GREEDからGREENへ!
GreedからGreenへ! とは、僕の応援する”企業の「志」追求マガジン?”オルタナの今年のテーマワードだ。編集長森摂、 さすがうまい!!と、拍手を送りたい気分だ。
【Greed】:貪欲とか強欲とか?いわゆる食い意地が汚いのも言うらしい。
実によく雰囲気の伝わる単語だ。鏡に向かって、ちょっと唇をひねって悪役面をつくり、グリードと発音してみると面白い。本当に貪欲そうなイヤーな顔になる。
アメリカ流の四半期利益至上主義、利益に比例する経営者報酬の構造はつまりはこのGreedをベースに組み立てられた、バベルの塔だった。IT=インフォメーションテクノロジーも、FT=金融テクノロジーも、このGreedの上で語られる限りは、どこか、幻術的要素を帯びてきてしまわざるをえない。MT=マーケティングテクノロジーもそうだけれど・・・。
株式会社は誰のもの?
それは株主のものに決まっているでしょう。と、面と向かって初めて言われて、目を白黒させた時のことを今でも思い出す。2000年。僕が、アイベックスと言う会社をやっていて、上場ということに初めて意識を持ち、外部から資本とコンサルを招き入れた際に、その連中から言われた。
株式会社は株主のもの。会社は装置です。成長できる市場を見つけ出して、利益を上げる方法を考えるのが、CEOの辻井さん、経営者としてのあなたの勤めです。単に仕事が好きとか、楽しいとか、社員が可愛いとか、そんな甘ちゃんなことではIPOレースには勝てませんよ!と。
そうですか、頑張りますといったか言わなかったかは記憶にないが、少なくとも僕は多少の違和感を覚えたが、シリコンバレーで成功を収めた連中の、当時の理屈ではそれが正論だった。そして、何を隠そうこの僕も、充分にグリードなオーナー経営者として、あれこれと無い知恵を絞っては事業計画を練り上げ、一攫千金のIPOの夢に向かって突き進んでいったものだった。
時は過ぎた。
近年では、会社にはたくさんのステークホルダーがいる。株主はもちろんだが、社員も、取引先も、消費者も、みな大事なステークホルダーだ、とする考え方が徐々に浸透してきていた。
それが、さらに一歩進み、サスティナビリティーの理論やCSRへ。つまり、会社は社会にとって”善”の存在であり続けることが必要だと言う、正しい理論に昇華していく。
GREEDから、GREENへ。 今日はオルタナの発行人新樂氏と、編集長森氏と、オヤジ四人で飯を食う。今夜はぜひ、グリーンに酔っ払ってみたい。
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