メールと銀座のホステスさん。

| | トラックバック(0)

僕のITリテラシーは極めて低い方に属する。先日も、ウィルスバスターを(自分で!!)ダウンロードするのに四苦八苦した。実は、約束した客人との食事の時間までの30分が手持ち無沙汰だったので、その時間でダウンロードしようと思って、クリックしてしまったら、一時間近くかかってしまって、すっかり客を待たせてしまった。(でも、出来たぞ自分で!! スモールカンパニーの社長は、こうしてゼネラリストに育って行くのだ/笑)

いやいや、今日書こうと思ったテーマはこれじゃない。メールと電話の話だ。

ITリテラシーは極めて低い僕だけれど、メールは結構上手に(ありがたく)使いこなしていると思う。

僕は2000年頃から、メールを使い始めた。最初の頃は(今なら笑っちゃうけど)「メールで失礼します・・・云々・・・」なんて書き出しだったな~。

メールを使い始めた頃”CC"の便利さに驚嘆した覚えがある。メールを使う直前まではFAXを多用していた。FAXのCC機能も使っていた。夜中まで掛かった仕事の経過物を、FAXのCCで関係者に送信して帰ると、翌日に出勤した頃に返事が戻ってきていて便利だった。

メールも、FAXも、相手の時間を邪魔しないところが、電話と違って便利なところだ。

メールのありがたさを誰よりも先に実感したのは、銀座のホステスさんだったと言う話を知っているだろうか?

彼女達は、時おりお客に連絡しなければ「冷たい」と言われる。もちろん、お店に来て欲しい思いもある。

さりとて、職場に電話するのはタイミングを図りかねる(自宅はもちろんもっと難しい/笑)。でも、電話しかない時代には、彼女達はお客の時間帯を見計らって、ハッピーコールをしていた訳だ。たまたま、タイミングが良かったら喜ばれる。でも、タイミング悪く会議中にでも掛けようものなら、取り次いでもらえないか、ぞんざいに切られるか・・・本当にハラハラドキドキ、ものすごく勇気の必要な行為だったらしい。

まず、ケイタイの出現が福音だった。これなら、会社の人を通さずに直接繋がる。それでもタイミングの問題は残った。

いよいよ、メールの普及である。これはもう天下無敵だ!!

メールは何時に打とうと相手のタイミングを気遣う必要が無い。相手は、自分の読める時間に読んで二タッとしていれば良いわけだから罪が無い。

実は、メールはホステス嬢たちの睡眠時間まで救済している。彼女達は、例えば某社重役のAさんは、朝早くならなら電話に出られる。あの会社のあの社長はお昼時なら電話はOKという条件に合わせて、睡眠時間を削ってでも営業電話に励んでいたわけだが、メールの時代に至ってその苦痛から開放された。自分の都合で、夜中にでもまとめて打っておけば明日の朝、お客が見て勝手に喜んでくれる。

これが、メールコミュニケーションの何よりの利点の好例で、我々のビジネス上でも全く同様だ。いや、その意味で実に暴力的だったのは、電話だな~。それと、アポなし訪問。(これは、今でも銀行の支店長の得意技だけど・・・)

ところがだ、僕(=57歳)の世代を境目に、やはりメールを使わずに通す人がいる。時には、名刺にE-Mailアドレスを入れているのに、一向に読まない人もいてこれが最も困る。

そういう人(=たいがいは僕にとって目上の人)のコミュニケーションツールは、やはり電話だ

先方から掛かってくるのは仕方が無いとして、一番困るのはこちらからコンタクトしたい時だ。緊急の用件の時は良いとして、何となくご機嫌伺いのようなコンタクトを取りたい時が一番困る。メールなら気に留めてもらえば済むようなことを、電話で呼び出してまで話す(不躾な)勇気が僕には無い。そんな時どうしているかといえば、僕は(読まれないであろう)メールを打った上で、それをプリントアウトし、FAXを入れて、秘書に電話をして取り次いでもらっている。やれやれ厄介だが致し方ない。

このように小心者の僕が、電話時代のホステスさんだったら、あんまり成績良くなかったろうな~と、思う次第だ。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: メールと銀座のホステスさん。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.vmlab.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/34

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
このブログについて

VMLabについて

25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
www.vmlab.jp

ブログパーツ

 

最近のコメント

このブログ記事について

このページは、tsujiiが2007年12月13日 21:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「プーチンの笑顔を探してみよう。」です。

次のブログ記事は「池波正太郎ごっこ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。