$の落日、¥の迷走。
詳しいことは経済学者に譲るとしても、$のシナリオは素人目にも乱暴だ。
要するに、財政と貿易の双子の赤字を垂れ流しながら、天文学級の米国債を、日本を始めとする世界中の貿易黒字国に押し付ける。つまりは$と言う紙切れの空手形を抱かせて、世界の富を集めてきたのがアメリカ$の陰謀だ。
仕組みは簡単。ユーラシアを征服したモンゴルも、大東亜に進出した日本軍も、占領地で「軍票」と言う新規の「お札」を印刷して、ただで物資や労働力を手に入れた。つまりは、軍事力を背景にした勢力圏内での富の搾取だ。金貨や銀貨や兌換紙幣はよいが、軍票も$も非兌換紙幣(=ただの紙切れ)だ。軍事力の絶対性が揺るげば、誰もが???と思う。
東西冷戦の20世紀はよかった。21世紀に入って、ユーロの離反、中国とロシアの台頭、アラブの揺さぶりが同時に来た。ガキ大将で生徒会長、やくざで目明しのアメリカの勝手にはさせないぞと。
とりわけ、アメリカの軍事力の庇護を全く受けない中国とロシアが、$にとっては喉もとの刃だ。機を見計らって、彼らが完全に$を見切れば、$はその紙切れ性が露になってしまう。
そしてその、落日の親分と心中をさせられそうなのが、日本であり¥なのだ。
と、最近ちょっと勉強してようやく分かった。・・・・・情けない!! (ブラビアのCMのヤザワのような感じで・・・・)
正直に言うと、僕は「貨幣経済」と言うものの正体が未だよく分からない。ましてや、デリバティブとかの「信用経済」になるともう皆目分からない。誰かが保証した共通の価値基準の上で、世界中がゲームで踊っているわけだよね。しかも、今や「実質経済」の何倍もの「信用マネー」が世界経済を揺すぶっていると言う。???だ。
昔々~バブルのころ、馬鹿な仲間が集まって「チンチロリン」と言うサイコロのゲームをやった。最初は百円千円を掛けていたのに、いつか一万円単位になり、そのうちにたくさん負けたやつがヤケになり、最後は名刺に十万円、百万円、千万円と書いて掛けて、誰かの負けが一億万円を越えたところで全部笑い話になって終わってしまった。つまりは、最初の段階でサイフに現金をたくさん持っていたやつが損をしたけれど、まあ、途中までは真剣で愉快な夜だった。
信用経済って・・・つまりは、取立ての厳しいチンチロリン??
昔から正規のカジノは必ず、自分がその場で掛けた金額以上の負けは無いゲームで出来ている。だからチンチロリンのように、千円しか掛けていないのに一万円請求されるような不確かなゲームはカジノには無い。つまり、有り金残らず掛けてしまったやつが、有り金以上に負けるルールでは健全な(?)カジノは営めないからだ。
株と為替と先物相場などは、実は公認の賭博場な訳だが、今流行の外為FXも、元金がゼロになったところで自動的にゲームエンドなのが人気の一因だろう。24時間営業の、知的なパチンコ屋感覚で人気と聞く。予想外の追証に追い込まれる株の信用取引よりもジェントルかもしれない。
あれ?何の話だったっけ?そうだ、米国の$の話だ。つまりアメリカは、何の保証もない空手形の$国債の賭場を開いて、集まったお金で世界中で豪遊している訳だ。最後に、笑って許してといわれても・・・ちょっと困る。
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