取りあえず・・の連続で57年。
考えることは嫌いではない。
麻雀の時などは「雀荘の回し者か」と言われるほど切り牌に悩む僕だ。三色とイッツウと両ペイコウとホンイツの可能性が、同時に頭に浮かんでしまうと言う特殊能力?が、僕にはあるようだ。
つまり、欲張りで融通不断で決断力に欠けているらしい。
麻雀友達の間では僕は人気者だ。「あいつは愉快で、弱くて、懲りないからいい」と。ちょっと遅いところを除けば満点の雀友のようだ。
悪友どもに言わせると首を傾げるかもしれないが、そんな僕にも奥の手がある。「取りあえず」と言う決断力だ。
その”取りあえず”癖は、麻雀と言う、この上なく真剣な舞台でも出てくるくらいだから、日常の人生と言ったようなゆる~い世界では、毎度のように出てくる。
例えばの例をあげれば・・・新卒時の就職も”取り合えず”で決めた。9ヶ月でそこを辞めたのも”取り合えず”だった。32歳でアイベックスを始めたのも”取りあえず”で、20年目でM&Aをしたのも”取りあえず”だったように思う。
今日、5000円の老眼鏡を二本買い求めたのも、その”取りあえず”の見本のような買い物だ。
僕にとって「取りあえず」とは、その後でどんなに素敵な事が出てきても、まあ~後悔はしないかと言う決断の先延ばしだし、もっと言えば、きっとこの先、もっと素敵なチャンスがやって来るはずと言う、楽天的未来思想の裏づけによる判断だ。
老眼鏡だって、真剣に選べば素敵なのはいくらもある。プラチナフレームや18Kフレームのカッコいいのは30万も50万もする。でも今日は取りあえず、ベッドで小説を読むのにちょっと不自由になって来たのを凌ぐだけならこれでいい。
長い人生だから、当然その逆の時もある。 自分にとっては、ちと高すぎる買い物や、かなりのリスクの判断も、魔法の呪文・・・”取りあえず”エイヤ~!!の掛け声で、何度かこなした経験もあるにはある。
そうやって57年間生きて来てしまった。 ”取りあえず”、で切った牌で手痛い振込みをした経験も何度もある。
これは・・・ちょっと問題? それとも正解? 57年の馬齢を重ねて、正直まだ分からない。
でも人生。・・・・取りあえずじゃなくっちゃ怖すぎて、すくんでしまう。
な~んて言っているのは、臆病で欲張りで馬鹿な僕だけか?な~?
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最高です。。。