中原の虹@上海。
中国は広大だ。
その広大な国土のほんの一角「上海」をめぐって、先進国と中国は、この100年余さまざまな関係を築いては壊し、壊しては築いて来ている。
そんな上海のホテルの一室で、読み直し中の小説「中原の虹・第四巻」に目をやったら、ちょうど袁世凱と中国国民党の政争のさなかだった。民主主義の星・宋教仁が上海駅頭で凶弾に倒れるシーンだ。今から70年ほど前のこの国の事実である。そこからの変遷。毛沢東から鄧小平を経て今日の上海。
本を閉じて、窓から夜の街に目をやると自分がどこにいるのか一瞬分からなくなった。
美味しい火鍋をいただきながら、20年ほど前にここを訪れた時の「兌換紙幣」の話をしたら、在中国10年余のキャリア女性陣にキョトンと言う顔をされた。もはや過去は明らかに過去なのである。
上海F1層の価値意識調査をしている。興味のあること、お金の使い道と言った質問の中に、利殖・運用と言った項目がないと、被験者があきれた顔をする。月収1000元(1万6千円)~月収3万元(50万円近く)のキャリアまで。この国の新たなエネルギーの象徴だ。
すらりと長身長躯のそんな彼女達が、颯爽と前をむいて歩いている街だ。
二泊三日の駆け足で、上海でマーケティングに携わる日本人の方々何人かのお話をうかがった。
総じて聞こえる感想は、メディアが効かない。プロモーションの実施レベルが低い。カテゴリーの細分化アピールが効かない。一番しか売れない・・・・そして、クチコミが大きな力を持つ。である・・・納得。
沢山のヒントをいただけたが、多くは日本と比べての感想のようにも聞こえる。広く海外の市場に目をやってみれば、(今までの)日本が特殊なのであって、中国はさほど特殊ではないと考える方がいいかもしれない。そして、先進国市場にはそれぞれの成功セオリーがあるが、急拡大の新興市場にはセオリーは無い。
またまた、SAMSUNGとLGが元気だった。彼らは、国内市場の成功体験に浸る以前に世界に飛び出していったブランドだ。
日本企業のマーケティングは、いよいよ日本国内での(過去の)成功からの、乳離れを求められているように感じる。
この国で機能する、マーケティング(&プロモーション)のソリューションを組み立ててみたいと言うのが、最近の僕のテーマの一つだ。行って、見て、聞いて、いよいよ、それをやりたい気持ちが高まってきた。
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上海出張、お疲れさまでした。
短い滞在で急速に私と同じ感覚を得られていることに、
やはり敬服いたします。
私のわからないことも、たくさんお気づきだと思います。
ぜひ、今後の作戦会議を早めに持たせてください!