「ありのままの公立中学校」企画に期待すること。

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たまたまチャンネルを合わせたNewsZEROで、一年間の長期密着取材企画として、北九州市の名も無い公立中学をドキュメンタリー取材するコーナー「ありのままの公立中学校」を見て、何か感じて先日ちょっと書いた

その後、二回目の放送を見た。「大変な反響をいただいて・・・」と前置きしていたが、やはり、ドキッとした視聴者が多かったのだろう。いま、ブログなどを検索してみたけれど、結構皆さん書いていらっしゃる。

中学校、3年間。すごい時間だと改めて思う。

鼻ったれの?小学生が入学してきて・・・3年後には、すっかり自分を確立した高校生になって巣立って行くのだ。大変革の三年間だ。

自分を振り返ってみても、一番多感だったのは高校時代の3年間だとは思うが、その基礎になる自我を作ったのは中学時代の三年間だ。人生を通じて心許し合える友を得たのもこの時代だ。一個の人間として、他と触れ合い始めるときだ。自分が何なのかを少しわかり始めるときだ。

子育てに一生懸命な後輩には、よくこう話したような気がする「中学校時代が大事だよ。不安定で、可能性に満ちていて、右にも左にも大きく振れる時だと思う」と。

二回目の放送を見て、この番組の姿勢に(一応)安心した。

ただの(正義派)ドキュメントとして、今そこにある問題点だけをあげつらって警鐘を鳴らそうというならけしからんと思っていた・・・そこで真剣に生きる子どもたちや先生に失礼じゃないかと。

かといって、そこにある真心や誠意の美しさにばかりスポットを当てて美談に仕上げるのもずるいと思っていた。

番組は、今のところそのどちらにも振れ過ぎていなくて好感が持てた。

一回目の放送の時、この校長は良く火中の栗を拾う気になったなと感心した。きっと、先生たちに問題のある人がいなくて安心だったんだろうなと深読みした。

そうしたらナントいきなり二回目の放送のテーマが、うつ病で休んでいた教諭の話だった。・・・結構すごい!と思った。

この時代。教師を志すのはなかなか難しい選択だと感じる。(子も親も一昔前のそれじゃ無い時代だから)

そして、そうした志の高い(?純真な)人ほど心を病む例が多いと聞く。

 

 

教師と言う仕事は難しいだろうなと以前から思っていた。

何故なら・・・・

普通の社会ならば、自分が駆け出しのとき駆け出しの仕事。長ずれば、より責任のある仕事とステップアップしてゆく。

それ以上に、自分の周り=仕事相手が育って行って、自分も一緒に引き上げてもらえる。仕事とは、仕事相手に啓発されることがどれほど多いかは多くの人が知っていることだろう。

それが、教師の場合はそうは行かない。明けてもくれても中学教諭の相手は中学生だ。

賽の河原の石積みとまでは言わないが、自分と一緒には育ってくれずに、また振り出しに戻るわけだ。

ここで勘違いをするダメな教師も生まれる。つまり、相手を常に下に見て押さえつけようとしたり型にはめたりしようとする輩だ。本当にたちが悪いと、ある種、刑務所の看守のようになってしまったりする。

教師を続けて自分を高めると言うことは、その、成長しない(?)仕事相手から、常に新しい何かを得る努力はいつも自分の側に求め続けなければいけないわけだ。三年間の成長を見届けられる喜びと、それにかけての自己研鑽。でも、これは相当に厳しいことでは無いだろうか。・・・だから僕は・・・金八先生を見ると5分で泣いてしまうのだ。

番組のこれからを、少し意地悪に、でもたくさん期待しながら、楽しみに見ていきたいと思う。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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