バレンタインデーのプロモーション。

今年はみなさんたくさんもらえただろか?バレンタインのチョコレート。

事前の調査によれば、今年は「無駄な義理チョコは考え直す」という声が多かったようだから、存外数が減ってあれ?という方も多いのでは? 

減っただなんてとんでもない!もてもてで・・・という方ももちろん多いとは思うけれど・・・。100年に一度のこの機会に、見直される無駄な風習は数多いことだろう。 ・・・個人間でも、企業でも・・・。(本当は、ぜひぜひお役所にそこのところをお願いしたいのだけれど)

さてこの、バレンタインデーの風習。ローマ帝国時代の恋のお祭りを、チョコプレゼントの日にすり替えるとは、考えれば考えるほど上手なチョコレート屋の陰謀(いや、失礼、最高のプロモーション)。

僕が、この(チョコの)風習は日本独自のものと知ったのはずいぶん大人になってからで、それまではてっきり、日本でもこうなんだから欧米ではさぞかしもっともっとすご~いチョコをプレゼントしているんだろうなと、思いこんで疑わなかった。

プロモーション恐るべしだ。

ただ、1930年代のモロゾフの仕掛けや、50年代のメリーの仕掛けはあまり利かなかったそうで、本格的に浸透しだしたのは60年代に入って、森永が新聞キャンペーンを張ってからだと言うから、当時のマス広告の効果が窺い知れる。

そう言えば、僕も駆け出しの時分の80年代、さんざんバレンタインデーのプロモーションを考えたな~。世の中がまだまだ”純”で”うぶ”だったのだと思う。 義理チョコも、立派な社内文化だったし、広告やプロモーションから発信される刺激が、受け手側から、望まれ、待たれていたという実感もある。

サントリーウイスキーの広告、白いクラウンの広告、資生堂とカネボウのメークアップトレンドキャンペーン(君の瞳は一万ボルト)・・・どれも一時の文化を築いてきたコミュニケーションだ。

今は?

広告は期待されていない。信じられていない。

一時の話題にはなったとしても、決して、文化を築くというレベルにまではゆかない。

そうそう、そんな話をしていたら思い出した。

マス広告のパワーの絶頂期の話だ。

JR東海の・・・ディスカバージャパン/そうだ京都へ行こう。

NTTの・・・・・・かえるコール。

こういう仕掛けを、プロパガンダ(煽動)というのだけれど、これは広告マンの夢だろうな~。

 

このプロパガンダ・・・実は今でも有効だし、実際に効いている。

ただ、昔のように、一億いっせいに右向け右とはいかない。

マーケッター受難の時代だ。

じゃ~どうすればいい?? 

急がば回れで、本物のところをコツコツが正解だと思う。

・・・・いや、これじゃプランニングフィーやコンサルフィーはいただけないか(笑)

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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