・いや、いや、そうじゃない!当然の報いだ!と思えたり。

だからと言って、乗る側から見れば、ANAとJALにどれほどの差異があるだろうか。

プレミアムシートや、Jクラス/1stクラスなどの設定で、多少の好評不評は分かれるものの、サービスの差はほとんど無い(スープの味も区別が付かない)。サービスのレベルで言えば、かの有名なNorthWestとでも比べない限り、どっちに乗っているのかも忘れてしまうくらいだ。(NorthWestは、これだけは・・・分かる/笑)

そのJALに、救いの手(なのか、魔の誘いなのか?)を差し伸べる世界一二の米国の二社も、揃って赤字経営だと言うのだから、航空会社と言うのはよほど儲からない宿命のもとにあるのだろうか?

航空会社のプロモーションと言えば”マイレッジ・プログラム”だ。

ご贔屓のAirLineに乗り続けたり、CARDのポイントと組み合わせたりすると、なかなかのリターンが帰ってくる。海外出張の多い社用族などは、カードで立替決済をしてポイントを貯め、フライトのマイルとWで集めれば、結構な魅力に映るはずだ。

だがこのマイレッジ・・・結局はルツボの構造だ。JALとANAと両方上手にためている人が大半だろう。

この構造を「囚人のジレンマ」と言うらしい。

共犯で逮捕された二人の囚人AとB。二人とも自供しない場合はそれぞれ2年の刑になる。刑事は言う「お前が自供すれば、お前は1年で済み、あいつが3年になる」と。Aは悩んだ挙句にBを裏切って自供する。Bがさっさと自供してしまったらバカを見ると思うからだ。

ところがBも結局は同じ道を選ぶ。結果は、ABそろって3年の刑に服すこととなる。

航空会社のマイレッジ競争もそうだが、スーパーの安売り合戦。廉価な弁当や激安の居酒屋・・・デフレの構造はこうして進む。デフレは庶民にウェルカム?・・・イヤ、その先にはさらに大きな囚人のジレンマが待つことになる。不況のスパイラルだ。

それはそれとして、鳩山内閣と前原国交相に進言!JALの再建が仮に法的整理に至ったとしても、消費者の宝物のマイレッジは失効させない方がいい。

マイレッジの失効は、(不肖辻井を筆頭に)有権者の不興を買うこと甚だ大きいと思われる(笑)。

でも、事情通の間では、今のうちに使っておいた方がいいという話が回っているんあだよなあ~。

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VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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