計算違いか?北京五輪。

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うううん、どうも今ひとつ盛り上がりに欠けると言わざるを得ない北京オリンピック。

聖火リレースタート前後のチベット事件はさすがにインパクト大きく、中国政府のその後の姿勢を決定付けてしまった。

つまり、徹底管理による、絶対無事故のために、あらゆる施策が用意された。

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聖火リレーの沿道一帯を立ち入り禁止にし、特別動員の応援要員を配置して・・・と言うやり方では、さすがに開催国中国のお膝元からも、非難の声が上がるのは当然だろう。

事実、市民レベルで相当の批判が起きており、さしものコキントー氏も、”対話路線”を装ってまで、火消しに懸命と報じられている。

オリンピックスポンサーの会社の方から聞いて驚いたが、大会期間中の会場警備対策もいささか常軌を超えている様子だ。

観光バスすらも会場施設に横付けはできない。はるか離れた場所で降ろされ、そこからは専用の地下鉄?下車後も徒歩徒歩でようやく会場とのこと。炎天下、ペットボトルの水などの持ち込みも一切禁止の厳戒態勢。お年寄りなどのことを考えると心配で・・・と言う。そんな話を聞いただけで、行きたい気持ちも半減してしまう。

今日はまた、中国で事業展開する会社の役員会に出席して聞いた。結局、北京に五輪特需は起きなかったと。

彼らが普段300元(≒5000円?)で泊まっていた普通のビジネスホテルが、一時1000元を超える値付けけになったと言うが、今日この頃は500元がいいところ、さらに安くも可能の感じと。

北京政府は、五輪を機とした国威発揚、経済の飛躍的発展と中国の国際舞台正式デビューを狙っての誘致だったのだろうが・・・。蓋を開ける前からのチベット問題の躓きで、これ以上の致命的”事故”の徹底的防止に躍起にならざるを得なかった。これでムードはガラリと変わった。

事実、この上、期間中にテロや暴動が起きてしまっては・・・シャレにもならないから政府の方針も理解できる。が・・・。

ううううん・・・叩けばほこりの出る身が、よせばいいのにステージに上がってスポットライトを浴び始めたら、次から次からボロが出て・・・さ~大変!(むむむ・・・これは他山の石としよう)

 

このところ、本業のマーケティングでブランドや企業(事業)のミッションと言うか、使命と言うか、志と言うか・・・そのあたりをテーマに掘り下げて考えている。

資本主義、自由経済の、あくなき目的追求は・・・結局は、破滅への道のりなのではないかと。

資本主義が昨今のように完成する以前から、中国には”中華思想”があった。この”中華”の思想は、ローマのそれ(=全ての道はローマに通ず。とか、パクスロマーナとか・・・)とは、ちょっと違うように感じる。

自分がよければそれでいいでは、結局は破滅への前進だ。僕が、アメリカと中国を重ねて見る視線の原点だ。

自分がよいためには、周りもよく。と言うのがローマの姿勢だ。 こちらの方が、ちとまともだ。

 

経済の高揚には、計算ほどの効果を得られない五輪になってしまいそうな中国だが、

これを機会に、民主化に拍車がかかれば、それはさらなる五輪効果と言えるのだけれど・・・。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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