千のトイレプロジェクト: 2008年6月アーカイブ

ジャッキー・チェン、東ティモールを訪問。

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この24日。ジャッキー・チェン氏が東ティモールを訪問して、武術を通して現地の若者や少年達と交流した、との知らせが入った。 

そうか! 久木田さんやったな~と、先日の会話を思い出した。

4月に、東ティモールを訪れた際には、ユニセフ東ティモールの代表・久木田さんと親しくお話しする時間があった。その際僕は何気なく質問した「この国には、ストリートチルドレンや、マフィアなどはいないんですよね」。

久木田さんは一瞬の沈黙の後、話し始めた。「いや実は・・・マフィアはいないが、若者のギャング団の問題はあるのです」と。

この国の歴史は、長く停滞して20世紀の終わりから今世紀にかけて激しく動いた。ここは16世紀から長い間ポルトガルの植民地だった。(ポルトガルは植民地の領民に教育を施さない政策で有名だ)

20世紀の後半に最初の独立運動が始まり、様々な経緯を経て、この国は1976年から事実上インドネシア領となる。

インドネシアは(ポルトガルと比べれば)熱心に、この国のレベルアップを図る。役人や医師や教師を送り込み、インドネシア語での教育を開始する。だから、この国の若者たちは、インドネシア語で教育されたわけだ。

2002年5月。独立を果たした東ティモールはポルトガル語諸国共同体に属して、旧宗主国のポルトガル語を公用語とした。インドネシアは、送り込んでいたあらゆる人材を引き上げ、この国は今激しい”キャパシティー不足”の只中にいる。

この間の細かな行き違いが2006年の動乱を招き、つい昨年の大統領襲撃事件などに繋がるわけだが、もうひとつの問題は、若者達のやるせなさだ。

千のトイレプロジェクトを撮った二人の写真家。

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僕らの東ティモール訪問団は、思えばゴージャスな顔ぶれだった。

8月に写真展を開催してもらう為、「作品」を撮りにご同行いただいたのは、写真家・小林紀晴さん。紀晴さんの写真展(@東急BUNKAMURA)については、改めてご案内を書かせていただくが、実は僕らはもう一人、ビッグな報道カメラマンにご同行願って、様々な写真を撮っていただいた。

 

それは写真家、会田法行さん。

会田さんには今回、作品ではなく素材用の写真をお願いすることになっていた。

いかつい体に坊主頭。はき古したコットンの短パンにTシャツ、肩からカメラを二本。そして、時々お気に入りのライカを使い分けて撮っていらしたように思う。(この写真の後姿が会田さんだ)

元アエラの編集長、蜷川さんの会社に同行カメラマンの手配をお願いしていたから、蜷川さんのこだわりネットワークによるキャスティングでこんなことになっていたと後から知った。

ただ者じゃない感じは当初からしていたのだが、あいにく詳しい経歴は存じ上げなかった。何と、歴戦の勇士だった。

 

そんな訳で、今回の千のトイレプロジェクトでは、二人のビッグな報道写真家が、それぞれに取り捲ってくれたことになる。ありがたい限りである。

それにしても、写真っていいな~と、この頃特に思う。  

自分で目にしたものは自分の目に焼きつけて、ココロのフィルムにしまうことが大切なのはもちろんだが、人生と言うたびの節々で、10年50年・・・100年残って、人と共有できる一枚の写真があるのはまた嬉しい。

ネピア 千のトイレプロジェクト

 

東ティモールの美女たち。

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IMG_5148.jpg

こちらの美女二人に説明は要らない・・・と思う。

 

村の小学校の生徒達だ。

NPO.jpgこちらの美女二人は、少々説明をさせて欲い。

左:伊藤洋子さん

右:中口美穂さん

お二人は、日本のNPO SHAREの東ティモール駐在のボランティアスタッフだ。

この地で、村人や子ども達の健康や衛生についての環境改善や啓発活動に従事している。

僕らは、東ティモール訪問2日目のこの日、村の小学校で「うんち教室」を実施して、子ども達にトイレと衛生の授業をした。

その時に、現地のティトゥン語を見事に操って通訳とサポートをしてくれたのがこのお二人だ。帰途の道すがら、SHAREさんの活動とお二人の熱い思いを聞いた。心が洗われた。

浦上教室.jpg

 こちらの美女は、ユニセフ日本協会の浦上綾子さん。

民間企業から転身して、世界を駆け巡って頑張っておられる。

 僕ら、千のトイレプロジェクトチームを、正しく導いてくれた先導者のような存在だ。

 

この写真は、「うんち教室」での1コマだ。

子ども達と接する時の、彼女の笑顔は100万$だといつも感じる。

 

 

ネピア千のトイレプロジェクト 

東ティモールで出会ったナカタ。

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 ナカ坂.jpg
僕らが、四月にユニセフ東ティモールを訪問させてもらって、最初に訪れた村は、既に水源とトイレの設置がすんだ模範的なケースの村だった。

首都ディリを出て車で30分ほどで、びっくりするくらい高地の、海を見下ろす村に着く。平地は少なく、家々は斜面に沿って点在する。

家々に設置されたトイレを見学させてもらうにも、這うようにして登る急斜面だ。

 上水道の設置は可能かもしれないが、水洗式のトイレを使えるような下水道の普及には、数々の難関がありそうに思えた。バキュームカーさえも通えない立地だ。

                        

ナカ&友.jpg

その視察の際に、僕らを珍しがって、ずうっとついてきたかわいらしい少年がいた。「ナカ~タ」「ナカ~タ」と、みんなが彼を呼ぶので、へぇ~、日本人のサッカー選手の名前みたいと思っていたら、何と彼の父親が、中田英寿のファンで、紛れもなく中田にちなんで付けられた名前だという。驚いた!スポーツの力は偉大だ。

高台から海を見下ろす景色は、とても僕のカメラには収まらない美しさだ。美しい風景が、上下水道の普及を妨げる現実でもあるという問題もある。

この斜面は、クルマも受け付けない。這うようにして登った、転げるようにして降りた。

最も、少年ナカ~タは苦もなく、道もない斜面を登ったり降りたりしていたが・・・

  見づらい素人写真で恐縮だが、去年ここに水源が引かれた(バナナの左)。それまでは、この子を抱く若い母親も、この谷を降りた、はるか下まで水を汲みにに行っていたのだと聞いた。

東ティモールを訪れた一週間で僕らが学んだことの数々は、馬齢を重ねた五十有余年には一度も知り得なかったことばかりだった。日本にいては当たり前のことが、当たり前ではないところに生を受けた人たちがいる。素敵な笑顔で暮らしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 (それにしても・・・ブログに写真を入れるのが、こんなに大変とは思わなかった!!!僕のリテラシーが、人並み外れて低いのか、ITの技術がまだまだなのか・・・ネット社会の便利さをフルに活用して生きるには、人の24時間は短すぎるという実感。アマゾンで買いすぎて、未だ読めない本に囲まれて・・・ブログで汗をかいて深夜に至る。)

 →ネピア千のトイレプロジェクト

 
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僕は、本当のユニセフを知らなかった。

実はこのプロジェクトを始めるまで、恥ずかしいことに僕は本当のユニセフを知らなかった。

 

手洗い.jpg

救済活動?慈善事業?ほどこし?・・・くらいのイメージしか持っていなかった。

始めてみて、少しずつ、少しずつだが・・・本当に分かった。ユニセフはすごい。

 

ユニセフの推進する「支援事業」は、救済でも施しでもない。

それは、途上国における「政府の活動」の代行に近い。国の民力の底上げを考えての地道な積み上げの活動だ。

 例えば、今回の東ティモール。ユニセフによる水と衛生の支援は2000年から始まっている。

彼らは先ず調べる。5歳未満時の死亡率。下痢の発症率。出産する母親の死亡率。学校のトイレと給水設備の普及率。就学率。退学率。村落の水源とトイレの普及率・・・。

あらゆるものを調べ、分析して、目標を立てる。 どの数字をどこまで下げる。 どの数値をどこまで上げる、と。

東ティモールの「目力」。

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ティモールを訪ねたネピアチームの、おそらく全員が感じた目力.jpgはずのことがひとつある。

それは、子ども達の「目力」の強さだ。

カメラを向けたときだけではない。普通にしている時にも、目に力がある。じっと、何かを見つめているあの「目」に、僕らは参ってしまった。

 

IMG_5140.jpg

視察訪問の時は毎朝早くに出かけた。

 しばらく走った頃に、村の学校の始業時間がやってくる。白いシャツの制服を着た子どもたちが、朝日に向かってゾクゾクと歩いてくる。何か、ぞくっと来るような力を感じた

  

目少女.jpg

この子は、山の上の村を訪ねた時の少女だ。

カメラを向けると、きちんと笑顔でポーズをくれた。

 可愛かった。

この子を可愛いと思わないやつは変だと思うくらいに可愛かった。

 

目力二人.jpg 

 

 

この子達は、学校の教室で撮らせてもらった。

じっと、僕が見られていた。

 

笑顔横.jpg

 

 

 この子にもやられた。

どうしたらこんな笑顔ができるのだろう。

 

東ティモールは、アジアで一番若い国だ。

この子達が大きくなる頃、この国は必ずいい国になっている。

石油があるし、鉱物も豊富だ。地味も豊かだし、美しい海と緑が一杯だ。

この笑顔を・・・いつまでも。

 

ネピア千のトイレプロジェクト

nepia 千のトイレプロジェクト

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”王様の耳はロバの耳!!”って感じで、ようやく言えるようになった「nepia 千のトイレプロジェクト」。

7月1日から10月31日まで全国キャンペーンの予定。―>http://1000toilets.com/

 

アイベックス以来四半世紀も、マーケティングとプロモーションの仕事をやってきて・・・どうしてかな?と、思うほど僕はこの仕事に入れ込んでしまった。(何だか、遅い青春って感じでちと、照れくさい/笑)。

熱い仲間が集まって、昨日は発表会(何とか)成功の山越え感で、実に熱く飲んでしまった。

おかげさまで、今日は朝から水ばかり飲んでいる。

ハンギングオーバーな頭で、あまり難しいことを書こうとすると馬脚を現しそうで怖いけれど、この高揚感はやっぱり・・・このプロジェクトの性格と構造にあるように思う。

つまり・・・上手く言えないのだけれど、今まで僕が係わって来たさまざまな仕事は・・・言ってみればどれも、情報の発信者(=売り手)が、何とかして、受け手(=買い手)に好印象のメッセージを届けようという、工夫、小細工、の連続だったように思う。それが、コミュニケーション、プロモーションだと信じきって、僕も一生懸命ない知恵を絞ったものだ。

 

発表会前日の高揚。

昨年秋から取り組みを始め、4月には、総勢十余名で、遥か東ティモールまで出かけて準備を進めてきていた「プロジェクト」が、いよいよ明日19日に記者発表会でリリースの運びだ。

中身を書きたくてたまらないのに書けない、このジレンマもあと24時間だ。

明日正午カットオーバー予定の、プロジェクトHPの一字一句。発表資料のPPTのアニメーションから、Q&Aの項目。何より大切なお弁当の手配まで。最後の最後まで、メールが飛び交いケイタイが鳴り捲っている。コンセプトからディティールまで。着想から着地まで。は、アイベックスの時代から僕が”モットー”にして来たことなのだから、全く持って”ホンモー”の限りだ。

それにしても、このプロジェクトは学ぶことの多いプロジェクトだった。いやこれからもきっと、学びっぱなしの時間が続きそうな気がする。

いわゆる”CSR”と言ってしまえば簡単なのだが、取り組んでみると簡単ではなかった。今回ばかりは、今までに経験したどのキャンペーンやプロモーションとも全く違う。六十に近いオヤジのあふれる経験?をもってしても、計り知れないこと・歯の立たないことの連続だったように思う。

表現コピー・写真使い・トーナリティー・色・形・・・。 何よりも、メッセージの”本心”が問われる。

さまざま工夫を凝らして、目立てばコウカ、振り向かせればユウコウ。手にとらせればワザアリで、買わせればイッポン!と言うのが、今までのマーケティングだとしたら、今回は全く違うルールと評価の基準で、新しい競技に参加した思いだ。

CSRとソサイアタル・マーケティング。

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あるところから原稿を頼まれて・・・今書きたいことを書いてみた。

字数は聞いていたのだけれど、ついつい、倍くらいの分量になってしまって、

こいつは”ボツ”と決まった。

もったいないからブログの埋め草に・・・・あれ?前もこんなことして、編集者に怒られた??

今度は大丈夫?かな??

 

ムチャクチャ長くて、つまらないと思いますので、

よほど・・・お暇な方だけどうぞ。本当です。

プロフィール

VM Lab 辻井 良一

1983年セールスプロモーションの企画制作会社「株式会社アイベックス」を設立。プロモーション・プランナーとして、「売れる仕組みづくり」をキーワードに、さ まざまな企業の販促キャンペーン、市場導入プラン等に携わる。日本初のネットキャンペーン、キリンビバレッジ社「ネットでFIREキャンペーン」などを手がける。
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25年間プロモーションの最前線で、「売れる仕組みづくり」に携ってきた私、辻井良一(DG&Ibex創業者)が主宰する、「これからのマーケティング」を考えるラボです。
www.vmlab.jp

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