週刊誌の中吊り広告が好きだ。

電車や地下鉄に乗る時は中吊り広告を読むのが大好きだ。

特に週刊誌の中吊りが最高によい。車両無いにたくさんかかっているときなどは、嬉しくて、次々に読むために車内を移動してしまって、時折、不審なオヤジだと思われてしまうが他意はない。きれいなお嬢さんに近寄って行ったのではなくて、僕はただ、その週刊文春の記事の見出しが読みたいだけなんです。

今週の文春は・・・ソニーをボロボロにしてしまったストリンガーCEOと言うタイトルがメインで、押さえに、朝青龍の”ワールドちゃんこ”と”チンギスハンになる”と言う、引きの強い見出しが躍っていた。

従来、電車の中吊り、とりわけ都内を走るJR山手線と営団地下鉄の中吊り広告は、東京のOOHの花形だったが、近年は・・・ちと影が薄い。

それもそうだろう。車内を見渡せば10人中5人以上が、先ず間違いなくケイタイを手にしてメールチェックか検索だ。さもなくばゲームに熱中しているか、iPodでお気に入りの音楽に酔っている。

中吊り広告を読みたくて、車内を彷徨している輩など先ず稀だ。さらに言えば、夕刊紙や週刊誌を買う人の数も激減だ。なにしろFreeMGZはどこの駅にも掃いて捨てるほどあるのだし。

その一方で、OOH自体は隆盛の兆しのようだ。

これは以前から思っていたことなのだけれど、日本は、諸外国の都市に比べてOOHが貧弱だった嫌いがある。ヨーロッパでもアメリカでも、大都市のOOH≒ビルボードの広告は一種の文化を形成している。

どちらかといえばスケール感のあるブランディング広告の多い諸外国と対照的だったのが、日本の中吊り広告で、こちらはかなり詳細な情報を提供して、直接的にアクションの誘発を狙うものだった。それが効かなくなってきて、中吊りや額面は今ではローンや英会話など、刈り取り型のものばかりが多い。

一方でようやく、趣向を凝らした大型のOOHが出現し始めている。

これも、テレビ一辺倒の広告が聞かなくなってきた反動だろう。もともとヨーロッパでもアメリカでも、TVではブランディングはできなかった事情からOOHが力を持っていたわけだ。

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コメント(1)

投稿者:市川義一

おっしゃる通り週刊誌の中刷り広告はある特別の光彩を放っているようですね。
まあ、良くも悪くもではありますが。
B3の紙面にこれでもかの情報を凝縮させる訳ですから、はからずも(はかって?)その発行元の本質とでもいったものが垣間見えて面白いです。

さてご存知札幌の老舗デパート「丸井今井」が破綻、民事再生法の適用を申請したニュースがこちらの新聞紙面をにぎわしています。
中に同店からの「お知らせ」広告があって、文中原因に触れ真っ先に「旧経営者の放漫経営に重ね…云々」の文言があるのですがそれってちょっと違うんじゃない、確かに要因として大きいものはあるだろうが、いまさら何おかしな言い訳してるの?そんなことだから今度の事態を招いたのじゃないの?などと思ってしまいました。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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