2008年1月アーカイブ

カバヤはカバを飼っていた。

カバヤ食品は岡山の名家(野津家)だが、岡山の銘菓ではない。全国配荷の菓子メーカだ。

と、寒いシャレを言いたくて書くわけではないが、今日、ある業界雑誌(アイエムプレス)に寄稿する原稿の締切日で、せっせと仕事のことを考えていたら、突然一二年ほど前に訪問させていただいた岡山のカバヤさんのことを思い出した。

カバヤ食品は昭和21年、戦後間もない時代の設立で、甘いお菓子に飢えていた日本の子供達に、美味しさと楽しさを配って歩いたサンタクロースのような会社だ。創業の志とその後の事業展開は見事に筋が通っている。明治製菓は当然明治の創業?(かと思ったら大正5年の設立だった)。森永は明治43年の設立、グリコも昭和一桁の設立だから、カバヤは言わば後発の新興企業(≒ベンチャー)だった訳だ。

この会社は「宣伝上手」で人々の心を捉えた。その代表が、「カバの宣伝カー」だ。

実はカバヤは、宣伝カーをカバ型にしただけではなく、何と本物のカバ(カバ子)を飼っていた。昭和28年に一歳で来日してカバヤのキャンペーンガールとして活躍したカバ子は、実は現在も石川動物園で健在だと言うから嬉しい。

カバヤは、宣伝は上手だったが、広告が下手だったのかも知れない・・・と、今日ふと思った。

白鵬えらかった!!大久保惜しかった~~。

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「乱れ髪 風情なるかな 勝ち相撲」 「一年を 二十日で暮らす 好い男」 江戸の川柳だ(年に十日の本場所二回の時代)。

相撲は、栃若~柏鵬の昔から大好きだったけれど、若貴以来、最近はちょっと淋しい時代が続いていたかな?(初代若乃花の双子山親方が悪いと思う)

そんな中、日曜日の結びの一番は力が入ったなあ~、視聴率34%と言う。今日(月曜)も朝からテレビで散々やっていた。こんなの久しぶり。47秒間の力相撲は見ごたえあった。ホント久々に興奮&満足。

朝青龍の土俵上での仕草が(とにかく品が無くて)嫌いで、早くK1にでも行けばいいのにと思っていたけれど、今場所の最後のインタビューはちょっとカッコよかったかな?「俺が弱いんだから仕方ない」「力の勝負だったから悔いは無い」「来場所は勝つ」と。相変わらず憎々しいけれど、まあ勝負士の発言として納得できる。休場明けの場所に掛けた意地も伝わった。来場所以降も是非そう言う気持ちと態度でいて欲しい。

これで、3月の大阪場所も楽しみだ。お二人ともぜひとも怪我などせず、万全の体調で出てきて欲しい。

それにつけても情け無いのは大関陣だ。琴欧州どうした!琴光喜ナンだ!!(彼のことを”善戦マン”と言うのだと聞いて笑った。オオッと言うところまで行くが・・・負ける)

僕は昔から判官びいきで、大関になれない名関脇が好きだ。古くは長谷川、明武谷、高見山も可愛かったな~、貴闘力、寺尾・・・。今の力士で好きなのは、安馬かな~?ぜひとも大関になって欲しい。毎場所9勝6敗でいいから。

岡田ジャパンの初試合もしっかり見た。

うううん・・・ちょっと不完全燃焼??そんな中キャプテンマークをつけたGK川口の終始の笑顔が印象に残った。DF堅くて危なげ無かったしね。あと何と言っても、後半出場の大久保の動きがフレッシュだった。15分で4~5回?絶好のチャンスを作ったよね。一点は入っても良かったのにな・・・ちょっと、功をあせった?

でも、彼は”善戦マン”じゃないと思う。ここぞと言うところで決めてくれそうなオーラを感じる。もちろん高原も心強い。中澤、ヘアスタイル変えたね。ヒゲ・・・似合ってたかな?

 

 

仏ソシエテ、8兆円の損失確定売り。

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49億ユーロの損失を出した31歳の悪役、ジェロームくんの不正取引が発覚したのが18日。中央銀行に報告されたのが19日。ソシエテはその翌週21日から、手持ちポジションの一斉売却に入って自ら増大させた「損失額」を固めて発表に至ったと言う。清算された不正取引の扱い総額は500億ユーロ規模と推定されると言うから、8兆円近いポジションが一斉に投げ売られた訳だ。欧州・アジア株の急落の一因となったかもと言う推測はおそらく正しいだろう。結果ソシエテは損を膨らまし、FRBは22日、0.75%の緊急利下げを決定する。先物の損だから、あいたいの利益は誰かの懐に収まったことになる。ジェロームくんのオイタ、世界金融を揺るがすの巻きだ。何だか少し笑えた。

彼にインタビューしてみたい。「あんなに慌てて売るから損が膨らんだ」「僕ならもっと上手に裁いたのに」「だって僕は、行内ルールを破って大きくやっちゃったけど、そもそも僕のセクション自体が先物の博打のセクションなんだよ」・・・な~んて言わないかな。

この記事を今日の日経に見つけて、僕は違うことを考えていた。

企業のコンプライアンス、ガバナンスを厳しくと言う動きが世界の随所に激しい。日本で言えば、LD事件以来の監査基準の厳格化は相当なものだ。まあ、不徳の輩が多すぎたのだから仕方が無いけれど、監査法人は、灰色を白と言ってしまえばお仕舞いだから、本当に神経質。むしろ全てを黒と言えば安全と言う流れが出来上がっている。(今や日本中で、一番物分りが悪いやつは監査法人だ/笑)。そんな中困るのは、白を白と言わせる為の手続き作業の膨大化だ。結果、管理コストの増大につながり、上場を視野に入れる新興企業などにとっては利益圧迫の最大要因だ。

アネハ耐震偽装問題後の建築申請手続きが複雑化し、認可遅れによる着工遅れ、完成遅れが続出して建設不況。と言う記事は目にした方も多いだろう。同じ流れだ。

NYタイムスの主張。

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NYタイムスが、クリントン氏支持を発表。民主党候補としては実績と知識と具体性でオバマ氏に優ると言う理由。併せて、共和党候補の中ではマケイン氏を超党派活動の実績などから支持している。

支持内容の是非はさて置いて、米メディアは、メディアからしてこう言う具合に旗幟鮮明なのだから、一般のブロガーたちがより主体的に「自らの信じるところ」を主張する風潮は当然だろう。

先日も触れたが、日本のブログには主張性が乏しいものが多い。そういえば昔会社の先輩に「政治と宗教と野球の話題は、人前では避けろ」と教わった記憶がある。触らぬ神にタタリなしの教えだ。こういう民族性が日本には浸み込んでいる。

その「温和な民族性」が、外交にも反映して、今や日本は物言わぬ国の筆頭だ。当然、昭和の大戦の反省もあるわけだけれど、いつまでも謹慎していれば言いと言うわけでもないだろう。大国の影で走り回って、要領よく掠め取るような時代は終わった。主張と実践が必要な時が迫っている。

僕はとりあえず今、仕事ではそれをやろうとしている。自らの信じるマーケティングやプロモーションの在りかたを、主体的に発信して、それに共鳴してくれるクライアントとだけ仕事をしたい。旦那のお遊びに付き合う、お座敷芸者、太鼓持ちの代理店稼業はもう結構だから。

上海は若者が元気。

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仕事で、土日月と三日間上海だった。

上海は今までにも数度訪れたことがあったが、これまでは観光。一泊か二泊のトランジットだったので、バンド近辺、南京東路ピースホテルのジャズクラブか上海雑技団程度の記憶しかなかったから、市内の要所を全て見て回った今回は全く印象を新たにした。

登録上の人口1600万人余と言うが、やはりそれ以上いるのだろう。活気に溢れている。車も増えた。相変わらず建物がニョキニョキと凄い。街には若者が多い。そしてその若者達が一様に前を向き、明るく楽しそうに歩いている。同じ東洋のどこぞの国の若者達が、希望無く、俯きがちに、或いは、自分の世界に閉じこもっているのとは、ちょっと違う空気を感じた。

年末に訪れたインドとこの国は、やはりこれからを感じさせるエネルギーがある。

空港からの送迎に来てくれたガイドの蔡(サイ)くんは30歳くらい。5年間日本で外国為替(FX)の会社にいて、戻って同級生の奥さんと結婚したと言う。奥さんは英語が出来て会計が出来るから、英国系の会社で2万元(≒30万円)の月収。これは中々だ。蔡くんは、今はガイドに身をやつして?いるが虎視眈々、三年前には株で勝負して数千万円以上を手に入れてマンションは自前。今も、ガイドで知り合った日本の事業家と組んで貿易のビジネスで一儲けをたくらんでいるそうだ。

$の落日、¥の迷走。

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詳しいことは経済学者に譲るとしても、$のシナリオは素人目にも乱暴だ。

要するに、財政と貿易の双子の赤字を垂れ流しながら、天文学級の米国債を、日本を始めとする世界中の貿易黒字国に押し付ける。つまりは$と言う紙切れの空手形を抱かせて、世界の富を集めてきたのがアメリカ$の陰謀だ。

仕組みは簡単。ユーラシアを征服したモンゴルも、大東亜に進出した日本軍も、占領地で「軍票」と言う新規の「お札」を印刷して、ただで物資や労働力を手に入れた。つまりは、軍事力を背景にした勢力圏内での富の搾取だ。金貨や銀貨や兌換紙幣はよいが、軍票も$も非兌換紙幣(=ただの紙切れ)だ。軍事力の絶対性が揺るげば、誰もが???と思う。

東西冷戦の20世紀はよかった。21世紀に入って、ユーロの離反、中国とロシアの台頭、アラブの揺さぶりが同時に来た。ガキ大将で生徒会長、やくざで目明しのアメリカの勝手にはさせないぞと。

とりわけ、アメリカの軍事力の庇護を全く受けない中国とロシアが、$にとっては喉もとの刃だ。機を見計らって、彼らが完全に$を見切れば、$はその紙切れ性が露になってしまう。

そしてその、落日の親分と心中をさせられそうなのが、日本であり¥なのだ。

と、最近ちょっと勉強してようやく分かった。・・・・・情けない!! (ブラビアのCMのヤザワのような感じで・・・・)

ロイターの伝書鳩。

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伝書鳩を使って通信した歴史はBC5000年のシュメールに見られ、BC3000年のエジプトの漁師には漁況を伝える手段として定着していたらしい。それなら、BC450年マラトンの丘でアテネがペルシャ軍に勝った知らせを42.195キロも走って死ぬことも無かったろうにと思うが・・・そうも行かないのが人間の知恵と行動の限界だ。

伝書鳩と言えば、ワーテルローの戦いの結果(英国の勝利)を伝書鳩でいち早く知ったロスチャイルドが、一世一代の大芝居で、英国の公債を売りから入り、周囲が狼狽して一気に下がったところを買い集めて、一夜にして巨万の財を成したという話が有名だ。ナポレオンのフランス帝国軍がワーテルローでイギリスプロシアの連合軍と戦った、ワーテルローの戦いは1815年(≒200年前)のことだ。

ドイツ人のポール・ジュリアス・ロイターが1850年に設立したロイター通信社の主要通信手段は伝書鳩。51年には英仏海峡に海底ケーブルを施設してロンドン・パリの相場情報を配信を始めたが、世界中から情報を集め配信する機動力の主体は長く伝書鳩だった。

第二次世界大戦に臨んだイギリス軍は、50万羽の軍用伝書鳩を持っていたという。それを妨害する為に、ドイツ軍は鷹を使ってはとを襲わせた。1940年代(わずか半世紀前)の本当の話である。

僕は、広告コミュニケーションの話しをする時に、よくこの話を例えに出す。

 

座右の銘or人生の指針。

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小学校の卒業式。校長先生が、使い込んだ太い万年筆で、ぼくのサイン帖に「以徳報徳」と書いてくれた。じぇ~んじぇん意味が分からなかった僕は、担任の先生に聞いたが先生も分からなかった(笑)。まあ、その後何となく分かったけれど。

その後は、中学校卒業の時、高校卒業の時、大学卒業の時には・・・全く記憶が無い。きっと何かあったのだろうけれど、多分僕の脳内が、異方向を向いていて、受け入れていなかったのだろう。

二十歳の成人式。地元を出て東京に来ていた僕は成人式に出なかった。その後、春か夏かに帰ったら成人式のお祝いの絵皿が、市長から届いていた。「日々三省」と書かれていたように記憶している。

その後社会人になって、若い自分、何かの時にもらった色紙には「日々是好日」と書かれていた。

ううううん。何の脈略も無く突然四文字熟語だけ並べられてもな~、と言うのが当時の感想だったように思うが、その後、年を経て意外とそっち系が好きになってきた。

32歳で、初めて本気で会社を興して仕事に臨む時に「座右の銘」と言うヤツを考えなくっちゃと思って、僕が選んだ言葉は「繊細にして大胆」である。(実は、社名に選んだアイベックスと言う高原ヤギも、そのイメージに繋がっている)

今、米大統領選挙が面白い(2)。

ニューハンプシャーでは、ヒラリーが必死の挽回で一位復帰。

39% vs 37%は、当初の楽勝ムードとは程遠いけれど、それでも一位は一位で、敗北とは雲泥の差。陣営は先ずはほっと一息つきつつ次の2月に向けて体制再構築に大童か。

その大統領選で、さすがはアメリカ。Blogが大活躍。

と言うより、そこが主戦場の様相。テーマソングの投票選択。応援アーティストやミュージシャンも参加するパロディーVTR。「応援するなら金をくれ(?)」と言わんばかりのカード決済の寄付集め。セカンドライフに各候補の選挙事務所が出来ている。これこそ、Net文化の真骨頂だ。(NIKKEI NETのレポートが分かりやすい)

Blogの文化は、自分の意見を遠慮なく主張し、討論(ディベート)を厭わないアメリカ人にとても向いていると感じざるを得ない。その点、日本のBlogは、かく言う僕のBlogを含め、ちょっと変だ・・・と言うか・・・少し情けない。

とうとうと自分の意見を述べはするが、討論には及ばない。コメントをたくさん集める人気ブロガーの場合でも、コメントの大多数は「討論」には程遠く「感想」止まりだ。そんな(日本の)Blogの限界を感じている心あるブロガーも多い。

今、米大統領選が面白い。

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本命視されていたヒラリー女史が突然の苦戦だ。絶対の優位から、よもやの三位。

善くも悪しくも、民主主義は・・・激しく振れる。この勢いでは、民主党はびっくり玉手箱のオバマ氏か?(僕はまだ、彼をよく知らない)

そしてまた、アメリカの大統領選の面白いところは、これが一年に及ぶ長丁場のところで、民主党側が候補者選びで最高に盛り上がった後の本選で、あっさり共和党側が勝ってしまったりする。(あえて、本選に弱いであろう候補が選ばれるように、共和党までが応援したとささやかれた、民主党のハート議員ブームの時をちらりと思い出したりする)

この際勇気を振り絞って、ものすごく個人的な意見を言わせてもらえば、ヒラリーは前回出るべきだったと思う。その点彼女はちょっと・・・日和った? 四年前の、現職ブッシュとの勝負ではなく、米国中がブッシュに辟易した後であり、三選の無い八年目の今回を選んで、満を持して出てきた感がある。絶対勝つと信じて・・・。

前回出てきてブッシュに勝ってくれたなら、僕はもろもろ手を挙げてバンザイだった。民主か共和かといわれれば・・・常識的には(日本の国益から言えば)共和なのだろうけれど、二代目ブッシュは、ちょっと桁外れに××だった。

アメリカは、利口でジェントルな共和党の大統領が立っているときが一番良いように思える。少なくとも今までは・・・。

年金50万円層とワーキングプアー。

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一流企業を勤め上げて、57~63歳くらいで退職する人たちの中には、厚生年金+企業年金+退職金の半分運用などで、将来実質的に50万円級の年金を保証されている人々が結構居るようだ。天下り官僚のあきれた退職金には及びもつかないが、まあ結構な金額だ。

また、生活保護を受ける世帯数は、都市部では5%(=20件に一件)に迫ると言う話しも聞いた。その金額も20万円前後と聞いた(不確かですが)。

僕の以前の会社のオフィスのあったビルには、毎朝清掃会社の人たちが来てくれていて、その中に、75歳を遥かに超えているのではと思われるお婆さんがいて、ニコニコと元気に働いていらっしゃった。

元気で笑顔で仕事は何よりだ。だが、僕のつたない常識で考える限りでは、あのお婆さんの月収は決して20万を超えることは無いだろう。中小零細の事業経営者や、自営業者の収支も、寅さんの昔から中々大変な状況は変わらない。

「働けど働けど 我が暮らし楽にならず じっと手を見る」と歌ったのは」詩よりもむしろ借金の天才だった啄木で、彼の実感には余り共感できないが、詩の内容は今にも通じる。

ベストセラー「下流社会」が論じる前から、日本にはこうした矛盾が巣食い始めていた。平和が続いて、社会制度が膠着しつつ進化すると矛盾が増える。

働く若者よりも多額の年金で、団塊世代が幸せな老後を送って本当にいいのだろうか?お掃除で頑張るお婆ちゃんよりも、生活保護の家族が安心な暮らしでいいのだろうか?

何だか少し、やるせなさを感じる。

TATAがJAGUARを買う?

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不振のフォードが手放すジャガーを買い取る筆頭候補が、インドの”TATA”だと言う。女王陛下の国を代表する名車ブランドを、インドが買い取る!!!

さらにTATAは自国を含めた途上国市場向けに3000$カーも開発して世界に乗り出すと言うし、鉄鋼業界でもTATAは世界No1の勢いだ。他にもサーカーワールドカップ(FIFA)のスポンサーに名乗りを上げたITの”サティヤム”など、インド資本の世界進出はいよいよ本格始動のようだ。

そうこうする中、昨年末のサブプライム問題で自己資本を痛めた米国Citiグループの増資に手を上げたのはアラブマネーだったし、他にも、中国の国営資金のファンドの動きも本格化だ。

世界の経済地図が、この世紀の前半の内に本当に大きく塗り変わるだろう事が、いよいよもってリアルに感じられてきた。僕らはその流れの中でこの先、どんな体感をし、どんな情景を目にするのだろうか?ニッポンの未来が心配だ・・・と言うような感傷めいた気分も大きいが、欧米と中東・アジアとの力のバランスが大きき変わってゆく、この流れには、客観的にも興味がある。

人は、二つの面で歴史に弱い

一つは、自分の生きた時代(たかだか50~100年程)の現象を、歴史の一場面と捉えずに、ついつい”普遍”&”不変”の事実と勘違いしてしまう点。

二つ目は、歴史が教える”人の世の理”を、”理(ことわり)”として学ばずに、過去の”物語”として”記憶”に押し込めてしまう癖だ。(=歴史を未来に映すことが出来ない)

そのあたりで言えば、仏教の言う”輪廻転生”などは、最高の歴史観・経済史観だと思うのだけれど、人間は案外狭窄だ。

浅田次郎にやられた。

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元旦早々、不覚にも浅田次郎に泣かされてしまった。

旅行中の暇つぶしにと、何気なく買った集英社文庫「天切り松 闇がたり」。三巻のうちの第一巻第一章から見事にやられてしまって、その後はもうはやられっぱなしである。

情けない話だが僕は涙もろい。だが、悲しい話、辛い話には結構耐えられる。むしろ「世の中にはもっと辛いことだってある。泣いてる場合じゃないだろう」と言う醒めた気分になってしまう。ただ(根が悪人のせいなのか?)善人の話に弱い。しかもそれが多少なりとも屈折したり汚れたりしていて、その中での努力や誠意が人に通じる瞬間に弱い。お察しのとおり、高校野球では結構泣く。金八先生なども、極力見ないようにしているのだが、たまたまサビのシーンなどが目に飛び込んで来てしまうと、前後は知らなくても物の五分で泣いてしまう。まあ、早い話浪花節オヤジの典型だ。

ところで、浅田次郎って何者だ?と、改めて思った。

                       

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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