天才バカボンのCM・・・醜悪だ。

ここ最近パチンコのTVCMがものすごい。

旧来、日本のTVCMは世界の趨勢とは若干かけ離れた位の勢いで、Brandのイメージを高めることに注力した、超カッコイイ系のものが多かった。

それが、TVCMの機能不全(=広告ではBrandは築けない)に気がついて、一変した。

今、TVCMの主流は、レスポンスの取りやすい商品やサービスの、いわばチラシ広告のような短期勝負のCMのオンパレードだ。・・・キャッシングやローン、エステ、紳士服や家電量販の安売り、低単価の飲料・・・そういえば、全く短期勝負の代表のような、”映画”のCMが増えたのも印象的だ。・・・つまり、TVCMはブランドを築くメディアではなく、レスポンスを求めるだけのメディアだったことの証明になっている。

(実は交通広告も同様で、、ローンの広告と債務整理の広告の一騎打ち状態で、”矛盾”の語源を思い起こせて面白い)

パチンコのCMは、そうした傾向(=TV広告の本当の実力の露見)の証明で、合理的ではあるのだけれど・・・。

いや、そういう話ではなくて、これはもう全く個人的な”好き・嫌い”のレベルの問題なのだけれど、僕はパチンコ天才バカボンのCMが大嫌いだ。

美しい女性にステテコと腹巻を着けさせ、顔に安易な鼻ひげの落書きをして登場させる。意表をつくインパクト狙いなのだろうけれど・・・なんとも醜悪だ

僕は天才バカボンの漫画が嫌いなのではない。それを、美しくない実写にし、醜い落書きにし、収まりの悪い15秒にしてアテンションをとるその手法(と、その精神)がイヤなだけだ。

赤塚不二夫と、日本の漫画文化に失礼だとさえ思う。

やっぱりパチンコ屋のやることだよね・・・と言わせるようなことを、何故やるのかな? そこにこそ、新しい工夫が欲しいし、それが出来るフィールドなのに。 もったいなくもある。

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コメント(6)

投稿者:JUN

いつも拝見しております。あまりにも同感しましたのでついコメントをしてしまいました。これからも拝見させていただきます。

投稿者:JUN

コメントいただき、ありがとうございました。
本質を突く辻井さんの目線にいつも気付きを頂いております。
今後とも宜しくお願いします。
プロスタイル 高橋

投稿者:zosojh

お久しぶりです!

昨日、ついにそのCM観ました。いやはや。陵辱、に近い。。。
他のパチンコ屋のCMも総じて、日本の過去のエンタテイメント遺産を冒涜し尽くしている感じがします。

それに、テレビCMなんて、ダイレクトレスポンス(集客効果ね?)を狙うには、およそ無駄の多い、お金もかかる、不適格な戦術だと思うんですけどねぇ。(最近パチンコ屋のCMばかりですけど、パチンコ屋(なぜそんなに金を使える?)に客は戻っているんでしょうか)

ほんと、末世ですねー。

投稿者:Anonymous

面白くて良いんじゃないの?
一般市民の間では結構評判良いよ。
それより似非文化人の方が格好悪い。

投稿者:tsujii Author Profile Page

そうかも・・・ですね。好き嫌いは個人差もありますし。単に、僕はちょっと感覚的になじめないと直感して勢いで書きましたが・・・何なのかな?この感覚は?と改めて考えてみると、多分、僕が個人的に、顔に落書きする感覚があんまり好きじゃないのかもです。

投稿者:J

天才バカボンのCMは受け狙いなのか全然面白くもなんともなく逆に嫌悪感さえ感じます。
ユニクロのCMもなんか違和感を感じます。おしゃれな感じを演出させたいのかわかりませんがおしゃれでなくただ変な感じです。
最近はサントリーウーロン茶のCMに引き込まれてしまいます。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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このページは、tsujiiが2009年3月26日 00:54に書いたブログ記事です。

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