思わず買いたくなる、ジャパネットタカタ。
深夜ぼ~っとTVを見ていたら、ジャパネットタカタの通販番組だった。
デジカメ、42インチTV、ハイブッリトビデオカメラなどを、たて続けにやっていたが、どれも思わず欲しくなるのが不思議だ。幸いまだ孫ができないから思いとどまったが、もし孫でもいれば、僕は確実にあの78000円のビデオカメラを注文していたと思う。
一商品のついて3~5分ほどだろうか、微に入り細に渡って商品の優位性を説明し、使い手の心のひだをついた説明が加わる。商品はみな信頼のあるメーカー品だ。最後の決め手が、様々付いてくるセットのサービス品と、相当に割安なタカタ価格だから、これは結構売れるのだろう。
通販番組は、広告×販促の見本のようなものだ。
人が、一つの商品に興味関心を抱き、欲しい気分にいたり、それを買うまでの心理の流れは、通常の世界ではさまざまなメディアによる情報摂取と、店頭などでの購買機会に分かれて形成されるわけだが、TVの通販は、それを連続した3分間で完結させてしまう。
もし仮に、広告を「売る為の手段」として考えるならば、これは一種の完成形だろう。
確かにジャパネットタカタは、通販(小売)業態で、メーカーやブランド側とは立場が違うが、「広告で売る」ことを目指すならばメーカーサイドにとっても、この例は示唆に富んでいる。
つまり、売る為には「製販一体」の視点が不可欠であること。そして、気づきから購入意向の醸成までを目指すならば、15秒のCMは、甚だ力不足であるということだ。
海外で何気なくTVをつけると、日本とはまるで違った、激しい広告に接することが多い。つまり、販促的な狙いで直接的にTVのメディアを利用しているケースで、きれいごとのブランドイメージ広告はむしろ少なかったりする。
逆に、街角のOOHなどにブランドイメージ訴求の工夫が多く見られる。
日本のTV広告も、やがて様変わりのときを迎えるのだろうと感じる。
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