新疆ウイグル自治区、ウルムチの暴動に思うこと。
中国、新疆ウィグル自治区の暴動が深刻さを増している。
前回はカシュガルで騒ぎがあったが、これほどではなかった。
その際にも書いたが、新疆ウイグル自治区は、僕が愛してやまないシルクロードのロマンのふるさとだ。
ウルムチと言う街(大都市)は、僕にはちょうど名古屋のような印象のところで、(名古屋の方には甚だ申し訳ないが)産業優先のイメージで余り風情の感じられるところではないのだが、シルクロード地域の中心都市で、空路でどこかに行こうとしたら必ず通らなくてはいけないところだ。
僕も何度かトランジットで宿泊したが・・・あの街で・・・あの暴動か・・・。
旅人と言うのは、結局は上っ面しか見えないものなのだなと、改めて思う。
それにつけても、昨今の(石油ブームなどによる)漢族のウイグル地区侵入の勢いは、想像を絶する勢いなのだと改めて知った。
ほんの10年も前には全くまばらだった漢族(=中国人)の人口比率は、5%にも及ばなかったはずが、現在では50%に迫ると言う(数字はNewsで聞きかじったので不正確かも?)。
いわば国内植民地なのだ。しかも石油や地下資源などの産業系の植民地だ。人口の比率以上に富の分配率の数字格差は大きいはずだ。ウイグル族の憤りが伝わってくる。
ウイグル族の憤りはわかるのだが、漢族側にも憤りがあるという。
中国の少数民族政策はなかなか言いと感じていた。公用文なども地元言語が先で中文が後に来る。有名な一人っ子政策も少数民族には適用されず、何人でも生める。大学などにも優先入学枠がある。
こうした少数民族優遇策が、漢族には癪の種なのだと言う。・・・アメリカなどでのプアーホワイトの感情に似ている。
以前北京で天安門広場を訪れた。この広場に戦車が乗り入れ機銃を乱射して鎮圧の虐殺があったのかと思うと、爽やかな風の青空が空恐ろしく感じた。
ウルムチ、ウイグル自治区の素朴な街。あの街で今、あの暴動か・・・。
何か馴染まない違和感を覚えるのは・・・現実オンチのロマンチストの感傷か。
これ以上の流血の無いことを祈る。
そして、中国の・・・きっと、独立は認めないであろう中国帝国の、異民族政治に心あることを望む。
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