「恩田木工」で思わずクリック。

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世界の景気を左右しかねない、米国リーマン問題の行くへが気になってNIKKEINETを立ち上げてみたら、右側に「恩田木工」の厳つい顔が飛び出してきていて、思わずクリックしてみた。僕のクリック率は極めて低い。一日に何ページのSiteをビューするか数えたことも無いが、その中で広告をクリックしてみるのは一ヶ月に一度あるかないかの確率だから、このインプレッションはよほど僕に刺さったのだろう。もちろん半分は、マーケッターとしての興味があった。

恩田.jpg
その僕が思わずクリックし、しかも内容を読み進んでしまったのがこれ→「戦国幕末の偉人に学ぶ企業経営」*このコンテンツが何時まで読めるのかはわからないけれど、一応リンクを貼っておこう。アフィリエート契約はしていない/笑。

恩田木工は、池波正太郎の小説「真田騒動」で読んで知っていた。小説自体は結構重たかった記憶がある。救いようの無い事態の深刻さと、彼の振るう改革の鉈の厳しさ。この時代にこの藩に居たくなかったと感じさせるほどの凄まじさが伝わってきたのを覚えている。

信念と率先と論陣と仕組みで一国の財政を立て直した偉人だ。藩人全員に苦労を強いながら統率してゴールに持ち込んだリーダーシップは確かに現代に通ずる経営の鏡だ。

この企画広告では、その恩田木工の偉業を三つの要素に分けて紹介し、その成功の構造をITのソリューション導入の意義と重ねて解説している。

FUJITSUやるじゃん!!

いや僕はこの広告の企画を練り、このレベルにまで高めて実施にこぎつけたプランナーとCRのスタッフに拍手を送りたい。実によく出来たコンテンツだ。

がしかし、Net広告の定めで商品の資料請求・ネットでの見積もり依頼にまでつながっている。この広告で見積もり依頼が何件来て、何件成約に至ったかのROIだけで成否を判断して欲しくない。CTRを競うネット広告の中でも、時としてブランディングは可能だ。また反面、出稿する側は意識していなくとも、受けて側からはブランドの印象としてマイナス印象が蓄積して行く広告が多数ある。いつも、ブランドの側は見られているのだ。

この企画は雑誌ダイヤモンドのような切り口だ。「賢者は歴史に学ぶ」という僕の自論に上手に刺さってきた。この角度に弱い経営者やビジネスマンは結構多いのではないか。ターゲットの関心と自社商品の訴求点をコンテンツの上で合致させた点が評価できる。小説.jpg久しぶりに(Net上で)いい広告に出合った気がする。  

まさに、広告はコンテンツの時代だ。

 

ちなみに池波正太郎の真田騒動はこちらだ。これも残念ながらアフィリエートにはなっていない。

池波本としてはかなりシリアスに、まじめに書き込まれた一作だと感じた記憶が残る。

 

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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このページは、tsujiiが2008年9月15日 00:47に書いたブログ記事です。

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