スピード社の魔法の水着と公式スポンサー。
うち(VMLab)の顧問の井上教授はダンディーなアスリートで、平泳ぎの現役競技者だ。全日本のシニア大会で毎度一桁入賞、今も記録を更新中と言うから拍手あるのみだ。
先日ある代理店の方々とのMTGの後、美味しい豚肉と有機野菜をいただきつつ雑談に花が咲いた。
その際、井上教授が「スピード社の水着は、本当に100Mで0.7秒くらいの差が出るんですよ!裸よりも早くなっちゃうんですよ!本番の競技でその差は、トンデモナイ差なんですよ!!」と、目をクリクリさせながらおっしゃっていた。現役の競技者から聞くとこの問題の大きさが伝わった。
井上教授はさらにこう続けた、ミズノ他、「日本の公式スポンサー3社のうちのどこか一社でも、『今回は、うちのを着ずにスピード社製を着て存分にやってください』と言えば、その会社はヒーローになれると思うんですがね」と。
実はその時僕は、この三週間の海外ボケがまだ回復せず(何せ、20日間で4日くらいしか新聞を読んでいなかった)、国内大会でのスピード異変騒動を知らなかった。
今夜になって、今朝のニッケイを読み、テレビのニュースでスピード社水着の問題を取り上げているのを見て、ようやく問題の大きさに気付いた。
デサント社は早くも、「配下選手3人にデサント着用の義務は無い」、と発表したようだ。
海外でもさまざまな動きがあると言う。ナイキと契約のハンセン(米)も今まさに検討中とか。アメリカではあるメーカーが、スピード社を独禁法で訴えたと言う。うううん実にアメリカチックで分かりやすい。
問題は・・・ミズノ・北島だろう。どちらも痺れるような緊張の中にいることと思う。
北島は(松岡修三と双璧の)スポンサー思いで有名だ。自分から言い出すのはさぞやポリシーに反するだろう。
ミズノもここは難しい。
北京の晴れ舞台で、北島に無理矢理ミズノを着せ、スピードを着たハンセンの前に無残に敗れてしまったら・・・国民の反感は結構大きいぞ!負けた場合は何が原因かは証明できない。
もちろん!ミズノを着て勝ってくれれば、この効果は絶大だ!!!この場合も何のおかげかは証明できないのだが、勝てば全く問題ない。
スポーツのスポンサーシップで、ここまで機能の差がクローズアップされるのは珍しい。まるでヨットのアメリカズカップかF1のワークスのようなことになってしまっって来ている。ボブスレーも相当違うらしいが。
ハンセンがナイキで出、北島がミズノで出、無名の新人がスピードで二人に勝ってしまったりしたら・・・巨額のスポンサーフィーは、自社の無力の広報に使われたことになってしまう。
あ~、僕はミズノのマーケティング担当でなくて良かった。
いずれにしてもここまで来ると、これは社長の決断だな~。企業の性格の問題になっちゃうな~。
ミズノよ、今回は男らしく謝って、四年後にはミズノが最高の水着を用意しますから今回はスピード社製で勝ってきて下さいと、言ってしまえばそれ以上のリスクは無くなるんだけどな~~。
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