蓄積するエネルギー/人の価値観が大転換する。

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最近の仕事の傾向(Ex.nepia千のトイレプロジェクト)から接点が多いのだが、それにしても昨今のNPO法人の急増は、すごい勢いだ。

書式を整えて申請すれば、原則的には受理・承認される仕組みだそうだから、苦労して社団法人格を取るのに奔走した一昔前とは様変わりだ。とにかく立ち上げるだけなら、1円株式会社と同じに簡単だ。

このNPO・NGO、どこにあるやら無いのやら、どこが正しくどこが怪しく(失礼)、どこが頼れて信頼できて、どこが・・・と、全く持ってよくわからないのが現実だ。

でもそれもそうでも仕方が無い。事業を目的とした法人=会社だって、ベーシックには帝国DBの情報くらいしか出回っていなくて、本当のところは、逐一お付き合いして見ないと判らないのとおんなじだ。

日本フィランソロピー協会と言う、組織がある。こちらはNPO法人法が整うずっと以前の1991年設立だから、列記とした社団法人なのだが、ここには今、日本中のNPO団体などの情報とネットワークが形成されつつあるように思う。

僕も昨年11月の、千のトイレのシンポジウムに、こちらの高橋陽子理事長にパネラーをお願いしたのだが、もっとお話をお聞きしたいと言うところで時間になってしまった。近くまたお会いできそうのが楽しみだ。

近頃とみに思う。今、経済の構造が変わろうとしている。今、人の価値観が変わろうとしている。

今、右肩上がりの成長を前提に生きてきた人の意識の潮目が変わろうとしているのかも知れない。

昨今のNPO法人の隆盛や、そこで語られる志には、新しい価値観の萌芽や胎動が見て取れる。

そこには明らかに何か新しいエネルギーの蓄積が感じられる。

ひょっとしたら本当に・・・・世の中は変わるかもしれない

これは独り、浅学の僕が今になって気づいた事ではなく、かの「国富論」の、原丈人さんなどが早くから見抜いていた事だ。

人の意識が代わる。価値観が変わる。さらには、人として生きて死ぬという事の意義・目的自体が変わろうとしている。

昨日より今日、今年より来年が、必ずよくなっている、豊かになっている。人として生きる以上、必ず右肩上がりで(お隣よりも)豊かにならなければいけないと、これは、暗黙のうちの共通常識として洗脳されて生きてきたのだけれど、どうも違うのではないか?と。

みんなが、営利と競争の土俵で戦い、全員が勝ち抜いて生きていくというのは・・・これは、不可能だと小学生でもわかる。

誰かが勝者の栄誉によくするためには、どこかに敗者を作らないといけない。或いは、時間を巻き込んで一時のバブルで全員踊り、その後の悲惨を味合わなければいけない。

正しい志でNPO・NGOの活動をする人たちは、ちょっと違う。利を得るために何かをやるのではなく、達成すべき目的のために、人とチカラ(時にお金)を集めるのだ。・・・つまり、目的と手段が真逆だ。

今さらで、なんともお恥ずかしいが・・・どうも、こっちの方が正しいと改めて思う。

NPOならぬ我々一般WPO?(wellcome profit organization)の、日常の仕事でも同じ意識は持てると思う。どうせ一生仕事なら、①まずは世に役立ついい仕事を、②自らが楽しくやり、③そのために必要な評価やお金は、それなりに欲しいよね。・・・このサイクルなら、崩壊しない。

世の中に、倒産と失業があふれている。もっと増えるという。・・・みんな、利を求めて戦った挙句だ。

だから、グリーンニューディールは正しいと思う。世に役立つ事業を起こし、そこで職を作って、みながシェアする。

ここで笑い話。

中高年の失業者を大量に採用する→全員で、駐車違反と交通違反を摘発する→罰金を集めて、雇用の報酬に回す。交通事情は改善し、雇用が増大する。

東京なら、一気に数万人くらい雇用できそうじゃない? TVの太田総理に提案しようかな? 本物の太郎総理の方がいいかな?

 

 

コメント(2)

投稿者:Tadafumi

はじめまして。いつも楽しく拝読しています。

常に一定数の敗者が生まれる競争システムとは違ったシステムを社会が求めているというの、まったくそのとおりだと思います。
同時に、そのような理想を現実的に形にしていくのは、なかなか難しいだろうな、という思いもあります。

現在パリに住んでいるのですが、こちらでは先日、大規模なストライキがありました。
社会のなかで虐げられたひとたちが積極的に組織化して声を上げる、というのはフランスの伝統なのでしょう。
ストライキがかならずしも有効な方法とは思いませんが、市民ひとりひとりが住みやすい社会を自分たちの手でつくろうとして立ち上がること、そしてそのエネルギーを現実的な力へと導くリーダーの存在が、これからの日本でも必要な気がします。

また、フランス語でアンガジェと言いますが、どうやって国民全体を「巻き込んで」いくか、そのための戦略もとても大切だと思います。

投稿者:tsujii Author Profile Page

tadafumiさんコメントありがとうございます。そうですよね、フランス人の政治参加意識と言うか社会関与意識と言うのは、独特のもののようで、とっても大事な事ですよね。僕は常々日本にはそれが無いな~と、少し寂しく思っていますが、現実問題、周囲を見回しても政治との接点は少ない構造になってしまっていますよね。それは農耕民族と狩猟民族の意識の差だといっていたのは、山本七平さん(日本人とユダヤ人/イザヤベンダサン)でしたが、全くそうだなと思います。また時々ご意見聞かせてください。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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このページは、tsujiiが2009年2月14日 14:38に書いたブログ記事です。

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