エシカルに考えるマーケティング。
王子ネピアの仕事をお手伝いさせていただいて、もうずいぶんになる。
最近では、2008年にスタートした「ネピア千のトイレ」のプロジェクト。これが2年目の2009年の活動に入り、また、東ティモールに渡航する準備などに忙しい中なのだけれど、それとは別にもう一つ、「ちょびエコ」と言うプロジェクトが、もうすぐローンチになる。肩肘張らずに、できることからちょびっとずつ・・・世の中にいいことを、と言うくらいの意味なのだけれど、これも、やらせていただいて実に楽しい仕事になった。(6月には全貌をご紹介できる)
さらに同社とは、もう一つ二つ、新しいマーケティングのトライアルも議題に上りつつあるが、総じて全ての基底にあるのは・・・エシカル【Ethical】な着想だ。
僕が「エシカル」と言うカタカナに触れたのは最近のこと出、先日もちょっと書いたが、知ってみるとこの言葉なかなかいい懐を持った言葉のように思える。
道義的な、とか、倫理上のと言う原義だが、UKあたりで近年言いまわされているニュアンスでは、もう少し新しく「人として正しく・・・」くらいのニュアンスだろう。
企業の姿勢を、エコ?から切ると・・・”エコファーストな考え方”と言ったような言い方をする。
エコに限らず、社会に善な取り組みを・・・と言ったときに、実は余り適切な言葉が浮かんでこない・・・CSR?
社会に良かれと言う姿勢をとることを言おうとすると・・・いきなり”CSRへの取り組み”と言うくらいしかなかった。
これではどうにも、ニュアンスが伝わらない。
その点”エシカル”は、形容詞だから実にいい(便利だ)。
エシカル・マーケティング
エシカル・コンシューマー
エシカル・カンパニー・・・と、つなげて行ける。広がりが生まれる。
企業の取り組み姿勢と言うよりも、生活者の選択の価値基準に繋がるニュアンスがある。
さらに言えば、企業も、人も、ともに社会に生きる「市民同士」であるところに思いがつながりそうなのが実にいい。
~はじめに言葉ありき~ 人間の行動は、ある意味、言葉に導かれることが多い。
エシカル(Ethical)と言う形容詞が包括する世界は広いし、それは、漠然とした、これからの方向を、ある意味上手に示してくれる。
エシカル・シンキング・・・。この時代の企業活動や、生活者のあるべき発想の起点としてふさわしい。(僕の崇敬する原丈人さんの「公益資本主義」は、まさにこのエシカルな発想だろう)
王子製紙の創業者、福沢諭吉翁は「道徳と算盤」と言っていた。全く同義の思想だろう。
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はじめまして!
いきなりのイベントお誘いメールで、大変申し訳ないのですが…。
2月20日にエシカルジュエリーの制作・販売会社HASUNAを設立された白木夏子さんをお招きして、イベントを開催します。
そこでのトークショー後、エシカルという発想が浸透するようにどうすればよいのかを参加者自身に考えていただけるワークショップも予定しております。
そこで、マーケティングの視点とエシカルな視点、両側からのお考えを持っている辻井さんに、是非参加していただきたいと思い、ご連絡させていただきました。
よろしければ、詳細をご覧下さい!
http://npocause.org/2010/01/19/salon_vol7/
またイベントの参加・不参加に関わらず、私個人としても、現在CRM(コーズリレーテッドマーケティング)に関するレポートを書いていまして、是非辻井さんにお話を伺いたいと思っていることがございます。
具体的には、経営側とコーズ解決側の両側からの視点、そして、私がテーマとしています「地域密着型の小規模経営向けCRM」へのアドバイス等がいただければと思っております。
もし、差し支えがなければ、個人的にご連絡をさせていただけませんでしょうか?
タイ国立ラムカムヘン大学
経営学部
九鬼 (現在日本にて、インターン中です)
九鬼さん、お知らせありがとうございます。面白そうな活動ですね、是非頑張ってエシカルを広めてください。
お返事、ありがとうございます。
社会貢献とビジネスが相容れないという考え方から、エシカルコンシューマー(に近い?)人の増加により、次第にしかし確実に、社会貢献がビジネスを成功させる上での重要な鍵になりつつあると感じています。
そういう意味では、コーズリレーテッドマーケティングもただ単に寄付するだけでなく、消費者の消費活動の在り方に対し、企業から気付きを与えていけるような仕組み作りとなっていけば良いなと思います。