2007年11月アーカイブ
シンガポールのイルミネーション
シンガポールのクリスマスイルミネーションは、アジア一と有名だけれど、15年余りも前から「日立」がスポンサードしていたことは知らなかった。そのスポンサードの次の候補に「サムスン」が・・・と、今朝の日経新聞の春秋欄に見た。
実は近年、世界中のどこを旅していても「SAMSUNG」のサインや、空港のショップ、街角の電気製品売り場での元気さを感じていた。CANONやSONY、Panasonicと並んで、SAMSUNGは今や押しも押されもしない国際ブランドのようだ。
かつて日本のブランドが、世界に進出して行く時もきっとこうだったんだろうな・・・と、ある種の感慨を持って眺めていたのだが、実は先日J-castさんという編集系の会社を訪問したときに、同社が手がけられている日本サムスンさんの企業PR誌「いい人に会う」を見せられて、驚いてひっくり返りそうになってしまった。
クオリティーが違う!志が違う!
辻さんからいただいた本、「ウェブ炎上」。
住信インベストメントの辻さんとは、ひょんな所で色々接点はあったのに余りゆっくりお話する機会が無かった。
最近になって、あるきっかけで声を掛けていただきお昼をご一緒した。氏は大変な論客でブログもたくさん書いていらっしゃる。僕流の分類で言うと「斜めサラリーマン」に属する方で、朴訥なしゃべりの中に卓越した論点と視座があり、お話できた時間はとても有意義に感じた。
「斜めサラリーマン」と言う僕の定義は、会社に隷属することなく自己を持って生きながら、会社にもきちんと利益をもたらす意思と力のある人たちのことで、「平目サラリーマン」の対極に当たる。このタイプの人で、会社を飛び出して成功する方もたくさんいるが、一方で、しがみ付く訳ではないが会社に残って大成される方も多い。サラリーマンは、きちんと?斜めに構えて、自分の会社と自分の立ち位置を俯瞰する力がないといけないと、これは僕の持論だ。
さてその辻さんから一冊の本をいただいた「ウェブ炎上」著者は荻上チキさん。
続・三丁目の夕日
続・三丁目の夕日、やっと見てきました。
感想:実にシンプルで、素直に拍手です(単純のそしりこの際OK )。淳之介くん役の少年が急に大きくなってしまって、声変わりまでしたので監督が苦労したとか・・・でも、充分でした。北の国からで子役だった吉岡くんのような、熱演タイプじゃないけれど、違った味があってすごくよかったと思います。
クラウンに乗ってやってくる悪役の社長も、二度目の今回は最後にいい男になってよかったな。預けられたお嬢役の彼女もGOOD。ぼけた味の医者が三浦友和だと知らずに見てしまっていて、最後にへ~って言うくらい不勉強な観客ですが、彼もGOOD。鈴木オートの社長のオーバーアクションもGOOD。奥さんの薬師丸ひろ子もしっかり、型にはまってGOOD。
実は、小雪の配役には最初ちょっと違和感を覚えたのですが、終わってみればばっちり。映画で見るのはラストサムライ以来でしたが、すっかりファンになってしまいました。もちろん、主役の吉岡くん、今回は前回に増して良かったと感じました。
彼女が三丁目に帰ってくるシーンを、水戸黄門の印籠を待つように待てる安心感が、たまらなく嬉しい映画でした。あの三人家族がこの先不幸になる気がしません。鈴木オートもきっと大会社になることでしょう。
で、結局・・・山崎貴監督の狙い通り、僕は夕日三丁目の住人のファンになってしまったわけですね。
映画が終わった後の字幕と音楽の時間、いつも何とも言えない満足を味わえるステキな時間な訳ですが、今回の作品ではその5分間が最高でした。あそこだけもう一度でも二度でも見たい気持ちです。
山崎監督!ありがとう!! 団塊の世代を代表して礼を言います。
1964年生まれの貴方に、どうしてあんな味が出せるの?いや、でも、往々にしてそんな物かも知れませんね。時代の価値は後世の人が評価する物かも。です。
X'masイルミネーションに思うこと
あれはバブルの頃だったんだろうか・・・表参道のケヤキ並木にイルミネーションが灯って、何と素敵なこと!と、喜んでいたのに、地域住民の反対で中止になってしまったのがものすごくショックで、それが是なのか非なのか、様々な思いが僕の小さな頭の中をよぎっていた頃に、六本木ヒルズのイルミネーションがそんなの関係ない!!って感じで登場。 正直言って嬉しかった。キレイだった。(今年も相変わらずキレイだ)
25年位前?に、NYのロックフェラービルのX’masイルミネーションに圧倒されて帰って来たのを思い出す。TOKYOってまだまだなんだと、巨大なツリーに思い知らされたような気がした。
今週あたりから、日本中の街角でイルミネーションの点灯が始まった。ニャントカダイオード?が開発されて電球時代と比べると遥かに省エネで美しい演出が可能になったとか、木の枝にも負担が少なっったのだとか・・・まあそれらの物理的要因もあるのだろうけれど、街を美しく飾る意欲はやはり”文化の熟成度”と比例するのでは無いだろうか。TOKYOよもっともっとキラキラ輝いてくれ!!
郊外の住宅地でも、庭先の木々をイルミネーションで飾る家々が増え始めている。これも将に文化の熟成の一つのバロメーターだと思う。面白いことにイルミネーションは住宅街の中で伝染するように広がるようだ。
オシムショックに思うこと
サッカーを本気で観戦するようになったのは、ドーハの悲劇の頃からで、それまではワールドカップの偉大さも知らなかった。
熱心に応援するようになると、代表監督の人選が国際ニュースで報じられるほどの重大さが、実感として分かるようになったし、監督の思想や構想で、チームが如何に変わるかも、サッカーの醍醐味の重要な部分と理解できてきた。昨今の日本の戦績と歴代監督の毀誉褒貶では、ファンの意見は分かれるところだろうが、僕自身は、前監督のやり方よりも、オシム流が好きになりかけていた。好きの理由は、彼に「思想」が感じ取れたからだ。
サッカー代表チームの監督とは、まさに企業のCEO (兼COO)だろう。
ボジョレヌーボと上海
15日(木)は、今年のボジョレーヌーボ解禁日ですね。
僕は、この時期になり「ボジョレー」の声を聞くと、何故かホイチョイの「見栄講座」を思い出します。僕の脳内では、ボジョレー≒バブル幕開け期の日本≒必死に背伸びし、はしゃいでいた可愛い自分。と言う文脈で繋がっているわけです。
訳も無く友達と集まって、明け方まで飲んでいたように思います。当然ですが・・・ボジョレーですから美味いわけではなく、ありがたみの意味もわかってはいませんでしたが、不思議と楽しかった~~かな?
今調べてみると、「見栄講座」の出版は1983年ですね。そこから1990年頃まで。本当に怒涛のような勢いで「新たな知識」と「新たな経験」が、向上心豊かな日本の「人民」の渦の中にナダレを打って押し寄せてきました。そして僕らはそれを、体当たりで見事に消化しました。そして・・・ジュリアナ/お立ち台・・・・バブル崩壊。来年には、平成生まれが成人式なのですから感無量です。
今回僕は成り行きで、上海での仕事に一枚噛むことになりそうです。
酉の市の賑わい
今日11月11日は一の酉だと知って、浅草へ足を向けてみた。仲見世から伝法院通りあたりは相変わらずの賑わい。未だ日も高いうちから、一杯飲み屋もこの賑わいで、さすが浅草。
どうも、江戸っ子と言うのは、早い時間から飲みだすほど酒の値打ちが上がると信じているふしがある。その点は、イタリア人やフランス人などのラテン系も似ているような気もする。
そういえば僕は若い頃からの潜在願望の一つとして「早く、明るいうちから一杯やれる身分になりたいな~」と思って、仕事に励んでいたような気がする。我ながら可愛らしい望みだったものだが、近頃になって、ようやく少し叶い始めているかもしれない。これは喜んでいいのやら悪いのやら・・・。
おとりさまに向かう道は既に長蛇の列だったが、ちょっとショートカットの技なども使って境内へ。いやはや凄い凄い熱気。
名のある会社や芸能人の「お買い上げ」の札を競う店々。方々から聞こえる威勢の良い三本締めの手拍子。
ううううむ、これなら日本は大丈夫みたいだな。
クルマを拾って都心に戻ると、ヒルズにはきらびやかなイルミネーションがともり、オシャレな男女が行き交っていた。おとりさまの風情も東京。ヒルズの賑わいも東京。やっぱりTOKYOは狭くて広い。そして世界はどんどん、広くて狭い時代になりつつある。
”GINZA”の街並みに思うこと
TOKYOは多様化が進む。街々で、沿線で、駅々で、まさに街の「顔」の違いが鮮明になりつつある。行き交う人も、話される言葉さえも違う。これが大都市の懐の深さのバロメーターの一つだろう。
30年ほども前に、初めてNYを往訪散策した時の驚きを思い起こす。5番街から、スラム、ソーホー、さらにはゲイの街クリストファーSt.まで、それぞれの街に、それぞれの文化の息づきを感じた。(実はこれがマーケティングで言う、セグメントの原点なのだが)
東京に「街」は数ある中で、やはり”GINZA"は別格のようだ。日経新聞の解説によると、銀座一等地の路面店の賃料が、ついに1㎡当り25万円に達して、一応頭を打ちそうなのだという。従来は10~15万前後が上限とされていた賃料を、ここまで引き上げたのは、言わずと知れた海外のラグジュアリーブランドショップだ。
ロッキーファイナルを見てしまいました。
エリザベス女王の信念と苦悩を描いた力作と言われる「クイーン」を見ようと思って、TSUTAYAに行ったら出払ってしまっていて、なんと!「ロッキーファイナル」を借りて来てしまいました。そして、見てしまいました。その上、あのテーマソングが始まるとついワクワクしてしまい、10ラウンドを戦い終えてリングを去るロッキーに、思わず拍手(実は少し涙)してしまいました。
あ~あ。本当に俺ってなんて単純。こんな見え見えのシナリオにドキドキしちゃいけない。いくら何でも勝ちは無いだろう、きっと引き分けくらいのストーリーに作ってあるかな?これで勝たせちゃ三流のストーリーだ。残念ながらノックアウトかな?と、極力醒めた目で見ようとしていたのですが、気がつけば最後は行け!行け!やれ~!と言う感じになってしまっていました。ふ~、少し爽快。でも、ロッキーは本当にこれで最後にしてください。自分の安っぽさをこれ以上再確認したくないです・・・。
時に、ゴッドファーザーの4はあるのでしょうか?これは、あるなら4でも5でも6でも見たい。でも、デニーロ、アルパシーノの後を継いだのがアンディーガルシアだったのは、どう考えてもちょっと??。あの、コッポラの娘の方は良かったけれど。それとも、それも監督の計算なのでしょうか?一説によれば、帝国は三代60年で終わるのが常なのだそうです。
中原の虹「第四巻」待ってました。
浅田次郎の「中原の虹・第四巻」が今日11月8日発売だ。待ち遠しかった。僕は以前、ついうっかり中原の虹・第一巻と第二巻を本屋で何気なく買って、一気に読み進んでしまってからこの小説が二巻で完結してい無く、しかも現在書き下ろし中の作品だ(=続きはお預け)と知って唖然とした。紙芝居の続きを待っているボンズの心境(笑)。
浅田次郎の中国ものはこれが初めてだった(=順番を間違えた)ので、第三巻が出るまでの、お預け期間中に連作のスタートに当たる「蒼穹の昴」を全巻読み終え、賛否ある副編「珍妃の井戸」も一応読んで順序を整えた。今回中原の虹第四巻を読むと、浅田氏の中国シリーズ読破になる。
正直、ズバリはまってしまった。登場するさまざまな人物の中で、特に李鴻章の描き方が好きだ。アヘン戦争後のイギリスとの交渉の中で、香港の割譲を、99年の租借に持って行く彼の外交センスに惚れてしまった。
「外交とは血を流さない戦争であり、戦争とは血を流す外交である」と言う言葉を、僕に教えてくれたのは塩野七生だが、僕は蒼穹の昴の李鴻章にその外交の何たるかを見た気がした。
IDナンバーとPassワードの憂鬱
スケジューラー、マイレッジ、ネットバンキング、証券会社、Amazon、楽天、Etc。ネットのおかげで便利になった。居ながらにして何でもできる。ほんの数年前には考えようもなかった「便利」が、PCとして我々の机の上にある。ケイタイとして手のひらの上にもある。
ところが、便利の反面僕には一つ新しい悩みが増えた。IDナンバーとPassワードが覚えきれない。
そう言えば一昔前まで、僕らはいろいろな人や会社の電話番号を、何本も何本も暗記していたものだ。無理にごろ合わせなどしなくても、頻繁にかける何本か、いや、人によっては何十本でも、案外苦もなく覚えられたものだ。僕も結構得意な方だとひそかに自信があった。ところがIDナンバーとPassワードは・・・・僕はダメだ!!覚えられる数に限度がある。
電話番号は数字だけでシンプルだし、桁数も揃っていたから、暗記のリズムが脳内に育ったのだろう。ところがIDナンバーとPassワードはそうはいかない。
今、「政治」がおもしろい。
「今、経済が面白い」と言うコピーを、数年前、日経新聞が使っていた事がある。その伝で行けば、今は将に「今、政治が面白い」だろう。政治を面白がっては不謹慎だろうか?そうは思わない。学生時代(≒四十年近く前!?)イザヤベンダサンのペンネームで山本七平さんが書いた「日本人とユダヤ人」を読んだ。ものすごく「何か」を感じて今に至る。
曰く、遊牧民族や騎馬民族はリーダーの選び方が、自分達の浮沈・生死に直結するから政治に敏感だ。一方、田畑を耕していれば、いずれ収穫のときが来る農耕民族にとって、支配者とは単に「年貢を納める先」の違い程度で、一般に政治に鈍感なのはそのせいだと。ものすごく納得したのを今も覚えている。


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