帰ってきました。
東ティモール1週間の出張から無事帰って来ました。
ユニセフさんのアテンドで、連日かなりハードな山登り系の視察とMTGの旅でしたが、子ども達の笑顔が何よりのお土産です。
この国は長くポルトガルの植民地でしたが、やがて、独立を果たしたインドネシアの侵攻を受け統治下に入ります。以降それなりの開発も進みましたが、その後1990年代に帰属と独立をめぐる内紛に陥り、結果的には国民の50%が家を焼かれ、住処を失い、わずかなインフラをことごとく損壊すると言う不幸に見舞われました。
複雑な経緯の中、最終的には2002年に正式に独立を果たし、国際社会からも承認を得て今日に至っています。
今回は主に、水と衛生の状況に関する視察でした。上下水道のインフラが元々乏しかった上に、動乱の時期に致命的なダメージを受けてしまっています。
具体的な例で言えば、学校の校舎はありそこには手洗い場やトイレの設備もあるのですが、混乱のダメージで水が流れなくなり全く使えない状況です。上級生達が毎朝1キロも離れた水源に水を汲みに行き、水槽に水を貯めて使っている。或いは周辺の草むらで用を足すという具合です。
新政府は沢山の課題と大きな希望に向かって頑張っています。
幸いに、この国は地味も豊かな上に石油と天然ガスの資源があり、その産業化が見込めますので、数年先には大きな希望が持てるのですが、問題は今です。ユニセフはその”今”を支えて離陸までの力になろうと、この国に、国際世界の関心と支援を集めさまざまなプロジェクトを進めることに努力しています。
我々も、その一助となるプロジェクトを計画してこの夏に向けて準備中です。トイレの無い環境で暮らす多くの世帯の家族用トイレと、設備不足の学校にトイレ設備を設置し、同時に水と衛生に関する啓蒙と教育を進めるプロジェクトです。水と衛生の環境不備が、下痢につながり、栄養を失調して、子ども達の尊い未来を奪ってしまう悪循環を根元から断つプログラムです。
今回は、その支援予定先のコミュニティー(村)も訪問させてもらいました。
朝9時に村に着くと、伝統衣装を身にまとい、長老の指揮の下整列して閲兵を受けるように出迎えてくれた少年達。ウェルカムの気持ちが伝わってくる少女達の可愛いダンス。村の広場にテントを張っての歓迎式典、太鼓とドラに合わせた踊りで喜びと歓迎の意をを表現してくれる村人達。・・・正直、感動で胸が一杯になりました。
この国では、一世帯平均7~8人の子どもがいます。どの村どの学校を訪ねても、子ども子ども子どもの澄んだまなざしと笑顔が一杯です。しかも礼儀正しく行儀よく、大人たちの長い挨拶も真剣に聞き、カメラ向けると目線を外そうとしません。
僕は、今回の視察で、この国の未来に確信を得ました。
将来必ず立派な国になってくれると信じます。その離陸までの数年間、子ども達と家族の力になれれば、これにまさる本望は無いと感じて帰ってきました。
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