辻さんからいただいた本、「ウェブ炎上」。

住信インベストメントの辻さんとは、ひょんな所で色々接点はあったのに余りゆっくりお話する機会が無かった。

最近になって、あるきっかけで声を掛けていただきお昼をご一緒した。氏は大変な論客でブログもたくさん書いていらっしゃる。僕流の分類で言うと「斜めサラリーマン」に属する方で、朴訥なしゃべりの中に卓越した論点と視座があり、お話できた時間はとても有意義に感じた。

「斜めサラリーマン」と言う僕の定義は、会社に隷属することなく自己を持って生きながら、会社にもきちんと利益をもたらす意思と力のある人たちのことで、「平目サラリーマン」の対極に当たる。このタイプの人で、会社を飛び出して成功する方もたくさんいるが、一方で、しがみ付く訳ではないが会社に残って大成される方も多い。サラリーマンは、きちんと?斜めに構えて、自分の会社と自分の立ち位置を俯瞰する力がないといけないと、これは僕の持論だ。

さてその辻さんから一冊の本をいただいた「ウェブ炎上」著者は荻上チキさん。

 

先週末からの親戚訪問旅行の空き時間に”半分”読んだ。昨今のウェブの進化と生活の接点をメディア論の観点から深掘りしてあって大変含蓄の深い本と感じる。

今、半分読んだところで面白かったのは「カスケード=小さな滝」と言われる「炎上」や「祭り」などの過激な現象の起こる経緯の分析。人は、自分の見たいものだけを見、聞きたいことだけを聞く生き物だから・・・ウェブ上では、情報の取捨選択が今まで以上に自由であり過度に進むから・・・反対意見はむしろ自論の増幅に作用するだけで・・・と言う部分。

「人は本来、自分の見たいものだけを見・・・」と言うフレーズには、僕は塩野七生の「ローマ人の物語」で初めて触れて得心した覚えがある。当然だが、塩野氏がそれを書いた時には、ウェブは未だ現在のように進化はしていない。

ウェブの登場は、人をして人らしくない方向に持って行くものではなく、人の本来の性質を凝縮的に浮き上がらせやすくするもののように思う。

僕はいつも、この辺で少し”ロマンチック?”に陥ってしまう。

人って、自分で、自分の生きる場を壊してしまうものを生み出してしまう怖い?馬鹿な?生き物。でもそうして、自分で生み出した危機を、また何とか克服して次に進む凄い生き物?

人が生み出した「自己破壊物」は、数え上げればキリが無い。貨幣・・・経済・・・デリバティブ・・・。武器・・・戦争・・・原爆・・・。道具・・・産業・・・公害・・・。言葉・・・文字・・・メディア・・・そしてウェブ。

どうも人って本質的にマゾですね。そして、人が人たる所以はやはり、頭の中の世界の大きさにありそうですね。そうするとやはりこの、今回の発明=ウェブは、相当、人の存在意義自体に影響を与えそうな気がします。

残り半分、読み終わったらまた書こうと思います。多分もっと、デカダンなロマンチストになってしまっていると思いますが・・・。

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投稿者:Anonymous

人は人ににたものをつくるだけですね。じこはかいぶつも、だからひとのめかにずむのなかにあるものだから、つくってしまうのです。

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プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
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