NewsZERO「ありのままの公立中学」企画に、ちょっと拍手。

日テレ/NewsZEROは、「社会性」と言う視点に敏感な編集だと感じている。

少し、トレンド迎合的と言うかマスコミ的商業主義?がにおう時もあって、まだまだ問題は感じるのだけれど、どこやらの局のFルダチ選手が、妙な社会正義を振り回して一人合点でまとめたがるあのトーンよりははるかにいい。

そのNewsZEROが今日から、「ありのままの公立中学」と言う長期密着取材をスタートさせたのをたまたま見た。北九州の極々普通の公立中学を、これから一年間密着取材して報道するのだと言う。金八先生のドキュメンタリー版が出来上がるのか?

「公立」の「中学」と言うところがおもしろい。

中学校の三年間は、子どもが自我に芽生え、自分自身や親兄弟、社会との関係構築を求められる”人生の発射台”のような時期だ。そこにあるものは、ある意味で社会の今を映す鏡かもしれない。

公立だから、中庸を貫かなければいけない縛りの中だ。これは結構見ものかもしれない。編集のトーンからは、NewsZERO側の姿勢や奥行きの深さ浅さもきっと透けて見えてくるだろう。

「長期だから引き受けました」と語る55歳の校長に好意を覚えた。見れば解かる真摯な姿勢の方だ。

教師はもちろん、生徒や保護者のプライバシーに思いっきり踏み込むことになる。その理解獲得を思えば、大変な決断だったろうと思う。

報道による「短期の取材」は怖い。悪意や誤解で編集された「事実」は、最大の「嘘」の材料にもなるからだ。

今日のところは、番組の勇気にちょっと拍手を送って、これからを楽しみに見てみようと思う。

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たまたまチャンネルを合わせたNewsZEROで、一年間の長期密着取材企画として、... 続きを読む

コメント(6)

投稿者:とね

はじめまして。「とね」と申します。

今夜、この長期密着取材企画の続編が放送されました。授業中はもとより学校行事の最中でさえおかまいなしに退出してしまう今どきの中学生の様子が報道され、僕の中学時代(1970年代後半)とは状況が全く違うこと、問題解決の困難さを痛感しました。

最近は金八先生のような学園ドラマも民放の番組から姿を消してしまいましたが、もし放送されていたとしても現実から乖離したものになってしまうだろうなと思いました。

この中学校の校長は全く素晴らしい方だと思いました。問題解決への望みを学校の実情をさらけ出すことからはじめるのは、言うは易しですが実行するにはとてつもない勇気と決断力がいると思います。取材を受けるにあたっては教育委員会をはじめ、周囲からの反対もきっとあったことでしょう。

この中学校にもいろいろな生徒がいると思いますが、少しでも多くの生徒が校長や先生方そしてPTAに協力する父親、母親の取り組みを真摯に受け止めるようになってほしいと思いました。

投稿者:tsujii Author Profile Page

とねさん!コメントありがとうございます。お返事遅れて済みませんでした。
うわ~!残念。僕は見そびれてしまいました、その放送。でも本当に本等に、今の学校は難しそうですね。先生も、子どもにとってもかな~~。
先日、マイナーな映画を一本見ました「ひのあたる教室」と言うタイトルで、売れない作曲家がアルバイト気分で音楽教師になって、子どもたちと触れ合いつつ自分を見つけてゆくストーリーで、ちょっと素敵でした。

投稿者:とね

> 今の学校は難しそうですね。

本当にそうだと思います。僕は東京理科大をでていますがこの大学の卒業生は4割くらいが教職の道へと進みます。僕は「教えること」はとても好きだし、得意なほうだったのですが、当時でさえ校内暴力や学生の倫理低下が問題になっていましたから「こりゃ、自分には対応できないな。」とあきらめて別の道を選びました。

> 「ひのあたる教室」

Amazonでレビューを読んでみましたが、感動できそうな映画ですね。涙もろいほうなのできっと。。。
中古で買えるようだったのでDVDを注文しておきました。(笑)紹介していただき、ありがとうございました。

投稿者:tsujii Author Profile Page

とねさん!そうですか、DVD買っちゃいましたか。でもきっと、ちょっといい感じが残る映画だと思います。ご覧になったらまた、感想をお聞かせくださいね。僕は教職は取らなかったんですが、僕の親戚やいとこたちにも教師はたくさん居ます。人を育てる・・・と言うか、人が育つ過程に関与できるって、すばらしいことですよね。学校もそうだし、会社や社会においてもそうですが。

投稿者:とね

辻井さん

大変遅くなってしまいましたが「陽のあたる教室」を見てみました。彼の半生を描いた映画だったのですね。もっと短い期間について映画にしたのだと誤解していました!

年代的に僕も物事に感動する機会が少なくなってきていますが、なんだかこういう熱中教師モノの話は懐かしいのと、最初は「やりすぎだなぁ」とか「現実はこうはいかないよなぁ」とか思いつつも、ついつい引き込まれてしまい、胸が熱くなりました。

あと、教え子の女の子との話も僕のツボにはまりました。(笑)

昔はレンタルビデオで映画をよく見ていましたが、最近ほとんど見ない生活が続いていましたので久しぶりに昔の感覚がよみがえってきました。

こういう映画がちゃんとヒットするような社会、世相になってほしいものですね。

投稿者:tsujii Author Profile Page

とねさん!ご覧になったんですね。そんなに凄い名作!!ッて感じじゃないけれど・・・何となくいい感じの映画でしたでしょう?映画って、たま~にいいのにあたると、少し得したようないい気分になれますよね。僕は、意図的に、時折観るように心がけています。つまらないTVよりはずっといいかなと思って。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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このページは、tsujiiが2009年6月24日 23:34に書いたブログ記事です。

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