JAL墜落。
日本航空の再建問題はGMのそれと似ていると言う。
一国の隆盛の旗手だったエスタブリッシュ企業に染み付いた古い垢は、なかなか落せない。ならいっそ、倒産→再建のシナリオの方が過去のしがらみと決別できるだろうと。事実GMはその道をたどった。
JALでは、古い機材の簿価が驚くような水増し計上だったと言う。企業年金の潜在債務は見積もりの倍近く、おそらく一兆円を超えるだろうと言う。積み立て不足が6000億円だという。事実上の債務超過額は一体いくらなんだろう?
そんな会社、潰れて当たり前だろう!
OB達が、我々の老後の計画はどうなる?と言うが、国民の税金で再建される企業から、驚くばかりの高額企業年金は世間が許さないだろう。
と言うのは簡単だ。
簡単だが・・・何か、解せない部分も残る。
この会社は、やはり半官半民の、国の機能の一部を担ってきた会社だ。その点、次男坊のANAとは少しく事情が違う。
だがやはり、みえみえの、言わば粉飾の決算を繰り返して生き延びてきたのは、時の政権の暗黙の同意があってのことだろう。その親方日の丸自体が瓦解して、今、JALは裸に剥かれてさらし者だ。
GMのケースとはちょっと違うのではないか?
GMには、独立した企業としての経営の意思があったろうと思う。あってなおかつ、判断を誤った結果だろうと思う。しかし果たしてこの会社、JALには、代々、確たる経営の意思があったのだろうか?
血筋のよさゆえに世間に馴染めず、無気力で生活力の無い旧家のお坊ちゃまの末路を見るようだ。
時代が変わる。
急遽、責任政党となった民主政権の今後の判断が、100%正しいとはけっして期待しない。だが・・・何にせよ”戦後行政の大掃除”は必要な時だ。平成維新はウェルカムだ。
”無血”は違うのではないか? いろいろな意味で、血は流れると思う。
前向きな意思も持たない企業や法人を、いくつもいくつも存続させていられるほどの余力は、この国には無い。
JALはある意味、見せしめ的生贄だ。
もっとひどい法人がたくさんたくさんある。
官の周辺を埋め尽くす、無意味な、或いは明らかに有害な魑魅魍魎法人だ。
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