エネルギーで身を立てろ!ジャパンイニシアチブ。
正月のTVCMで、唯一見るに値するメッセージを発信していた”シャープ”について・・・もう一度考えてみる。そうすると、その前にどうしても触れたくなるのが・・・SONYとSAMSUNGだ。
ニッポンの躍進の象徴だったSONYに、ドライで刹那的なアメリカ流利益至上主義を持ち込んで、すっかりSONYをおかしくしてしまった出井さん。その後全く影の薄かった中鉢さん。そしてついに登場した青い目の社長ストリンガー氏で、ぼくのリベラルナショナリズム的SONY支持は終わった。ゲームの利益貢献で一世を風靡して去っていった久多良木さんとかと言う方もいらっしゃったな~。でも、ゲームの利益が会社を支えていても、僕のさむらいニッポン魂はときめかなかった。
SONY衰退の潮流と反比例的に、一気の躍進を遂げたのがSAMSUNGだ。世界中どこへ行っても、看板の輝きでも、空港の店舗での露出でも、一気に来ている感があった。・・・さて、この頃はどうなのか。
そんな中、90年代くらいから? ”目の付けどころが・・・・>シャープでしょ” のタグライン以来、ずっと気になっていたシャープだったけれど、近年のアクオスCMや亀山工場アピールのアプローチは、僕らが考える”オーガニック・コミュニケーション・ミックス論”や、”ブランド広報”の姿勢と重なって、好ましい思いで見てきた会社だった。
そのシャープがついに、満を持してと言うか、意を決してと言うか・・・本当の志を宣言したのが今回の”ソーラーエネルギー・メッセージ”だ。
シャープは、家電メーカーを超えて、エネルギーカンパニーを志している。それを、”有言実行”で推進しようと言う姿勢は、まさに賞賛に値すると思う。
70年代の停滞からアメリカを立て直したのはレーガン? 80年代のレーガノミックスは思い切った減税やプラザ合意(=円高容認)に象徴されるような、手前勝手な政策の組み合わせ。続くパパブッシュの時代は当然何も生まなかったが、93年アル・ゴアとのコンビで登場したビル・クリントンの時代、アメリカは”情報ハイウェイ”を唱え、ITジャンルに注力して世界をリードする。その排他的な囲い込み主義や、無限成長まで可能かと言い放った”ニューエコノミー”の功罪は今問い直されているわけだが、少なくとも、ある活路と未来の示唆に富んでいたような気がする。
その次が・・・二世ブッシュのヤクザ外交と金融テクノロジー細菌爆弾だ。その結末は、僕が説明するまでも無いわけだが、この時代、アメリカの犯した罪は償いに時間がかかっても仕方なかろうと思う。
いや、今日はそっちの話ではない。
情報テクノロジー→金融テクノロジー。アメリカは、その前のモータリゼーション時代から総合して半世紀以上、世界の経済のテーマを創出し、それを牛耳って世界に覇を唱えてきた。
そのヤクザなエリート、アメリカが見事にこけてくれたのだから、この次くらいは代役が立ってしかるべきだろう。
雌伏100年のニッポンが、今こそ手を上げていいのでは? しかも、前の世紀とは違った価値観に基づいた、サスティナブルな経済モデルで。
そのテーマの一つはやはり、エネルギーなのでは? アメリカが石油の$支配に固執している間に、中国がエネルギーの買占めルート開発に躍起になっている間に。ロシアが天然ガスの意地悪でヨーロッパともめている間に、ニッポンは世界が喧嘩せずに共生できる、新しいエネルギーのテクノロジーと、イデオロギーを唱えて、世界をリードすべきだ。
”救うのは、太陽だと思う”と言う、シャープのソーラー・エネルギー・カンパニー宣言は示唆に富む。シャープの先駆を鏡に、ジャパンイニシアチブの時代に持ち込みたいものだ。
資源を持たない小国だからこそ、自然エネルギーだ。
テーマはこれに限らない。今、再びの農業もそうだろうし、その他の環境技術も可能性に満ちている。
ジャパンバッシングやジャパンパッシングを売れ居ている場合ではない。ジャパンイニシアチブの領域を持つことだ。・・・世界征服は望まなくてよいから。
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