2008年9月アーカイブ
777$安。
米下院の金融安定化法案否決で、ダウが777$の下げ。
ラッキーセブンの数字がなんとも皮肉で面白い。
2001年9.11のテロ事件を上回る新記録と言う。
ブッシュ共和党の中から大量の造反。国民の税金75兆円を金融機関救済に投じることの是非は大いに論じられるべきだが、それが、選挙をにらんだ議員たちのスタンドプレーの一面もあるとすればいかがなものだろうか。
政府と両党幹部の調整が進んだと思われていた採決での、222対206。
まさかの展開に世界の市場は大混乱。
しばらくはまた、目が離せない。
人間なんて/吉田拓郎1979。
人間なんてらららら~らららら~ら、人間なんてらららららららら~ら、人間なんてららららららら~ら、人間なんてららららららら~ら・・・・限りなく繰り返すフレーズ。
単純なフレーズを繰り返し繰り返すうちに、一種の陶酔の境に落ちてしまう。
吉田拓郎は好きだ。この曲は格別に好きだ。
僕にとってあの時代の、ひとつの標なのかもしれない。
この曲を聴くと、さまざまなシーンが蘇る。さまざまなやつらの顔が浮かんでは消える。
さまざまな記憶が浮かんでは消える。順番も極めて怪しい。なにしろ30年も40年も前のことだ・・・・。
今日は名古屋からのクライアントと、雇い主のコンサル会社の方と、丸の内の35階で美味しい山陰料理をいただいた。
辻井さん、YouTubeで演歌ですか。
おおお、読まれてる。ブログは怖い。
と言う反動で、演歌で何が悪いかと今夜もYouTubeしたが、終着駅がこの曲だった。
1979年版が断然いい。1990年版とはエネルギーの総量が違う。
麻生新内閣発足へ!
僕は、本当に懲りないオプティミストだ。
新首相に指名された麻生太郎が、いつにない真剣な顔つきで、自分で新閣僚名簿を読み上げ、それぞれの閣僚に託したい思いを自分の言葉で語った記者会見を見て・・・ううん、なかなか良いじゃん!!と感じてしまった。
補正予算の審議に民主党は応じるのか?法案は通るのか?通らずに解散か?
そうしたいくつかのシナリオの中で、解散総選挙は何時になるのか?
総選挙で勝つのは、自民か民主か?
読めないと言えばこれほど読めない局面はない。混沌の時代だ。
新聞は何をやっている。今こそ、総選挙になればどちらが勝つのか、アンケート調査くらいやってくれ。
あ、そう言えば今回の新閣僚で気に入らないのが一人。鳩山邦夫だ。
あの失言常習男=そういう意識の人間を、今回のこの危機の時に、閣僚にしなければいけないほど自民党には人材がいないのかなあ?
民主小沢も、シャドウ内閣を正々堂々発表して、政策と内閣の顔ぶれで選挙を戦えばいい。
その方がわかりやすい。
カーシェアリングの普及。
所有から使用へ。この世紀の大きな流れのひとつだ。
今、都市部の若い世代は車を持たない。持てないと言うのもあるかもしれないが、持ちたいと思わない人が増えている。
使いたい時に使えればいい。と言うわけでレンタカーとカーシェアリングだ。
カーシェアリング対応の保険も整備されている。
もっと身近には、マンションの住民同士でのカーシェアリングも進んでいると言う。極めて合理的だ。
やはり乗りたい時にはすぐ乗りたいと、地方などでは逆に一人一台の軽が常識のようだ。
いずれにしても、「クルマ」は完全にコモディティー化が進む。
イマドキ大金を投じて外車に乗るのは、時代遅れの所有欲と勘違いのステイタスと言うわけか?
だが、都心はやはり高級外車で溢れている。
次のキーワードは、二極化?
さまざまな現象に名前を付けて語るのは、マーケッターと評論家の専売特許だ。
こいつが結構面白い。
10月26日?
衆院解散は10月3日。総選挙は10月26日と各紙の報道が喧しいが・・・・はてどうなることやら。
補正予算を通さずに解散でいいのか?その補正予算の内容自体お寒いが・・・。思い出すのは前回の、小泉・郵政改革解散だが、この補正予算案くらいでは、そんなテーマにもなれまい。
果てさて、どんな選挙になるのやら。・・・本当に本当に想像がつかない。
細川政権が誕生した時は・・・確か日本株は上がったように記憶しているが、それもあんな終わり方をしてしまった。爾来、日本の政治は低迷続きだ。
民主小沢氏は、政権獲得に満々の自信?とは言うが、いまひとつ現実感が乏しい。かと言って、自民側にそれを圧倒する迫力があるかといえばこれも、全くない。
自民党の総裁で総理大臣になれなかったただ一人の人は河野洋平。麻生氏は、例え3週間でも、総理にはなれるからまあいいのかな?
いっそ一回、民主党政権になってしまえばいいのか?? その後の政界再編??イヤイヤなんとも想像がつかないのは僕だけか?
アメリカは75兆円の公的資金投入案を議会提出。100年に一度の危機を全力で乗り切るという。ブッシュ政権最後の大仕事だ。最もその種を撒き散らしたのも彼ら自身だから、とんだマッチポンプなのだけれど・・・。
アメリカもここへ来て、オバマなのかマケインなのかが読みきれない。ロシア不穏。中国に転換期。欧州もとばっちり。北朝鮮混沌。インドとブラジルがマイウェイか?いやそうも行かない。
アメリカが撒き散らしたサブプライムと言う細菌兵器は相当にたちが悪い。
世界の政治と経済が、何処へ向かうのかが、僕の小さなオツムでは全くと言っていいほど想像がつかない。こんな混迷は・・・やはり前代未聞の体験だ。
否応なく、世界大戦の混乱に巻き込まれていった1900年代の人たちもこんな気分で日々を送ったのだろうか?そしてその後に新しい秩序が生まれる。生まれたと思ったら行過ぎてまた混迷。混迷の後に秩序。
よどみに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて ひさかたも留まりたるためしなし・・・か。
人は、賢いのか愚かなのか。 世の中は、平穏が基準なのか混乱が基準なのか・・・わからなくなってきてしまった。
私感だが、多分人間は愚かなのだと思う。 そして世の中は混乱が基本なのだ。
人はその中で、見たいものだけを見、聞きたい事だけを選んで聞いて、定められた時間を生きて消えて行く定めだ。
愚かなゆえに、懲りない希望と小さな満足とを持ち続ける権利もあるのだけれど。
新聞は、週刊誌になればよい?
昨夜は、植田正也先生の主催する「広告革新塾」で講師を仰せつかって拙い講演をさせていただいた。
熱心な聴講者が多く、僕も一生懸命に話をさせてもらった。
一時間ずつの持ち時間で、前半が僕。後半は「企画書シリーズ」のベストセラーで有名な富田先生の時間だった。
富田先生の講義の中で、「広告の役割の減少」と言う部分があって、数字が付いていた。
この数年間4大マスメディアの広告売上はすべからく減少傾向なのだが、その中でも落ち込みが激しいのが「新聞」だ。(次は、その現象が、一気にTVに来ると思うけれど・・・)
速報性と言う面から考えれば、新聞はもうとっくにその存在理由をTVのNewsに取って代わられていたのだけれど、不思議にそこは済み分けて生きてきていた。
とどめはNet系Newsの台頭・浸透。そのネット系Newsも彼らが自身が配信しているのだけれど、とにかく紙の新聞の役割は激変した。
この数年で、広告収益が40%近くもも減っているという事実があるし、その流れは止まらないだろう。Net上での広告に活路を見出そうとしているけれど、紙の時代の全盛期には遠く及ばないようだ。
若い人たちが新聞を読まなくなっていると嘆いたのはつい少し前のことだが・・・今は50過ぎのオヤジも新聞を読まない。Netのほうが早いからだ。僕自身そうだ。朝起きたら新聞をとりに行く前にNetでNewsを読む。
新聞は電車の中での暇つぶしのコンテンツだ。そう”コンテンツ”なのだ・・・新聞の強みは。
富田氏は、新聞は”まとめ性”を高めて、最後は”週刊誌”になればよいとおっしゃっていた。蓋し同感だ。
新聞と言うメディアの最大の強みは信頼性だ。速報性はなくても、信頼性の高いコンテンツとして充分に意味をなす・・・はずだ。
小沢vs麻生、国替えで首都圏決戦?それはそれで面白い。
民主小沢代表国替えで、背水の陣!の報道が先行していた。
彼らしい、得意の揺さぶり作戦だ。
ここへ来て自民党側から、それならいっそ同じ選挙区で小沢vs麻生の一騎打ちでは?とアドバルーンが上がった様子だ。
これも面白い。
(落選回避の安全策、比例代表とのW立候補もあるんだったっけ?衆院も?・・・こんなことも知らない無知な国民代表の私)
世界中が経済破綻問題で揺れ動いている中で、日本の政党の党首選などは、世界のメディアではほとんど報道されない些事のようだ。アメリカの大統領選ですらこのところ報道量が減っている気がするのだから、当然か。
でも、政治って大事なんだよね・・・・本当は。
もっと意識を持たなくちゃ、自国のリーダー選びに。・・・・いや本当は、リーダー育成にかな?主権者たる国民として。
原丈人氏の言う「公益資本主義」。
原丈人氏が「公益資本主義」を唱えている。
読んで字の如しで、詳しくは語らなくとも何となく、その主張の中身は、今なら誰でも感じ取れるのではないだろうか?企業のCSR専門誌「オルタナ」にも連載中で読めるが、まさに正しい主張だと共感する。
この考え方は、決して原氏の独創ではなく古くからこれを唱える学者などは大勢いたのだが、今、氏の主張はまさに時を得ているし、原氏の場合、何よりも行動を伴っているのが素晴らしい。彼は自ら動き、賛同者を集めてそれを実行する覚悟で臨んでいるように感じ取れる。
リーマンは破綻、AIGはFRB救済と決まったが、アメリカの金融機関はどこも瀕死の重態と聞く。
米国発の”金融テクノロジー”は・・・怪しの幻術だったのだ。
と、今世界中が知った。利益至上の資本の原理は結局どこかで行き詰まることが、今次々に証明されようとしている。AAAの世界一の保険会社が・・・一転破綻で政府管理下では、格付け機関の格付けも一体どんな意味があるのか・・・むしろ百害あって一利無しではないか。
日本の金融機関は、ここ数年叩かれ続けてきた。米欧の金融機関と比べて進歩がない。工夫が無い。挑戦がないと。
バブルの呪縛で動けなかったのだが、それが塞翁が馬で今回のサブプライム問題では直接的な被害は小さい。小さいのに、株価は急降下だ。
世界は狭くなった。
一国だけが健在で、一国だけが凋落と言うような単純な構造にはもう戻らない。
誰かがどこかで風邪を引くと、世界中に伝染してしまう。
全ての市場のプレーヤーに、社会を思う「公益」の自覚がなくては共倒れが待っている。
リーマン破産。AIG株10$割れ。僕らは凄い時代を生きている。
サブプライム問題とひと括りにに言われるが、それだけではない。
アメリカが世界に撒き散らしたババ抜きのババの付けが、一気に噴出して世界の経済を揺るがしている。
ポッと出の新興国アメリカが、世界の用心棒兼世界の銀行兼世界の裁判所兼・・・・およそ全ての権力把握に手を上げたのは第二次大戦後の1945年。誰も止められない勢いだったのはわかる。
それからの冷戦の時代半世紀。
1990年か?ベルリンの壁崩壊。ソビエト連邦崩壊=共産主義の敗北・・・・自由主義経済の完全世界制覇だ。
こう考えると、一番悪いのはあのゴルビーか?と思いたくなってしまうほど共産圏との戦いに、戦わずに勝ってしまったアメリカの、障壁ゼロの環境での、その後の十余年の暴走の付けは大きい。
最初はITと、知財や特許のルール押し付けだったように思う。そのときも横暴だったが、その後が極め付けだった。
金融テクノロジーの暴走だ。
こいつは今までのワルとは質の違うワルだ。なにしろ自分自身はひとつの価値も生み出さない。ハイエナのように腐臭のするところに集まってきては去って行く。巨大化し、それ自身が意思を持ち始める。SFのアニメじゃないけれど、巨悪による世界征服の意思だ。その先に何のビジョンも無い悪が、世界を席巻する悪夢の時代だ。
アメリカがそれをやったのではないと言い張るかもしれない。巨悪の元の元はオイルマネーだと。或いは無国籍の、マネーの意思しか持たないマネーの仕業だと。
だがしかし、そのマネーが暴走するルールと枠組みを作ってしまったのはアメリカに他ならない。
コロセウムに自ら放った猛獣に、食い殺されるのだ。君だけならいい。僕らも一緒にだ。
何しろ、自分勝手にルールを決めた新しいゲームに、次々と世界を巻き込んで舞い上がり続けて来たのだ。支えの無い独走だったから堕ちるのも早い。
おバカブッシュの二期8年の終わりがアメリカンバブルの崩壊で、世界がオオワラワ。
今回のバブルの大きさは、日本のバブル崩壊の比ではないと聞く。あれだけの広い国土で、不動産価格が10年で3倍に達していたのだというから、バブル崩壊の波動の大きさは想像がつく。信用収縮のケタが違うのだろう。
これは、アメリカが仕掛けた経済世界大戦の崩壊だ。
我々は、実弾の飛んでくる戦争に駆り出された実感が無いから、何となくピンと来ていないが、彼らは世界をとんでもないところに連れてきてしまっている。この戦争の代償は大きい。
時を経て、いつか落ち着くなら今度こそ、持続性のある構造に着地して欲しい。
それが出来ないほど、人間は・・・・そんなにバカな生き物か?
「恩田木工」で思わずクリック。
世界の景気を左右しかねない、米国リーマン問題の行くへが気になってNIKKEINETを立ち上げてみたら、右側に「恩田木工」の厳つい顔が飛び出してきていて、思わずクリックしてみた。僕のクリック率は極めて低い。一日に何ページのSiteをビューするか数えたことも無いが、その中で広告をクリックしてみるのは一ヶ月に一度あるかないかの確率だから、このインプレッションはよほど僕に刺さったのだろう。もちろん半分は、マーケッターとしての興味があった。
その僕が思わずクリックし、しかも内容を読み進んでしまったのがこれ→「戦国幕末の偉人に学ぶ企業経営」*このコンテンツが何時まで読めるのかはわからないけれど、一応リンクを貼っておこう。アフィリエート契約はしていない/笑。
恩田木工は、池波正太郎の小説「真田騒動」で読んで知っていた。小説自体は結構重たかった記憶がある。救いようの無い事態の深刻さと、彼の振るう改革の鉈の厳しさ。この時代にこの藩に居たくなかったと感じさせるほどの凄まじさが伝わってきたのを覚えている。
信念と率先と論陣と仕組みで一国の財政を立て直した偉人だ。藩人全員に苦労を強いながら統率してゴールに持ち込んだリーダーシップは確かに現代に通ずる経営の鏡だ。
この企画広告では、その恩田木工の偉業を三つの要素に分けて紹介し、その成功の構造をITのソリューション導入の意義と重ねて解説している。
FUJITSUやるじゃん!!
いや僕はこの広告の企画を練り、このレベルにまで高めて実施にこぎつけたプランナーとCRのスタッフに拍手を送りたい。実によく出来たコンテンツだ。
がしかし、Net広告の定めで商品の資料請求・ネットでの見積もり依頼にまでつながっている。この広告で見積もり依頼が何件来て、何件成約に至ったかのROIだけで成否を判断して欲しくない。CTRを競うネット広告の中でも、時としてブランディングは可能だ。また反面、出稿する側は意識していなくとも、受けて側からはブランドの印象としてマイナス印象が蓄積して行く広告が多数ある。いつも、ブランドの側は見られているのだ。
この企画は雑誌ダイヤモンドのような切り口だ。「賢者は歴史に学ぶ」という僕の自論に上手に刺さってきた。この角度に弱い経営者やビジネスマンは結構多いのではないか。ターゲットの関心と自社商品の訴求点をコンテンツの上で合致させた点が評価できる。
久しぶりに(Net上で)いい広告に出合った気がする。
まさに、広告はコンテンツの時代だ。
ちなみに池波正太郎の真田騒動はこちらだ。これも残念ながらアフィリエートにはなっていない。
池波本としてはかなりシリアスに、まじめに書き込まれた一作だと感じた記憶が残る。
ROIの呪縛。
ROI(=return of investmen )投資対効果の概念が日本に入ってきたのは、ついついつい最近のことだ。
それまでの日本のマーケティングは、すべからく過去の(成功)体験をベースにした「予算主義」だったといっていい。
新商品を市場導入するにあたり、どう予算組みし、どうマーケティング費を使うかは、全て過去の成功体験を前提に組み立てられていた。
例えば新商品のガムを出す。目標売上が00円だから、(過去の例に基づけば)投入できるマーケティング予算は00円。それで上手く行けばさらに増やして上を狙う。ダメなら減らして縮小均衡を狙う。いよいよダメならプロマネを首にして次のヒットを狙うといった具合だ。売上と費用がバランスして回ることを前提に予算が組まれた。結果はやってみないと判らないのに。
つまり下手な鉄砲も数打ちゃ当たる。三つ出して二つダメでも一つ当たれば・・・・が、20世紀のマーケティングだった。
ROI主義は違う。最初から採算ラインを狙いに行くからダメもとの予算はゼロと同じだ。その代り、採算ラインを超える効果があるならマーケティング費は青天井と言うことだ。
一見極めて合理的だ。予算管理と媒体選択、コミュニケーションのテストランなど、今までの日本になかった概念が急速にコミュニケーション市場に浸透した。ネットマーケティングの業界はこの理屈に適合しやすかった。成功報酬型のアフィリエート価格体系などが急速に整備された。
アメリカンな発想だ。合理性を追求する。
四半期ごとの利益を追求していれば、必ず通期で利益が出る。CEOもCOOもそのためにガンバレ!その代り成功報酬は青天井だ。と言うルールと同源の発想だ。
この理屈が閉塞を生む。
ROI追求は結局一時の隙間探しにしか過ぎず、効くメディアは自ずと高くなりいつかコストパーを割る。或いは同じ穴のムジナが殺到してメディアを汚し、やがて効かなくなる。
創造性のない合理性が、次々に可能性を食いつぶして行くレースがROI至上の競争だ。
隙間を見つけ、人を出し抜いて、今だけ、自分だけが得をとって、だめになったら次に移ればいいと言う、不毛の競争だ。
この原則だけに付き合うのは・・・・正直疲れる。満たされない。達成感がない。
ユニセフ東ティモールから嬉しい写真。
ネピア千のトイレプロジェクト、ユニセフの東ティモール事務所から嬉しい写真が届いた。
僕らが4月に訪問した、今回の支援対象の村でいよいよ待望のトイレ作りが始まった。
ユニセフが、便器やコンクリート、砂利などの資材を手配する。
村人が総出で、石や木など、トイレ作りに使える素材を集める。
ユニセフと現地NGOと、ぬラビとが総出で村の家庭一軒一軒のトイレを作る。
子ども達も、大人も、長老も総出で取り組んでいる様子がリアルに伝わってくる嬉しい写真だ。
以前も少し書かせてもらったが、ユニセフの水と衛生に関する活動は「救済」や「施し」といった概念とは全く異なる。このカメア村でも、先ずは村長をはじめとする村人全員と、水とトイレのある衛生的な生活環境を築くと言う意味に付いて充分に話し合い、村の一大事業としてそれに取り組む意識作りを行う。
その上で、現地で調達できない資材はユニセフが調達(Ex.便器やコンクリート、砂利など)。現地で集められる素材(Ex.トイレの小屋を作る為の木や石、屋根を葺く木の葉など)は、村人が総出で集める。
トイレを作る技術指導は、ユニセフが教育した現地NGOなどが行い、実際に穴を掘ったり建物を建てたりする作業は村人達が行う。
村が育って行く。国が成長してゆく。その過程のほんの何百分の一かの、でも、確かな力になれていることを実感できるのは嬉しい。
モロッコの郷愁(2)
僕が初めてモロッコの地を踏んだのは20年ほど前のことだった。スペインのコスタデルソール海岸、マラガ、マルベーャの陽光にあこがれて訪ねた時に、それこそお子様的な衝動で、ジブラルタル海峡を越えてアフリカ大陸に踏み込んでみたくてたまらなくなり、スペイン側からタンジェの港にフェリーで渡り、あの(映画の題名で有名な)「カサブランカ」にたどり着いた思い出がある。
渡航に際して乗員名簿と言うのか、入国申請だったのか・・ ・・わからない書類を書かされた。その中に「あなたの父の名」と言う一行があって当時驚いた。死んでいてもいいから、父の名を賭けと言う。当時は父は生きていた。YOSHIYUKI TSUJII という。しがない仕立て職人だ、何が悪い!今書いて、お前らに何がわかる??
今はもう驚かない。
アラブ圏の諸国では、本人を特定するには父親の系譜が重要なのだと知っている。旧約聖書のあの部分につながる。”アブラハムの息子イブラハム?その息子ニホンハム、そのまた息子イトウハムは・・・・”と延々と数十代の記述つが続く。
”アダム、エホバのもとを離れいで、エデンの東なるノドの地にて住めり・・・・”こんなロマンチックな一節に惹かれて、ようし!旧約聖書を読んでやろう!と志す異教徒を一発で打ち砕く防波堤(眠たくさせる部分)だ。
あれ?!今夜は何を書こうとしているのか。
そうだ思い出した。先週僕はブログのカテゴリーを再編集した。(ヶッコー大変だった)何故やったかと言うと、このあと「旅行の思い出」を少しずつアップして行きたいと思ったからだ。
この25年ほど、僕は結構気ままにいろいろと旅を重ねさせてもらった。写真はあまりないが、それでも少しはある。思い出と気づきは山ほどある。
これからは時々旅の話を書かせてもらおうと思う。
さてモロッコだが、ここはすごい。僕は本当に大好きだ。サハラの砂漠には商人たちの思いの痕が染み込んでいる。
ベルベル人のこの青年には5000年の歴史が受け継がれている。(彼は超優秀なガイド兼商人で、バカな日本人旅行客TUJII何某の心と財布をつかみ、結構いい商売をした。でも恨んでなどはいない)
このカスバはアトラス山脈の南側、サハラ砂漠の入り口の町ワルザザードの街外れにある。今も普通の人が普通に暮らしている普通の住処だ。・・・・それが凄い。世界は広い。
映画 エリザベス ゴールデン・エイジ。
前作も見たが、主演のケイト・ブランシェットはどんどん良くなる。
今回は素晴らしかった。女王そのものになりきっていた。
全盛期のスペインが無敵艦隊を差し向ける。世に言うアルマダの海戦(1588年)。新興のイングランドなどはひとたまりもなく踏み潰されるはずの運命だ。だが、歴史にはドラマあり、イングランドは奇跡の勝利を手にして、以降の隆盛に向かう。
この間の、独身の女王としての、また一人の女としての苦悩と責任感との中で揺らぐバージンクイーン・エリザベスを彼女は完璧に演じて見せている。
責任、恐れ、愛、嫉妬、慈悲、誇り、決意・・・さまざまなものが彼女の胸のうちを駆け巡る。
占星学博士との二人のやり取りが好い。
僕は英国の歴史には明るくない。この映画が何処まで史実を反映しているのかは判らない。
だが、ドラマとしては完成度があると感じた。
モロッコの郷愁。
北の湖理事長の、鈍感力&粘り腰に感服。
先般の朝青龍事件、弟子のリンチ死亡事件、前回の大麻事件。
そしてついに幕内露鵬、十両白露山と関取級、ひいては自分の部屋の力士が陽性反応でも、まだきっちりと土俵内で、進退に関する言葉の端も伺われない。
現役時代を上回る北の湖の、鈍感力と粘り腰に感服する。
「乱れ髪 風情なるかな 勝ち相撲」 は、読んでそのまま。
「一年を 二十日で過ごす 好い男」 は、当時年二場所、一場所が十日間だった時代の歌で、どちらも大好きだ。
旦那衆が贔屓するなら、落語家は安くて舞妓さんは高い。歌舞伎役者はさらに高くて、極めつけは相撲取り。昔々から相撲はそんな世界だから、ごっつあん体質と新弟子のいじめも何となくうなづける部分もあるのだが・・・”大麻”はどうか?
前回のロシア人力士は「六本木でもらった」と言っていた。・・・・なるほどな~。
外人力士を人くくりに言っては申し訳ないが、結局は、プロレスやK1と違わないひとつの格闘技か?
そういうと、プロレスラーに怒られそうだが・・・相撲だけが「国技」だから違うと言うのはもう相当に無理なのかも?
相撲だけは違う。と言うなら、この局面で何時までも北の湖なんぞを理事長にすえておく場合ではないと思うのだけれど。
相撲が強くても、財団の理事長は務まるまい。
日本の相撲界を今日の位置に持ち上げた立役者・武蔵川理事長は確か、現役時代は平幕かせいぜい三役どまりの人だったと聞いた記憶がある。
もうすぐ秋場所が始まる。
安馬ガンバレ!!! 僕の大好きな力士だ。
YouTube 懐メロトリップと、クリエイティブコモンズの志し。
週末の昼日中からまたやってしまった得意技、YouTube懐メロトリップ。
和田アキ子の名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」は1972年(=36年前)のレコード大賞だったんだ!へ~知らなかった。
司会の音羽信子が若い。賞状を渡す古賀雅夫が若い。ジュリーも森進一も若い。そして和田アキ子はもっと若く、なおかつしっかりでかかった。
受賞を知って泣きながらステージに上がり、花束を抱えてこぶしを振り上げて歌う「あの鐘を・・・」はなかなか良かった。ちょっと心洗われる思いがした。
YouTube周辺では著作権論争が喧しい。(C)と言う利権を握る旧勢力側にしてみれば、ただで見放題聞き放題はたまらない権利侵害だろう。
だが既にもう、この流れは止めようがなく逆戻りはありえない。新しい世界がやってくる。そこには新しい理念とルールが必要だ。
さて、クリエイティブコモンズ。旧来の著作権(C)に対して、新しいルールを広めようという(CC)の運動は、我等が伊藤穣一(JOI)が世界をリードして進めている運動だ。実に正しい概念と正確な理論の裏打ちがある。普及が待たれる。
(実は僕のこのブログも、JOI系列の6apartだから当然ながら著作権の基準は(CC)になっている)
インターネットの神様?JOIの思想の根底は”OPEN”&”SHARE”だ。文化の共有による進化という民主主義で、彼は今やその思想の布教の徒だ。
その先に「Mash UP」と言う概念がある。
NYのある少女が詩を書く。その詩に感銘したUKのギタリストが曲をつけて弾き語る。その曲に感動したLAのピアニストがさらに新しい旋律をかぶせてピアノを入れる。その曲を聴いたジャマイカのバンドが思い切った編曲をして新たなアートができる。さらに中国の映像作家がムービーを付ける。一方ではスペインのバンドが別な編曲で新たな作品をUPする・・・・と言った具合の文化の融合と進化の概念だ。実例も多いと聞く。
僕はその隙間で、違法コピーの懐メロで一杯やる。
読売は10月解散説!自民総裁選が面白い。
麻生太郎本命に、小池百合子対抗くらいまでは読めていた。
与謝野が立って、石破が名乗り出て、石原が手を上げた。・・・棚橋、山本、まだ続々と若手に動きがある。前代未聞の大乱戦になりそうで、これはこれで面白い。福田さんの投げ出し辞任?の罪も、すでに問われない感じだ。・・・福田さん、ここまで読んでいたか否か??
今朝の読売新聞は、総裁選の勢いを駆って「10月上旬 解散総選挙」と決め付けて書いている。
若手にしてみれば、この際駄目もと。名乗り出るのは自由だろうと言う勢いだ。
それに引き換えると、民主党はなんとお行儀の良いことか、小沢一本縛りの統制のもとに進んでいる。
いっそ民主も、われもわれもと名乗り出て、政策論争を挑めばいいのに・・・・。
さてその肝心要の”政策論争”が・・・なんともはや・・・生ぬるい。
瀕死の重症の国家を再建するのに、応急手当がいいのか、根本治療がいいのか?
自分が患者で、或いは家族で、医者に真顔でそう相談されたらどうする?
こんなレベルの論争からでは、日本の未来はまだまだ見えてこない気がしてならない。
企業の志が覗き見られるCSR報告書。
最近、企業のCSR報告書を見る機会が多い。
どれも横並びの対応型で、企業独自の志が感じられない!と、決めつけて言ってきていたが・・・?
あれ?そうでも無くなって来つつある。
昨日は、ユニクロのファーストリテーリング・柳井社長が今後の事業ビジョンを熱く語ったようだ。
従来は、ともすると「数字」を基準にしゃべっていたのが、今年はまるで違っていたと、それに出席してきたある広告代理店の役員の方が話しておられた。
そのファーストリテーリング社のCSR報告書からは、柳井さんの経営に取り組む「思い」がきちんと伝わってくる。
一方、やはりこれじゃーね・・・というのも、依然として多い。というかやはりほとんどはその部類だ。
頭脳明晰な企画部門が、隙なくつぶしてまとめた「報告書」からは、その企業の志や人柄(企業柄?)は伝わってこない。
CSRは、企画部門の仕事ではない。
企業のリーダーの仕事だ。
自分の率いる自分の会社が、社会との関係をどのように考えて進むのかを表す「所信表明」のはずだ。
このあたりの仕事が・・・実に面白い。
虫の知らせか、21時38分に知る。
テレビはつけずにPCに向かっていて、何気なくNIKKEI NETを開いたら、21時36分にUPしたばかりの「福田首相辞任」のNewsが目に飛び込んできた。慌ててTVのリモコンを探す。
淡々と語る福田首相の会見が、この人らしいな~と感じさせた。
正直驚いた。けどまあ納得も行く。
民主党との対話断絶はもとより、連立の公明党ともこじれて四面楚歌。八方塞の中で、自分の解散での総選挙では自公政権に勝ち目なしと、客観的に判断したのだろう。
プライドの人だ。
次は麻生太郎が指定席のように言われるが・・・はて、そうすんなりは行くか?
小池百合子??? 僕にはいまいちピンと来ない。
少しきな臭いな~と感じていたら、突然の出火だった。
はあ~、リーダーなき日本の政治は何処へ行くのか?
今、本当に「見識」が問われているのは・・・官僚や政治家ではない。
実は、主権を持つ僕ら「国民」の方だと思う。


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