広告は何処へ行く?

先日、ある大手新聞社系の方とお話しさせてもらう機会があった。ここへ来て、広告の出稿がさらに一段と落ち込んで慌てていると。前代未聞の落ち込みようだと。

さらにまた大手広告代理店の方と、代理店の売上と利益の見込み数字に付いて話す機会もあった。大手でも売上が前年90%台。と言うことは、利益ベースで見ると落ち込みはさらに激しく、実情は80%台ではないかと。

理由は簡単だ。広告を出したからといって売れる気がしないから出さないのだ。

競合のA社が広告を減らしてくれれば、B社、C社は喜んで一緒に減らす。それでも市場のシェアは変わらないからだ。

赤信号もみんなで渡れば怖くない。広告なんぞ出しても出さなくても、大勢に影響はないのだ。

では、広告は何処へ行く?

広告は・・・マーケティングに向かう。

正しいブランドのサスティナビリティー競争に向かう。

目先の刺激ではなく、将来を見据えた事業の在り方の洗い直し競争が始まっている。

そして、本当にメッセージしたいことが出来た時、その広告は届くと思う。

一方で、広告代理店は6兆円の広告費の枠を超えて、総額13兆円と言われるマーケティング費(流通対策費7兆円を含む)全体の領域での対応に舵を切る。

華麗なフィギャースケートのような、広告の孤高の時代は終わろうとしている。

真に価値あるものを、真にそれを欲する人の元へ届ける。それがマーケティングだ。

AGCYはそれをサポートしなくてはいけない。

できるかな???

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VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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