NHKがいい。
ここへ来て、NHKのコンテンツが・・・「いい!」と感じる。
昨日は漫然と眺めていたNHKの番組に引き込まれ、結局深夜まで付き合ってしまった。
最初に見たのは、エーゲ海をテーマにした番組「世界遺産への招待状」だった。掘り下げ方の角度が、いかにも(いい意味)NHKで、しっかり味合えた。
続いて始まったのが「プロフェッショナル/仕事の流儀」。
昨夜は再放送で、アメリカ帰りの天才血管外科医、大木隆生氏の仕事振りを追っていた。カテーテルを手品のように操り、大動脈瘤の患部に人工血管を埋め込む、まさに神業のオペの様子を、カメラも返り血を浴びただろうと言うほどの肉薄振りで撮っている。
驚いたのは、実際の患者家族がリスクを覚悟で氏に手術を依頼するまでと、その手術の経緯~結果の記録だ。
80歳代の老婆と家族の依頼で、極めてリスクの高い手術が始まる。9時間がかりの難手術に見事成功する! ああ~良かった(いい番組だった)と、内心ほっとしたのは束の間、一転カメラは緊張し、合併症からの心停止。緊急の対応がさらに朝まで続く様子を追った後、ナレーションは結局患者の死を告げる。
この手の番組で、こうした構成に出合ったのは初めてで、一瞬固まってしまった。
「ありがとうと言う言葉が聞きたくて」・・・と、まさに寝る間を惜しんで年間800件の手術に挑むと言う大木医師の、使命感と、志と、葛藤の重さが伝わってきた。
死んだ老婆の家族が、後日、執刀の御礼に来てくれた。 一時、気落ちしていたかに見えた大木医師は、また次の患者からの、難しい手術の依頼を引き受けた。「最後の望みが僕しかないとわかる時、リスクは高くても僕は引き受ける」と、現代のブラックジャックと形容するのが軽すぎると感じるほどの、気迫が伝わって来る気がした。
僕の記憶が確かなら、この・・・「プロフェッショナル」のシリーズは、人気を博した「プロジェクトX」の後継番組(の一つ)であるはずだ。GOGO JAPAN!と言う感じで、一世を風靡したプロジェクトX・・・中島みゆきのテーマソングも良くて好きな番組だったけれど、日本の成長期から現在に至るビジネスの現場に近すぎたが故に、結果的には企業PRに多大な効果をもたらす構造となり、裏で莫大な金額が動いたとも動かなかったとも聴こえてくる。
さまざまな不祥事や、視聴料不払い問題などの時期の後、企業から離れ、個人にスポットを当てたこのシリーズが始まっている。実際には僕は未だほとんど見ていないのだが、HPなどで見ると、社会にテーマを置いたものが多いようだ。
NHKは今期も大きく番組構成を改編している。・・・いい方向に舵が切られているように感じる。
思い起こせば、僕をシルクロードの大ファンにしてくれたのもNHKだった。喜多郎のあの曲は今も時々聴く。
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私も最近漠然とあるNHKの番組を見ていて、つい引き込まれたひとりです。これまではニュースぐらいしか見ていませんでした。民放と同じような番組もありますが、バラエティに富んでちょうどいいくらいなのではないかと思います。中途採用も積極的で少しずつ変わりつつむあるのかもしれませんね。
JUN
JUNさん。そうなんですよね・・・バラエティー感の方もちょうど言いと言うか・・・深夜のお笑い系の番組のつくりなんか見ていると、NHKだと言うことを忘れちゃいそうで。