広告業界の悲鳴。

あちこちで恐ろしい話を聞く。

大手広告代理店の扱い高と利益の水準が、前年比でとんでもないことになっているようだ。

ネット広告の世界はさらにひどいとも???

新聞、雑誌、TVのメディア界でも・・・今ならとんでもない値段で枠が出てくるとも聞く。

 

そも、「広告」とは一体何(だったの)だろう。

他社がやるから当社もやらなければ、よそがやる前に当社が機先を制すれば・・・・・・。

では、みんなで一斉に、一回全部止めてしまえば・・・・売上はどうなるのだろう? 

決して、ZEROになるとは思えない。

おそらく、現在までに培われてきたブランドの実力に比した割合で、それぞれに売れるのだろう。

 

前回の「今時CSRなんて気取ってる場合か?」の疑問に戻る。

では今時、タレントにっこりの広告や、オマケ付きの販促策に知恵と力を使っている場合だろうか?

「広告は虚業だ」と言われつつ、虚構の上に仇花が咲き誇る時代が続いてきた。

今、まさに、その虚構の構造が崩れつつある。

みんなで一斉に、一度全部止めてみた時、本当に必要で、有効な広告の姿が浮かび上がる。

媒体の価値と効果も自ずと見え、利用価値基準の適正価格が導き出されるはずだ。

 

90年のバブルの後に、不動産価格が投資価値基準から利用価値基準に大きくシフトして、新しい秩序が生まれた。(もっともその後に、またまたバブルがやってきて、またまた崩れたのだけれど・・・・)

広告と媒体の世界にも、そんな基準の見直しがやってきそうだ。そんな時に、本当の広告会社の役割は何だろう?本当のマーケティングの課題は何なのだろう?本当の、メーカーの使命とは何なのだろう?

痛みの中で、真理に近づく時かも知れない。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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