メディアの信頼性について。

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普段はケイタイとPCでNIKKEIを読んで事足りているが、週末はゆっくりと各紙を読み比べるのが好きだ。

民放TVのショーモナサに比べると、新聞は、まだしも変わらずに頑張っているメディアのように感じる。相変わらず週刊文春も好きだし日経ビジネスもありがたく思う。

Netの勃興で、既存の4大マスメディアの影響力の凋落は否めないが、ここへ来て、逆にいよいよメディアの棲み分け方が二分化して来ているように感じる。

乱暴に区分して言えば、受け手にすり寄る方向と、孤高を極める方向だ。

R社は、雑誌はやがて全てがフリーマガジンになる時が来ると言い切って事業を拡大中だというが、そうではないだろう。そうであっては欲しくない。

そう言えば・・・今さらだが、TVとラジオはただのメディア。新聞と雑誌は有料のメディアだ。

有料のメディアには、それなりのプライドが残るのは当然だ。

商品(ブランド)の「認識形成」研究の中で、接触メディアの信頼性の差異が大きいという結果が出ている。

つまり、一冊の本が売れるときに、いかにリーチが稼げようとも、TVで本の広告をする例はまず見られない。一番効くのは新聞の書評欄での取り上げだ。(これは、広告とPRの差でもあるのだけれど)。CDや映画の宣伝には深夜のTVがよく使われる。

ディオールやエルメスなどの高級ブランドが、TVに広告を出すだろうか? 逆に、新発売のインスタントラーメンは(今)新聞に広告を出すだろうか。

人は自然にメディアの信頼性をランク付けし、取得情報の種類別にメディアを区別している。

この流れに沿うのが通常のコミュニケーション手法だが、この流れを逆手にとって、別角度から商品(ブランド)情報を提供する工夫をするところに、この時代のコミュニケーションプランニングの妙があるように思う。

情報の意味の角度を変える工夫だ。

ちなみに、昔々のその昔には、新聞にキャラメルの広告が載っていた。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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