2009年6月アーカイブ
「ありのままの公立中学校」企画に期待すること。
たまたまチャンネルを合わせたNewsZEROで、一年間の長期密着取材企画として、北九州市の名も無い公立中学をドキュメンタリー取材するコーナー「ありのままの公立中学校」を見て、何か感じて先日ちょっと書いた。
その後、二回目の放送を見た。「大変な反響をいただいて・・・」と前置きしていたが、やはり、ドキッとした視聴者が多かったのだろう。いま、ブログなどを検索してみたけれど、結構皆さん書いていらっしゃる。
中学校、3年間。すごい時間だと改めて思う。
鼻ったれの?小学生が入学してきて・・・3年後には、すっかり自分を確立した高校生になって巣立って行くのだ。大変革の三年間だ。
自分を振り返ってみても、一番多感だったのは高校時代の3年間だとは思うが、その基礎になる自我を作ったのは中学時代の三年間だ。人生を通じて心許し合える友を得たのもこの時代だ。一個の人間として、他と触れ合い始めるときだ。自分が何なのかを少しわかり始めるときだ。
子育てに一生懸命な後輩には、よくこう話したような気がする「中学校時代が大事だよ。不安定で、可能性に満ちていて、右にも左にも大きく振れる時だと思う」と。
二回目の放送を見て、この番組の姿勢に(一応)安心した。
ただの(正義派)ドキュメントとして、今そこにある問題点だけをあげつらって警鐘を鳴らそうというならけしからんと思っていた・・・そこで真剣に生きる子どもたちや先生に失礼じゃないかと。
かといって、そこにある真心や誠意の美しさにばかりスポットを当てて美談に仕上げるのもずるいと思っていた。
番組は、今のところそのどちらにも振れ過ぎていなくて好感が持てた。
一回目の放送の時、この校長は良く火中の栗を拾う気になったなと感心した。きっと、先生たちに問題のある人がいなくて安心だったんだろうなと深読みした。
そうしたらナントいきなり二回目の放送のテーマが、うつ病で休んでいた教諭の話だった。・・・結構すごい!と思った。
この時代。教師を志すのはなかなか難しい選択だと感じる。(子も親も一昔前のそれじゃ無い時代だから)
そして、そうした志の高い(?純真な)人ほど心を病む例が多いと聞く。
東ティモールで考えたこと(4)通貨と物価。
日本から東ティモールへは、先ず、成田空港からバリ・デンパサールへ。ご存知のように、成田からのバリ便は夕方から夜の到着。デンパサールから東ティモールのディリへのフライトは午前中の一便だけなので、バリでの前泊が必要になる。
たった一泊の前泊とは言えインドネシア入国だ。1W以内のVISAが30$。ホテルのポーターへのチップやら、ベッドに置く分やら、やはり幾らかはルピアに交換しなくてはならない。
だがこのルピアが東ティモールでは全く通用しない。
2002年インドネシアの統治から独立を果たして、現在の東ティモールは自国通貨を持たない。国内で流通する通貨はUS$だ。
僕らの定宿、ホテルオーディアンは一泊およそ50$。バスタブは無いが、一応お湯のシャワーが使える(部屋によっては水しか出ない日がある)・・・安いのか?高いのか?微妙なところだ。
食事は・・・首都ディリにだけはレストランが結構たくさんある。中国人華僑や、オーストラリア人が経営する店で、ほとんど全ての客はUNやその他NGO関係などでらい濃くする外国人だ。店の格にもよるが、ランチタイムで5$~15$。ディナータイムで10$~30$。ちょっと贅沢にやれば50$使うことも難しくは無い。・・・・つまり・・・この国の経済事情に比して考えれば結構(いやめちゃくちゃ)高いと思う。
さて本題だ。この国の大半の人々は、(GDPから換算すると)一日一人1$~2$以内で生活していると言う厳しい状況下にある。
そんな中で、どうしてもの買い物は$でするわけなのだが・・・ここでは1¢コインは目にしない。聞いてみたが、使われていないと言う。1¢も5¢もなくて、実質的な最低単位は10¢なのだという。
「10¢が実質的な最低単位って、とんでもないことなんですよ、この国の一般人にとっては」と、この地でNGO活動の長い佐藤さんが話してくれた。
チキンラーメンの麺だけの様なものが主食代わりに良く売れると言う。アジアの国では良く見かける。
それがついこの間まで一食分10¢立ったのが、この頃値上がりしました。さていくらになったと思います?20¢なんです。いきなり倍ですよ。そんな乱暴な値上がりが他にも多数あって、これが結構深刻な問題のようだ。
新しい国だから政府は国力の向上に一生懸命だ。最低賃金の規定もある。いくらだと思います?一日4$50¢なんです。高いでしょう!他のアジアの国なんかではもっともっと低いですよ。
いいことじゃないか!と、最初は思ったが、これもよく聞くと問題だと言う。
つまり、途上国の割には労働コストがべらぼうに高く設定されているわけで、それは外資による産業の参入意欲をそぐと言う。
だから、港や道路やさまざまなインフラの欠如とも相まって、この国は・・・産業立国は難しそうなんです。・・・と、佐藤さんはぽつりと言った。短い時間で詳しくは聞けなかったけれど、国を興すということは、難しいことが一杯なのだなと何となくわかったように感じた。
東ティモールで考えたこと(3)現地に根付くチカラ。
僕らの「ネピア千のトイレプロジェクト」の支援の仕組みはこうだ。
対象商品の売上の一部を→ネピアからユニセフに寄付→ユニセフ東ティモール事務所が(政府とも協議の上で)中期的な改善計画に沿って、東ティモールの村々で家庭や学校のトイレや水源の環境改善を進める。
僕のカメラに明るい笑顔を見せてくれるこの子どもたちは、去年まではみんな草むらや川で用を足していた。学校のトイレも壊れていて、特に高学年の女の子たちにはちょっと深刻な問題もあった。この村の一軒一軒の家々にに、去年トイレが出来上がった。
ユニセフが勝手にトイレを作って上げるのではない。ここが肝心カナメのところなのだが、実際に汗を流してトイレを作るのは村人たち自身だ。
ユニセフは先ず、水と衛生の観点からトイレの必要性を啓蒙する。その上で、必要性を理解してトイレの設置を望むコミュニティー(村)と協議して設置に向かう。
村人の力では調達できない資材(便器やセメントなど)はユニセフが供給し、現地のNGOを指導育成して、NGOから村人たちにトイレ作りや維持管理の技術を指導する。
村を上げてのトイレ作りが始まる。土の下に入る部分(便器や便層)はユニセフ支給だが、トイレの建物は村人の工夫で、村人(個人)の負担で建てられる。竹や木の葉で作る人、木やビニールシートを使う人、コンクリートのブロックで作る人、暮らし向きや意識でそれぞれに違うトイレが出来上がるが、衛生上の基本機能は変わらない。
NGOを育て、村人主体でトイレと水の問題を改善することで、この国(NGOや村人)にその意識が根付き、技術が残って行
く。それが重要なポイントだと僕もようやく解かって来た。今までの視察でも、学校などに、今は壊れて使われなくなっているいくつもの立派なトイレ施設を見た。これまでにさまざまな国や団体からの支援で出来あがったものだが、この国には今それを修理する知識も技術も資材も無いのだ。
現地に”チカラ”を養成する。それがこの国を支援する基本方針だと、ユニセフ久木田代表は熱く語る。納得だ。
久木田さんはこうも言う、アジアで一番若い、言わばレイテストカマーのこの国で、僕らは今、世界最速の支援の目標達成が出来そうな手ごたえを感じるのですと。
NewsZERO「ありのままの公立中学」企画に、ちょっと拍手。
日テレ/NewsZEROは、「社会性」と言う視点に敏感な編集だと感じている。
少し、トレンド迎合的と言うかマスコミ的商業主義?がにおう時もあって、まだまだ問題は感じるのだけれど、どこやらの局のFルダチ選手が、妙な社会正義を振り回して一人合点でまとめたがるあのトーンよりははるかにいい。
そのNewsZEROが今日から、「ありのままの公立中学」と言う長期密着取材をスタートさせたのをたまたま見た。北九州の極々普通の公立中学を、これから一年間密着取材して報道するのだと言う。金八先生のドキュメンタリー版が出来上がるのか?
「公立」の「中学」と言うところがおもしろい。
中学校の三年間は、子どもが自我に芽生え、自分自身や親兄弟、社会との関係構築を求められる”人生の発射台”のような時期だ。そこにあるものは、ある意味で社会の今を映す鏡かもしれない。
公立だから、中庸を貫かなければいけない縛りの中だ。これは結構見ものかもしれない。編集のトーンからは、NewsZERO側の姿勢や奥行きの深さ浅さもきっと透けて見えてくるだろう。
「長期だから引き受けました」と語る55歳の校長に好意を覚えた。見れば解かる真摯な姿勢の方だ。
教師はもちろん、生徒や保護者のプライバシーに思いっきり踏み込むことになる。その理解獲得を思えば、大変な決断だったろうと思う。
報道による「短期の取材」は怖い。悪意や誤解で編集された「事実」は、最大の「嘘」の材料にもなるからだ。
今日のところは、番組の勇気にちょっと拍手を送って、これからを楽しみに見てみようと思う。
伊達公子!ありがとう。
クルム伊達公子38歳。13年ぶりのウィンブルドン。あの96年のグラフとの死闘は今でも記憶に鮮やかで、今回は本当に素晴らしい復帰の晴れ舞台、これ以上のファンサービスは無いのだが、初戦、世界ランク9位のワーズニャッキとの対戦と聞いて、ありゃらりゃら・・・と思っていた。
深夜のNHKに見入る。
第一セット第一ゲームをいきなりブレイクされた時は、ああ~~と思ったのだけれど、第3ゲームで見事にブレイクバック。全盛期の彼女とはまるで違う多彩なゲーム運びで徐々にペースを握る。
圧巻は5:5で迎えた第11ゲーム、0/30にされたサービスゲームを見事にキープして6:5。そのまま7:5と第一セットを取った時は「もうこれで最高!」と、一人テレビに拍手してしてしまった。
18歳のシングルランカーを見事に押さえ込み、むしろ飲み込むような勢いの第二セット前半では、これはやってくれるのでは?と、釘付けになって一打ごとに大声を上げて応援してしまった。
第二セット後のトイレタイムも、第三セット途中のトレーナーコールも、そうだそうだ!間を取れ!じらせ!リズムを変えろ!と祈る気持ちで応援した。しゃにむに勝たないといけない現役時代とは違う。いい試合をしてウィンブルドンの芝を楽しめばそれでいいはずなのだと、頭の中では判っていてもやはり勝って欲しい。もう一試合応援したい・・・と。
悲しいかな流れが変わり、最後は痛々しい終わり方だったけれど・・・伊達、ありがとう。
解説者が言っていた。昨日までの選手が解説者になることは良くあるけれど、解説者が選手になるのは見たことが無いと。
ああ、今日の試合、松岡修造の解説でみたかったなあ~~。きっと、倍燃えたろうに。
試合後のインタビュー。時間がたつと悔しさが燃え上がってきたと。そして来年もやってくれると言う。
なんと素晴らしい表情の彼女だったことか・・・今日は本当にありがとう。
東国原/爆弾発言。
安易な話題づくりを狙って、思わぬ地雷を踏んだ形になってしまった自民党。
いわゆるタレント候補に出馬依頼をして、こういうカウンターパンチを食らわされるとは思いもよらなかったのだろう。期せずして今の自民党の情けなさが露呈してしまった。
古賀さんのニガリ顔、笹川政調会長?のいきどおった顔、麻生さんの怒りをにじませた反応。その他議員の面々のとっさの反応が面白かった。今日はもっと早い時間からNewsを見ていれば楽しかったろうと、残念に思う。
先輩意識、専門家意識の議員達が・・・本気で怒っている。
でも、どうだろう?
これも全て、政治屋としては大先輩のあなた方が、自民党総裁の座をたらいまわしにして弄んできた付けだ。
あなた方があきれるほど、国民はあきれていないかも知れない。
舛添総理が取りざたされる時局だ。
東国原知事閣下が、自民党を再生しても、何もおかしくは無いだろう。
国民が求めているのは、政治屋じゃない。政治家だ。正しい政治を志す人だ。
原丈人「21世紀の国富論」を読み直して。
稀代の人、原丈人氏には案外と日本語の書き物が少ない。
「21世紀の国富論」は、先年のサブプライムクライシス/リーマンショックのはるか以前に、その日の到来を予言していて洞察の鋭さ深さを披瀝している。
その中に彼が言っているいくつかのことが、今、読み直してみて改めて理解できた気がする。
曰く、NPOとはけっして、収益事業を営まない法人のことでは無いと。
ただ、株主の為に存在して、利益の分配を期待される「収益のための法人」とは違って、「利益の全てを目的の為に再投資する法人」であるところが違うのだと。
文中紹介しているBRACは、バングラディッシュで、あのグラミン銀行に先駆けてマイクロクレジットの原型を作るなどの実績も数多く、今も国内第5位の銀行業を営み、工芸品のチェーン店も経営して年間100億円規模の利益を上げている大規模なNGOだ。
株式会社と違うのは、その利益が株主に分配されるわけではなく、「目的=バングラディッシュの未来」の為に、全て再投資されるところだ。
原丈人氏は言い続ける。
目的と手段の取り違えは、人間が最も犯しやすい過ちの一つだと。
目的が定かで、そのための原資として利益を必要とするような法人は、株式会社である必要はさらさら無い。みな、NPOとして活動の目的にまい進すれば良いわけだ。
戦争と宴の狂騒の世紀を経て、今僕らが作り上げるべき世紀=21世紀。この時代にはきっと、また、想像を超える大きな変化が来る。19世紀の人々が考えようも無かった20世紀が、現実に訪れたのと同じように・・・・。
その国富論の中で原氏は「コンピュータの時代は、早晩終わる」と予言している。
計算のために開発されたコンピュータ主導の時代から、コミュニケーションの為の新たな道具の時代に切り代わるリ始めるのは、2015年頃では無いだろうかと予測している。
もう、目と鼻の先の話だ。
政権交代?
否が応でも・・・解散総選挙が近づいている。
永年の自公政権が終わる?
これはやはり、相当の出来事なはずなのだけれど・・・いまひとつ、巷にその実感が無いように感じる。
ま、そこが、日本の有権者の得意技?
お代官様が、ちょっと代わったからといって、日々の暮らし向きがそんなに変わる訳じゃないと言う、政治意識の現われか。
曰く、舛添総裁?曰く小池首相? 曰く石原政権? いわんや鳩山邦夫案??
自民の人材も払底したものだ。
と言って、民主に人がいるわけではない。改革の党が、この十年、同じ顔ぶれなのには少々こっけいさも感じてしまう。
土曜日日曜日と、渡辺謙演じる平塚八兵衛/刑事一代のテレビドラマを見た。
舞台は、30年代を通信とした昭和の日本だった。
僕の育った日本だった。
街の様子、服装の再現などに力が入っていた。
人々の振る舞いの様子も、まるで今とは違う。
だが、生きてきた側の実感としては、昭和がそれほど昔だったと言う意識が無い。
三億円事件のあの時も、今も、僕は僕のままでそんなに変わっていない気がしている。
変わらない日常の連続のうちに、実は大きく変わるのが世の中と言うものか。
と、すれば、今回の選挙。
やはり日本を大きく変える一つの区切りになるのかもしれない。
東ティモールで考えたこと(2)この国でマーケティング!
バリにもあって、ここにもあるのは美しい緑と青い空だけ。この国には、トイレはもちろんだが、国家と言うものが国家として存在する上で、或いは国家として発展していこうとする上で、まず不可欠と思われるインフラがほとんど何も無い状態なのだ。もともと無かったものも多い、そして99年以来の騒乱で破壊されつくした。僕らの宿舎、ホテルオーディアンには正面に物々しい金網が回る。これもそうした首都の混乱の際の残影の一つだ。
港が無い・・・実はあるけれど大きな船がつけない。税関の機能が無い・・・一応あるけれども、人手も足らず処理能力が無いから通関に日数を要する。だからビジネスになりづらく、貿易業者からは敬遠される。道路も無い、鉄道はもちろんない。
いや道路は一応あるのだけれども、幹線から一歩はずれると、そのひどさは筆舌に尽くしがたい。首都からほんの数十キロの村まで4時間5時間、4駆の座席で筋トレのお仕置きだ。これでは、人とモノの移動が進まない。
お店が無い、問屋が無い、郵便制度が無い。いや、お店も首都ディリにはそれなりにあるのだ。しかも、一年前と比べると、今年は確実に賑わっていた。ディリでは種類にさえこだわらなければ、ほぼ必要なものは揃うようになったという。長足の進歩だ。
しかし、10キロ離れると、そこにはもう何も無く、国内の物流はピタリと止まるのだ。
辻井さん!東ティモールでマーケティングをやってくださいよ(笑)!!と、件の佐藤女史に言われた。
マーケティング?
「マーケティングとは配貨の科学が原点」、必要とする人のところに、必要とされるものを届けるのがマーケティングの基本だ、と言うのは、長く僕の自論だった。・・・その心は、広告や販促の前に、売り場を確保しないといけない。つまり、小手先のコミュニケーションの工夫の前に営業的センスを磨かなければ物は売れないと言う説明のロジックだった。
この国でマーケティングを!と彼女の言う意味は、つまり、人とモノと情報の流通の仕組みを作れと言うことなのだ。
途上国でのマーケティングには、生産設備だけではなく、独自の流通機構が必要で、それを成した所が成功している例はよく聞く。インドなどにおけるP&G、日本の企業ではAJINOMOTOが草の根の販売網でアジアを始めとする途上国に市場を広げている。
だが、ここではもう一つ前の基本的インフラから築かなければ、経済自体が興らないのだ。
イラン騒然。
65%はちょっと高すぎだな・・・と、現職大統領勝利の第一報に触れて感じたけれど、まあ、現職のアハマ~~ムニャムニャ氏が正当に勝ってもまるで不思議は無かった選挙のはず。何故そんな(まだ不正と決まったわけでは無いけれど)ことをしたのだろう。権力への固執というのは、どの国でも、何時の時代でも、ものすごいものなんだな~と、今さら思う。
先ほど来のTVを見ると、テヘランは反対派のデモがものすごい勢いだ。実はこれにはちょっと驚いた。もっと政治的弾圧の激しい体制かと思っていたから。(あんなに顔を見せてデモに参加していたら、中国ではひとたまりも無く公安にやられてしまうだろう)
で、これは簡単に収まるのだろうか? この先どうなって行くのだろうか?
古い話だけれど、ホメイニ師らによるイスラム革命で、パーレビ国王がイランを追われたのが1979年?イラン・イラク戦争がその翌年の80年かな・・・30年も前だ。いや30年しか経っていない。
もとはペルシャと呼ばれ王様を戴いていたその国が、今、核を持って、宿敵イスラエルと対峙している。大統領選の公明さは闇の中で、首都は騒然としている。
で、素直な実感・・・ああ、日本と言う国はなんと平和な国なんだろう・・・そういえば確か、北朝鮮も核を持ってたんだよな~と言う程度にしか実感が湧かないのは僕だけ病気か?
核拡散防止条約と言うヤツは、何とも、大国の横暴の理屈で、全く腑に落ちないのだけれど、やはりこの拡散現象は怖い。この拡散は食い止めるべきだ。でも、やったが勝ちのおかしな現実。イランも北朝鮮も、もはや立派に保有国の扱い。ついこの前はインドとパキスタン、持たせてはいけない危ない国に限ってどんどん持ってしまうのだから、この条約はやはり相当無理のある構造なのだろう。・・・まあ、最後の手段の、国連による制裁の条件の役割か・・・。
敵役のイスラエルに至っては、今すぐにでも核攻撃を仕掛けかねないのだからもっと怖いのに、野放しだ。
実は僕らは、導火線が何本も燻る火薬庫の上で昼寝をしているわけだ。政治オンチは国民性か。
東ティモールで考えたこと(1)支援の本質とは?
これから何回か、2009年6月7日から一週間「ネピア千のトイレプロジェクト」の取材で、東ティモールに渡航した際の僕の(私的な?)感想などを、勝手にレポートしてみたいと思います。
さて、前回2008年の初渡航の際に一番不自由を感じたのが「通訳」の問題。
そもそも自慢じゃないがこのチーム、僕を筆頭に英語はあまり?いや、ほとんどおぼつかない。そのチームが、東ティモールの村人や子ども達の生の声を取材したいと思うとどうなるか?
①我々が日本語で質問→②同行の通訳さん(日本語/英語)か、英語に堪能なユニセフの日本人スタッフが英語に翻訳して下さる→③それを、ユニセフのティモール人スタッフさんが英語からテトゥン語に翻訳して質問→④現地の方の回答を、ユニセフのティモール人スタッフさんが英語に直す→⑤それを通訳さんが日本語にしてくれて、我々一同やっと~なるほど~~となる。
ねっ! ちょっと考えただけでもコミュニケーションストレスを感じますよね。
そこで今回はちょっと考えた。テトゥン語を話せる日本人がいてくれたらどんなに楽だろう、支援関係にも多少明るい方ならさらに好都合と。
駐日東ティモール大使館の女性事務員、徳さんと言う方に甘えて相談したら、現地でNGO活動をしているちょうど良い方がいるとご紹介を頂いた。
佐藤邦子さんと言う。 快く引き受けてくださって、現地でお会いした。(写真右端)
例によって予習の苦手な僕は、いい方が見つかってよかったな~と言う感じで現地に赴いて驚いた。この女史、ハンパじゃなかったのだ。
カトリック系の日本の組織JMLLから、東ティモールのAFMETに赴いて4年目になると言うがテトゥン語はもうペラペラ、もちろん英語も堪能。それ以上に驚いたのは、現地での彼女の顔の広さと、活動の真摯さ、極めつけはNGO活動に関する考え方の深さだ。
後で気がついた。佐藤さんは2005年に赴任されているから、2006年のあの時の騒乱を身をもって体験している方だった。
ヒョンナご縁で知り合って、大いに学ばせていただいたことの数々は、これからゆっくり、みなさんにもお伝えしていきたいと思う。
東ティモール行ってきました!
昨年の4月に初めて訪問した東ティモール。一年ぶり、二度目の訪問になった。
今回は、2008年からのネピアとユニセフのタイアップによる「千のトイレプロジェクト」で、実際にトイレが出来上がった村を訪ねることと、今年2009年の支援の対象になる(=今はまだトイレの無い暮らしをしている)村を訪ねて、村の人々や子どもたちを取材することが目的。
何もかもが初めてだった去年に比べると、僕らプロジェクトのスタッフもようやく少し様子が見えてきて、今回はずいぶん気持ちも楽で、色々と収穫の多い訪問になった。
首都ディリの空港に降りて宿舎のホテルへ。荷物を置いて早速ユニセフの東ティモール事務所へ。MTG、そして翌日は早朝に出発して、昨年トイレの出来上がったファヒティー村へ向かうことになった。
途中、心なしか、車窓から見る街の雰囲気が賑やかになったような感じ・・・村に着いたら、またまた嬉しい歓迎を受けた。
村人の表情が明るい。子どもたちの様子が元気だ・・・何だか・・・気のせいかな?去年よりずっとずっと・・・・
素敵な元気をたくさんもらうことの出来た今回の訪問の結果は、改めてレポートさせてもらうつもりだ。
本来なら、今回の取材渡航でお世話になったさまざまなみなさんに、お礼を述べるのが先なのだけれど、なんだか嬉しくて嬉しくて、笑顔の写真だけUPしたくなってしまった。
東ティモール再び。
2008年に初めて東ティモールの地を訪れたのは4月だったから、早一年以上が経つ。
この国のことは何一つと言ってよいほど知らずに始まった「ネピア千のトイレプロジェクト」だったけれど、手探りの中で進めた2008年キャンペーン。終わってみれば、驚くほどの大成功だった。
今は、この9月からの2009年キャンペーンを準備中だ。
僕は、この「プロジェクト」を「キャンペーン」と呼ぶのが、あまり好まない。スタッフのみんなもそうだろう。温かく見守ってくれている消費者のみなさんもきっとそうだろう。東ティモールで、待ってくれている子供たちや村人も、ユニセフのみなさんにいたってはなおさらのことだ。
プロジェクトと言ういい方と、キャンペーンと言う言い方が混在しているのには訳がある。
僕らプロジェクトスタッフはみな、目標に向かって歩みを進める「プロジェクト」の感覚で臨んでいる。(やってしまえば終わり?のような感覚もある)キャンペーンとは思ってはいない。
ただ、この取り組みは、ネピア商品の売上と寄付が連動するコーズリレイテッドの仕組みをとっているので、対象期間を限定したキャンペーンとせざるを得ない面があるのだ。
期間を区切って、集中的にPRをする”キャンペーン効果”もあるから、やはりこの展開は効果的でもある。
さあ、午後から成田に集合だ。
楽しい仲間と、素敵な子供たちの笑顔に会いに行く。
仕事にアリガトウ!と言う気分だ。
14対11?アウェイの笛ってホントすごい!
アウェイの笛とは言うけれど、すごかったな~今日の笛。14対11って感じだった。
それにしても前半9分、岡崎のあのゴールは・・・偉かった!
代表の9番を背負って、憧れのゴン中山さんの背番号だと喜んだというこの男、まさにゴンバリの、いやそれ以上のダイビングヘッド。何が何でもゴールに詰めるという姿勢と動きを見せてくれて、今日も決めてくれたのがスゴイ。
これは、絶対まぐれじゃないんだよ。
今までの日本が待ち焦がれていた突撃ストライカーの登場だ!
韓国がWCでベスト4になった時の、あのゴール前の執念を持っているような気がする。同じ感覚はホンダにも感じるのだけれど、今日は時間が足りなかった?
今まで、何度も何度も期待して、その度にいつも裏切られてきたような気がする日本の「決定力」なのだけれど、Mr.9番・岡崎くんは別な気がする。8試合で7点。全部見たけど・・・こいつは本物だ!!
終わってみればあの1点で決まった試合だけれど、それにしても、それにしても、それにしても・・・シリアの審判たちの、今日のジャッジはすごかったな~~~~。
これがサッカーの怖さだ。だってあれじゃーボール取れないよな、近寄っただけでファールだ。
交錯したら必ず相手ボールだ。チャンスは全部オフサイドだ。(大久保かわいそう)
エエエエエっ???と言う笛が立て続けに吹かれて、後半43分?長谷部退場の後のロスタイムの相手シュート。枠に当たって外れたけれど・・・あれがもし入っていたら・・・笛にやられた後味の悪~~い試合になっちゃったってことなんだよな。
勝っててくれて本当に良かった。やっぱり、岡崎さま有難うだ。
サッカーは怖い。だから楽しい! ガンバレニッポン!!
中澤、楢崎、俊介も?・・・次のWCで相当入れ替わりそうだけれど、次も育ってきている気がするし。
アッ・・・全く余計な話かもしれないけど、今日のテレ朝、岡田監督のインタビューはタイミング悪すぎたな~。出場決定の歓喜のシーンに水を差すだけになっちゃった。
ブランドになった・・・UNIQLO。
UNIQLOは・・・今や、押しも押されもしないBRANDに成長した。と、改めて感じる。
先週の週末、ユニクロの15段の新聞広告に目を止めた方は多いのではないだろうか?
メンズのCool Bizコーディネートを提案するカラーの広告だった。シャツ、タイ、パンツ、ジャケット。全てのアイテムにさりげなく価格が入っていたけれど、ちなみにジャケットは3000円台だったように記憶するけれど、そのメッセージはとてもクールでスマートに、心地よく感じられた。
・・・売らんかな(買って欲しい!)という欲ではなく、爽やかなNewsのようで、商品広告が、そのまま企業広告になっているような、いわば理想的な域に達しているように受け止められたのは・・・僕だけかな?
新聞を埋める広告がどれもこれも、通販の広告などの、いわばチラシのような広告になってしまって、寂しい!と、以前に書いたことがある。その傾向はいよいよ進んでいる中で、UNIQLOのあの広告は、僕にはちょっと印象的だった。
BRANDとは何だろう? と、構えて語るのはとても難しいのだけれど、一つの尺度では?と思われるのは「そこに、意思があるか?」と言う問いだろう。
「意思」「思想」「志」「信念」「ポリシー」「スタイル」「メッセージ」・・・言い換えは色々可能だけれど、つまりは、ぶれない信念であり、かつ、重要なのは、それが人の約来たっているという確信だろう。
自分たちが「提供する価値」が、他にはまねができない唯一の価値で、必ず、それを求める人の役に立っていると確信している自信だろう。
300,000円のジャケットを売るLANVINもその意味ではBRANDであり、3,000円のジャケットを売るUNIQLOも確たるBRADだと感じた。
広告電通賞/第62回
広告電通賞の最終審査会に29日金曜日参加してきた。
今年の総合広告電通賞は・・・サントリー。テレビ部門、ポスター部門、SP部門などで電通賞を取り捲っての受賞だった。対抗馬になったのは、パナソニック。両社とも、最近の受賞常連社だ。
広告業界に激震が走る中だが、62回の歴史を誇るこの賞の選考は、何時に変わらない流れで進んだ。雑誌とラジオの部門ではパナソニックが、新聞部門では学研と味の素が受賞している。
62年前と言えば・・・昭和22年。あの、吉田英雄氏が社長就任に当たって制定した賞だ。民放TVのスタートが昭和28年のことだから、やはり相当に古い。日本を代表する広告賞のひとつと言って過言は無いだろう。電通が、この賞を大事に守り育ててきていることにもうなづける。
僕はと言えばここ十数年、SP部門の審査の末席を汚しているだけなのだけれど、それでもやはりさまざまな感想を禁じえない。今年のSP電通賞は、サントリーのプレミアムモルツ。講談社の「社長島耕作」とのコラボで、島の社長就任披露パーティーの乾杯のビールが「プレミアムモルツ」だったと言う仕掛けで、バーチャルに展開して上手に話題を取った。一昔前なら、缶コーヒーやビールの派手な応募抽選プレゼントが、受賞の常連だったわけで、この部門では最近様変わりが著しい。
同じような仕掛けのもう一社が、新設された「ベストキャンペーン賞」をとっている。サザエさんのシナリオを背景に、大人になったカツオとワカメが登場した、「大人グリコ」のCMキャンペーンだ。
島耕作、サザエさんファミリー、どちらも、日本人の心の奥深くに構築された「共感のシナリオ」の上の、上手に自社ブランドを重ねた手法だ。
僕は・・・個人的にはこの手が好きだ。ソフトバンクの白い犬のお父さん家族が、パワーで作ったIMCだとしたら、これらにはそれとは違う技を感じる。
もう一つ、やはり新しいインターネットの部門では、ユニクロが受賞している。TOKYO FASHION MAPと言う、大仕掛けを展開した。
ここにも何か新しい胎動を感じた。


最近のコメント
とね on NewsZERO「ありのままの公立中学」企画に、ちょっと拍手。: 辻井さん 大変遅く
tsujii on バンクーバー五輪が終わる。: 浜の智さん!お久しぶ
tsujii on GREEDなCSRのこの頃。: 初谷さん!お返事遅れ
tsujii on バンクーバー五輪が終わる。: SAEKIさん!オリ
初谷zosojh on GREEDなCSRのこの頃。: こんにちは。僕も今日
浜の智 on バンクーバー五輪が終わる。: やー、オリンピックも
SAEKI on バンクーバー五輪が終わる。: 失礼します。 そ〜で
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